2019年秋期タカの渡り速報
2 青森 龍飛崎  定点調査地
(Cape TAPPI, Aomori)
更新:2019/11/10

 ( 2019/09/01 - 2019/11/10 ) 調査終了

場所: 青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩龍浜
Cape TAPPI, Sotogahama, Higashitsugaru District, Aomori, Japan
( 41°15′30″N    140°20′33″E    EL:115m) map_mark
調査: 原 星一

注:記載数値は速報値であり、最終記録は報告書による
内容の転記はご遠慮ください
numerical data in this table are short report.
so, please refrain using this data
without permission of the observer.

9/17 up
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月/日
Month/Day
天気
Weather
時 間
Investigation Time
ハチクマ
Pernis
ptilorhynchus
ノスリ
Buteo
buteo
ツミ
Accipiter
gularis
ハイタカ
Accipiter
nisus
オオタカ
Accipiter
gentilis
チゴハヤブサ
Falco
subbuteo
その他タカ others タカ類計
A total of Raptors
羽数 種毎の羽数
合計
season total
308 7105 224 546 164 20 84 8451
11/10 晴れ 08:45-12:00







0
11/09 曇り 08:30-12:00







0
11/08 曇り一時晴れ 09:00-13:00







0
11/04 晴れ一時曇り 08:00-12:00
4

1


5
11/03 晴れ 07:00-14:20
4
2 1


7
11/02 晴れ 07:30-13:00
3
4 1


8
11/01 晴れ時々曇りのち雨 09:00-13:00







0
10/28 晴れ 07:00-14:00
220
26 3
6 オジロワシ2 トビ3 ハイイロチュウヒ1 255
10/27 晴れ一時曇り 06:30-14:20
9
15 1


25
10/26 曇り時々雨 07:00-14:00
2
2



4
10/25 曇り一時雨 06:00-08:00







0
10/24 晴れ一時曇り 07:00-14:00
50 4 40 3
3 トビ1 ハヤブサ2 100
10/23 曇りのち雨のち晴れ 06:00-16:00
887 10 238 43
13 オジロワシ1 トビ5 ミサゴ2 ハヤブサ4 コチョウゲンボウ1 1191
10/22 曇り 08:00-16:00
364 1 28 3 1 4 ハヤブサ3 ハイタカsp.1 401
10/21 晴れ 07:00-15:00
206 1 27 2
4 ハヤブサ2 トビ2 240
10/20 晴れ 07:20-16:00
149
22 2


173
10/19 雨一時曇り 00:00-00:00







0
10/18 晴れ 06:40-15:00
15
8 4


27
10/17 晴れ 07:00-14:20
17 1 9 3
2 チュウヒ1 チゴハヤブサ1 32
10/16 曇り一時晴れ 07:00-15:00
47
5 1


53
10/15 晴れのち快晴 06:30-15:00
119 2 15 9
1 ハヤブサ1 146
10/14 晴れ 05:50-16:30
2136 9 44 11 1 13 サシバ1 トビ7 ハヤブサ4 ハイタカsp.1 2214
10/13 曇りのち快晴 07:00-15:00 1 428 3 23 17 1 7 トビ3 ハイイロチュウヒ1 ハヤブサ2 ミサゴ1 480
10/12 00:00-00:00







0
10/11 曇り 05:30-15:50
267 18 3 5 1 2 ハヤブサ2 296
10/07 曇り 07:00-16:00 1 804 20 12 6 6 2 ミサゴ1 トビ1 851
10/06 晴れ 05:30-16:30
621 69 13 15 3 8 オジロワシ1 ミサゴ1 トビ4 ハヤブサ2 729
10/05 晴れのち曇り、一時雨 05:50-15:10 3 109 26 7 8 1 5 ミサゴ4 ハヤブサ1 159
10/04 雨のち曇り 08:00-15:30







0
10/03 曇り 06:30-15:00







0
10/02 晴れ 05:30-13:30 9 243

7
1 ミサゴ1 260
10/01 快晴のち晴れ 07:00-14:00 5 288 10 1 5 2 2 ミサゴ2 313
09/25 晴れ 07:30-14:30 3 3 6
1


13
09/24 快晴のち晴れ 08:00-13:30 7
1
1


9
09/23 雨一時曇り 00:00-00:00







0
09/22 曇り一時雨 06:00-15:00 38 58 22 2 6 2 5 ハヤブサ3 ミサゴ2 133
09/21 晴れ 14:00-16:10 5 12



2 ハヤブサ1 チュウヒ1 19
09/20 晴れ 06:00-12:30
2 0




2
09/16 曇りのち晴れ 05:00-14:00 2
1




3
09/15 曇り 05:00-14:20 15 14 4
1 1 1 ハヤブサ1 36
09/14 晴れ 06:00-16:00 84 19 10 0 2 1

116
09/09 晴れ一時曇り 06:30-14:00 23
1




24
09/08 晴れ 06:30-15:00 14
0
1


15
09/07 晴れ 07:30-15:50 40 2 4 0

1 ミサゴ1 47
09/06 曇りのち晴れ 07:00-13:30 20




1 ミサゴ1 21
09/05 晴れのち曇り 06:00-14:00 1
0


0 オオタカ0 1
09/04 快晴 06:30-15:00 37 3



1 ハヤブサ1 41
09/03 曇り一時晴れ 08:00-12:30



1


1
09/02 曇り時々晴れ 06:00-12:00

1




1
09/01 晴れ 08:00-14:00







0
注:ハイタカ(不明含む)については( )内に逆方向個体を記載。計は逆向きも加算。戻り個体は-(マイナス)で記載し、計は減算。

11/10 天気も良く、この時期とはいえ少しくらい渡ってきても良いと思うのだか今日もタカは渡らず。小鳥も少なくなり葉っぱも落ち、冬の足音を感じる。本日をもってこのシーズンのカウント調査を終了いたします。関係者の皆さま、遊びに来てくださった友人知人の皆さま、ありがとうございました。今後、天気の良い日に様子を見に来ることがあれば更新するのと、サボっていた龍飛崎日記を少しずつ更新していく予定ですので、時々覗きに来ていただければと思います。(原、沼田)
11/09 前日同様の天気でタカの渡りはなし。早めに調査を諦め近所のヤマセミやレンジャクたちを観察するなどして遊ぶ。夜には今季初めてのコミミズクに出会った。(原)
11/08 気温も下がり西風も強く、まだ慣れてない身体にはきつい寒さ。海ワシの1羽でも渡ってこないか期待したが、それどころかセグロカモメの渡りが多く見られた以外はほとんど鳥のいない時間が続く、しんどい日となる。(原)
11/04 前日夜には、またたくさんの小鳥が渡った。遅めの時期に飛来する鳥も多く見られる。ある意味それが予報だったかのように、日中はミソサザイ、ルリビタキなどの姿が目につく。ニシオジロビタキはより観察しやすくなり、何度も楽しませてくれる。渡りも終盤で鳥は少なくなったが、それでももう少し楽しめそうだ。(原、沼田)
11/03 天気は良いのだかタカの姿がなかなか見つからない。ホシガラスが好調で、最大同時に8羽が上空で群れる。ヒガラはだいぶ少なくなったが、その他にヒレンジャク、キレンジャク、ベニマシコ、キクイタダキ、ニシオジロビタキなど様々な小鳥も現れ、龍飛はタカがいない日でも十分楽しめることを改めて実感できる良い一日となった。(原、沼田、岡田)
11/02 朝のうちはハギマシコやベニヒワの観察を楽しむ。相変わらずの強い西風で渡りの気配は薄い。夜には風が弱まり小鳥が多く渡る。ツグミやシロハラ、ウグイスなど遅い時期に渡る鳥が多い中、ヨタカやクロツグミ、コマドリなど夏鳥の姿も。(原、岡田)
11/01 強い西風が吹きついて寒い。渡るタカの気配はなく、天気も崩れてしまう。夜には天気が回復するが海上は強い西風のまま。それでも小鳥やヨタカは渡っていたようだか、突風に翻弄されあらぬ方向に飛ばされたり、付近に不時着するウグイスの姿も。(原)
10/28 西風が強いものの日差しもあり、昨日のような寒さはない。タカは高野崎方面を多くが渡り、ノスリに混じってオジロワシやハイイロチュウヒの姿も。ノスリは大半が成鳥。既にカウント数の合計も良い数になってきており、北方にどれだけ残っているか気になるところだが、今日はそこそこ渡る数も多く、まだ先の時期への期待も膨らむ。今月11日から連続での調査は一旦区切りとなるが、数日留守にしたのち11月も調査を続ける予定。(原、赤松)
10/27 朝から強い西風だが、今日もヒガラは多く賑やか。渡るタカは少ないが、カモメが風を利用して飛翔しているかのような飛び方で、ポツポツと岬の真上を通過していく。夜間も西風が強いものの、たくさんのツグミ類やホオジロ類が渡った。ルリビタキも多く、コマドリやオオコノハズク、ヤマシギなどの渡りも確認。夜の渡りは深夜2時頃まで途切れることなく、今夜も多くの鳥が夜に渡っていることを肌で感じる。(原、沼田、赤松)
10/26 思った以上に天気の悪い一日。僅かながらに渡ってきたノスリとハイタカが全て近かったのが救い。こんな天気でもヒガラはそこそこ多く、一部はハヤブサにさらわれていく。今年の秋はもはや見慣れた光景。このヒガラフィーバーはいつまで続くのだろうか。(原)
10/25 朝から強い東風がビュービュー吹き荒れる。こんな時は通常何もいない寂しい場所になりがちだか、そんか状態でもヒガラがそこそこいるのは今年のすごいところかもしれない。風速は20m/sを超え、早々に調査を諦める。(原)
10/24 昨夜は遅い時間までツグミ類やホオジロ類などの小鳥が相当数海峡を越えてきたようだ。タカの渡りは7時半頃から始まる。数は多くはないが1〜数羽ずつじっくり観察出来るペースで、何より大半が側近を通過するのが嬉しい。時にハイタカ幼鳥が地面スレスレを飛んで観光客が驚く場面も。ベニヒワ、ハギマシコ、アカゲラなど小鳥の種類も数も多い。カラ類では、今日はシジュウカラも多め。昨日ほどの派手さはないものの、常に何かしらの鳥が周囲にいるので、なかなかの忙しさ。(原)
10/23 朝、ノスリたちが飛び始めた頃に見事な虹がかかったところで周辺は雨雲に包まれる。ノスリの渡りが止まりかけ残念がっていたところ、雨雲から逃れるかのように、ヒガラを中心とした小鳥たちが次々に降り立つ。その数は増える一方で、たちまち岬はおびただしい数のヒガラたちで溢れ、雨に濡れるのも忘れて呆気にとられるほどの感動的な光景。その間、何万羽が通過しただろう?雨の中、上空を渡ってくるノスリたちが正直どうでも良くなるほど。雨が上がると今度はタカたちの出番となり、いろんな種が次々と近くを通過してこちらも見事。今度は周辺にまだ残る小鳥たちの存在が霞む。ハイタカやオオタカが目立ち、そのうの膨らむ個体が多く、ときに小鳥を掴んだまま渡ってくる。まだ書き足りないくらいに内容の濃い、一生記憶に残るであろう一日となった。(原)
10/22 タカは近くを通るものと遠いものとに分かれてしまいカウントが難しい。当地としては珍しくホオジロがたくさん飛来し、30羽程度の大きな群れも渡ってきた。ベニマシコ初認。(沼田)
10/21 前日までの風も収まり大いなる期待を持って定点に立つ。しかし現実は厳しく岬の東側のツブツブを数える時間が大半でスコープを覗いてもなにも見つからない時間も多い。数字ほどの見た感を感じられない修行のような1日となった。(塚田、沼田)
10/20 西風が強めで白波が立つ。タカたちは朝から飛び始める。ノスリ10羽前後の群れがまとまって通過するたび静まりかえり、しばらく時間をおいてまた次の群れが飛来というサイクルを繰り返す。その群れに、時々ハイタカも混ざる。旋回するたび風に煽られて東に流されてしまう。青い海をバックに真っ白なオオハクチョウ7羽とコハクチョウ3羽の混群が渡っていったのが印象的。(原、沼田、塚田)
10/19 昨夜は強めの東風の中、ツグミ類やアオバト、アオジなどが多く海峡を渡った様子。朝には雨が降り視界も悪く、タカの渡りは望めないので、連日続く昼夜の調査による疲れをとるため調査はお休み。(原)
10/18 青空が広がり風も強すぎず、いかにも渡ってきそうな天気なのだがタカの渡りは不調。ヒヨドリなどの渡りは好調で、付近に群れが到着するたび賑やかになるが、一部はやはりハヤブサの餌食に。朝のうちに付近に居座ったホシガラスは先日のとは別個体。オオハクチョウやマガンの渡りを僅かながらに記録する。ベニヒワ初認。(原)
10/17 昨日よりは強くない西風。条件は悪くないのだが、渡るタカは僅かで、ここのところ絶好調だったヒガラたちも少なく、ちょっと物足りない一日。ミヤマガラスの群れは大きくて300羽程で、合計1000羽弱が通過する。観光客が少なくなったからかここのカラスたちが度々近くに現れ、時々首を傾けて上空を渡るノスリやハイタカを見つけてくれるのでありがたい。(原)
10/16 西風が強く、海上には白波が立つ。冬に近い装備でも、日差しがないと寒さを感じる晩秋のような空気。少数ではあるが、風に耐えながら頭を西寄りに向けて渡ってくるタカをポツポツカウント。今季初めて頬のあたりまで赤いハイタカの雄成鳥を観察。ハギマシコ初認。(原、沼田)
10/15 朝からほとんどのタカが絶望的に高く、目印の雲のそばを通った時ですら見つけるのに苦労する。真上を双眼鏡で、または斜め上をスコープで探す必要がある程で、今日は見逃しもいつも以上に多そうだ。そんな中、ホシガラスの幼鳥1羽が何度もこちらの近くに様子を見に来る。時に高く舞い上がり南へ向かう素振りを見せるも、結局急降下して元の位置に戻ってくるのを繰り返して笑ってしまう。ここのハヤブサが朝一にアオバトを捕食していなかったら危なかったのではなかろうか?(原)
10/14 朝のうちはタカの渡りは低調だったが、ヒヨドリの群れにハヤブサやカモメ類が襲いかかるシーンや、ガンやハクチョウの渡りを楽しむ。11時を過ぎた頃から一気に忙しくなり、西側海上は海や空をバックにノスリだらけ。午後には上空を通過する個体が増え、西陽に照らされ何度も出現するタカ柱がとても美しく、夕方まで渡りは続く。その中に1羽のサシバも登場。カウントによる疲れはあるが、とても充実した一日となった。(原、沼田、宮澤、田谷)
10/13 ハイイロチュウヒ幼鳥1羽が眼下から現れたところで一日が始まる。8時前に青空が広がりはじめ、台風で足止めされていたのか、西側遠方の海上をノスリが一気に80羽ほどが通過。8時台には頭上の青空にたくさんのノスリが現れさらに忙しくなる。その後はやや落ち着くものの、ハイタカやオオタカなども混ざり、1羽ずつじっくり観察を楽しめる程よいペースで、13時ごろまで頭上のどこかにタカがいるような楽しい時間を過ごす。昨日の台風でお腹が空いていたのか、ここのハヤブサがカラ類を捕食する場面を何度も目撃。(原、沼田、田谷)
10/12 台風のため調査中止
10/11 緩やかな東風。昨日の晴天時に多く飛んでしまったのか、期待に反して数は伸びず、多くは西側の海上を飛んでしまいあまり見た感じがしない。ガンの群れも西側、あるいは東側遠方ばかり。ヒヨドリの大きな群れ、当地では数少ないコシアカツバメが好調だった以外は、この時期としてはイマイチな渡りとなってしまった。今日いちばんの見どころは、調査終了間際に起きた隣接するハシブトガラスの夫婦同士による激しいなわばり争い。(原、田谷)
10/07 昨夜は深夜にかけてかなりたくさんの小鳥、ヤマシギなどが津軽海峡を南下した様子。タカは9時前から続々と現れ、ノスリは目線の高さ付近を次々を通過する。午前中は我々のすぐそばを通るものが多い。その間、タカを見る双眼鏡やスコープの視野に、度々アトリ類やカラ類など様々な小鳥の群れが入る。南西沖へと向かうマガンも合計1300羽ほどをカウントし、周辺は渡り鳥だらけの素晴らしい時を過ごす。昼過ぎにはタカは西側の海上を飛ぶものが多くなってしまうが、全体的には今季いちばんと言えるような龍飛の楽しさが詰まった一日となる。(原、松宮)
10/06 緩やかな東風で、気温は高くないが日差しが暖かい。途中まで西側海上の高空を渡るタカが多く欲求不満な時間が長いものの、昼前くらいからは真上を通過するタカが多くなる。オジロワシ幼鳥の飛来とともに様々なタカが集まる様子は滑稽。夕方近くなると大半のタカが真上を通過し、十数羽のノスリが柱になる光景も。小鳥やガン類、カモ類、カモメ類の渡りも度々見られ、ヒレンジャクを初認するなど盛りだくさんの一日。(原、松宮)
10/05 強い西風。ツミ18羽の集団が見られた以外は、タカたちはほとんど群れることなく1羽か数羽で近距離や遠方、低空から高空まで散り散りに渡り、朝から15時前までの間、探せばどこかしらにタカが見つかるという時間が続く。小鳥は強風のためか高く舞い上がり、肉眼では見えない高さを多数が通過した様子。マガンの群れも数回見られ、今日も一日楽しく調査。(原)
10/04 悪天候で調査を休めると思っていたらそうではなかった。風は緩やかだが海上はうねりが大きく、台風の存在を実感。少数のヒガラやマヒワなどを除き、渡りの気配はほとんどなし。いちばんの収穫は、大勢の観光客対応への秘策がある程度は効果がありそうなのが実感出来たこと。(原)
10/03 緩やかな東風。霞がさらにひどく、北海道の方は見える気配がない。そのせいかタカは全く渡らず。そんな中でも小鳥の渡りは朝から断続的に続き、特にヒガラは昼を過ぎても群れが次々と到着するため、楽しい時間は続く。(原)
10/02 霞がかかる重い空気のためか、多くのタカの高度が低く、岬より低いところを海をバックに次々と通過する場面も。小鳥は今日も賑やかで、春ほどではないが、ヒガラなどが観察者のそばをヒュンヒュン飛んだりしてびっくりする。早朝はノビタキやクロツグミが比較的多く、アオジ、クロジ、オオジュリンなどのホオジロ類も目立ち始める。(原)
10/01 空気がかすみ、東側やや遠方を飛ぶノスリたちが見づらい。全体に遠くを見る時間が長いが、ノスリ、ハチクマ、オオタカ、ツミが側近から次々と現れ、ここのハヤブサ夫婦と入り乱れる場面はかなりの見応え。小鳥も多くあちこちで渡る群れが見つかり、ノビタキ、コシアカツバメなどの夏鳥のほか、マヒワ、アトリなどの冬鳥も目立ち、不在の間にも季節が一歩進むんだのを実感する。(原)
09/25 昨日ほどではないが強い西風。渡るタカは少なく、しかも時にはハチクマサイズでも肉眼で見えるギリギリの高さを通過する。低いものは西風によろけながら、飛びにくそうにしていた。渡っているのか分からないツミの幼鳥たちが度々現れる。(原)
09/24 台風後の強い西風が残り、朝から白波が立つ。そんな中、少数ではあるが風に乗って羽ばたかずに、滑るようにして渡ってくる。夜間はマミチャジナイ、アカハラなどのたくさんの小鳥が海峡を超えてきた様子。(原)
09/23 台風のため調査は中止
09/22 朝6時ごろ、ハチクマの幼鳥が真近に現れる。一時雨が降るが、その後の10時頃からはタカが次々に、主に東側を通過。全体にやや遠いが、空気が澄んでいてスコープでは色模様がはっきり見えるものも多い。渡るタカの種類が多く、小鳥も賑やかな時間があり、なかなかの充実感。(原、沼田、中濱)
09/21 遅れて参戦。夕方近く、西日に照らされるハチクマやノスリが美しい。ポツポツではあるが、16時近くまで渡りは続く。チュウヒは真上近くの高空を通過。(原)
09/20 昨日ほどではないようだが西風が強く、白波も立ちっぱなし。僅かばかりの強者ノスリを数えるのみで、今シーズン一番つまらないくらいの調査となる。(原)
09/16 ヒガラの群れは昨日より大きく、ニュウナイスズメやエゾムシクイなどの小鳥で一時賑わうものの、渡るタカはほとんどなし。定点の近くには、ボタンを押すと津軽海峡冬景色が流れる歌謡碑があるのだが、今日6時から13時までで歌が流れた回数は56回とのこと(東北大学野鳥の回調べ)。(原、沼田)
09/15 風がなく蒸し暑い曇り空。ヒガラ10羽前後が何度となく現れ賑やか。序盤はハチクマ数羽が近くを通過するなど、今日も楽しくなることを期待させたが、次第に高くなり、しかも後半はノスリがメインで不穏な空気。とはいえハチクマは成鳥ばかり。まだ北方にハチクマがたくさん残っていることに期待したい。(原、沼田)
09/14 連休初日ということもあり観察者が多く、次々にタカが見つかる。ハチクマは期待してたほど多くは渡らなかったが、近いものが多く、双眼鏡でも色模様がキレイに見えて、数以上の満足感を味わう。セグロカモメ初認。(沼田、原)
09/09 西風は久しぶりだが、暑い日が続く。風に流されてか今シーズン初めて東側遠方のハチクマを数える。それでも7羽が次々とすぐ上空を通過する場面も。次は台風後の連休あたりに調査予定だが、それまでに大きな群れが通過しないことを祈るばかり。(原)
09/08 朝から晴れるが湿度が高く、北海道が見えない。ヒガラ、ニュウナイスズメ、メジロなどの小群がちらほら。昼前に北海道がうっすら見え始めるとハチクマがやってくるが、上昇気流がないのか低いところを海をバックに、もしくは岬付近の低いところを通過する。ここ数日北海道が常に霞んでいるが、これが取れれば大きな群れが来るだろうか?(原、沼田)
09/07 真夏のような暑さを感じる一日。熱中症がこわいので視界を犠牲にして日陰にてカウント。ハチクマは序盤に最大8羽がまとまるものの、その後はポツポツ。時折低空に現れてドキッとする。カケスの群れが1羽を執拗にイジメていると思ったら、いじめられてたのはホシガラスだった。(原)
09/06 風がなくて蒸し暑く、北海道は霞む。重い空気の中、一生懸命に羽ばたき岬を目指していつもより低めに飛来するハチクマたちは、疲れのせいか口の開いている個体が目立つ。今日の渡りは成鳥のみ。次に条件が良くなる日は、それなりに忙しくなるのではと期待させられる動きに感じる。(原)
09/05 今日も暑い一日。唯一渡ってきたハチクマは幼鳥で、我々のすぐそばを通過。岬付近をうろつく渡らないノスリがいつも以上に多く、最大10羽がプカプカする。ツミやオオタカも混ざり、視界の中にタカがいる時間は長く退屈はしない。(原、沼田)
09/04 朝から青空が広がり、風もなく残暑の一日。ハチクマはまだ単独か2羽でポツポツと通過する程度と渡り本番の様相はないが、既に幼鳥を6羽記録。ほか31羽は全て成鳥。ノスリも一部は動き始めているようだ。(原)
09/03 寝坊。昼近くまでどんより曇り空で北海道がかすみ、まだハチクマの姿は確認できず。ここの住人のハシボソガラス夫妻やハヤブサなどを見ながら過ごし、夜間の観察に備え早めの調査終了。(原)
09/02 朝はコサメビタキ、キセキレイ、ハクセキレイ、ニュウナイスズメなどがちらほら。渡るタカはほとんどなく、ツミの幼鳥1羽が真上を通過したのみ。いかにも海峡を越えてきたかのようなホシガラス5羽が、頭上を南下して行った。昼前には風が強くなり、早めの撤収。(原)
09/01 青空が広がるものの西風が強く、渡りの気配はほとんどなし。岬周辺をうろつくトビの集団を見て、カウント本番へ向けての準備運動。夕暮れ時、海峡を越えてきた様子のダイサギ5羽が、岬周辺の林にねぐらをとる。何事もなければ、今夜はここで過ごすようだ。(沼田、原)