2012年春期タカの渡り速報
3 北海道 宗谷岬 定点調査地
更新:2012/04/11
( 2012/02/29 - 2012/04/11 )
調査終了
場所:
1.北海道 稚内市宗谷岬
(45°31′21″N 141°56′12″E EL:3m)
2.北海道 稚内市泊内
(45°28′55″N 141°58′06″E EL:5m)
( 45°31′21.07″N 141°56′12.61″E EL:3m)
調査:
楠木 憲一
注:記載数値は速報値であり、最終記録は報告書による
内容の転記はご遠慮ください
numerical data in this table are short report.
so, please refrain using this data
without permission of the observer.
北海道 宗谷岬 概要
Japanese text Only
通過羽数推移グラフ
(graph)
コメント
Japanese text Only
過去の記録
(Past Record)
List of Species in this Site
月/日
Month/Day
天気
Weather
時 間
Investigation Time
ノスリ
Buteo
buteo
オオタカ
Accipiter
gentilis
オオワシ
Haliaeetus
pelagicus
オジロワシ
Haliaeetus
albicilla
トビ
Milvus
migrans
その他タカ
others
タカ類計
A total of Raptors
羽数
種毎の羽数
合計
season total
−
−
12
12
6138
1708
2
4
−
7876
04/11
曇、NW風力6
05:10-10:00
0
0
0
0
0
0
0
04/10
快晴
05:10-14:30
0
0
59
19
0
0
78
04/09
曇
05:10-14:00
0
0
3
9
0
0
12
04/08
晴
05:15-14:00
0
0
117
36
0
0
153
04/07
晴
05:15-15:30
11
6
406
144
0
2
ハイタカ2
569
04/06
雪後曇
05:25-15:45
0
0
312
144
0
0
456
04/05
曇時々雪
00:00-00:00
0
04/04
暴風雪
00:00-00:00
0
04/03
曇後雪
05:25-11:10
1
1
75
19
0
0
96
04/02
晴後雪後曇
05:25-14:30
0
2
147
50
0
0
199
04/01
晴後雪後曇
05:30-15:00
0
3
194
127
0
1
ケアシノスリ1
325
03/31
曇
05:40-14:00
0
0
158
124
0
0
282
03/30
曇
05:30-11:00
0
0
9
16
0
0
25
03/29
雲
05:35-13:00
0
0
16
19
0
0
35
03/28
快晴
05:35-14:30
0
0
280
109
0
0
389
03/27
雪後晴
05:40-15:10
0
0
387
120
0
0
507
03/26
雪時々曇
05:40-14:30
0
0
0
7
0
0
7
03/25
快晴
05:35-15:30
0
0
444
86
0
0
530
03/24
曇
05:40-15:30
0
0
105
47
0
0
152
03/23
晴
05:40-15:30
0
0
174
50
0
0
224
03/22
快晴
05:40-15:45
0
0
317
46
0
0
363
03/21
曇後晴
05:35-16:00
0
0
221
61
0
0
282
03/20
吹雪、強風
00:00-00:00
0
03/18
曇
00:45-00:00
0
0
85
49
0
0
134
03/17
曇
05:40-14:00
0
0
53
10
0
0
63
03/16
快晴
05:40-15:30
0
0
450
108
2
1
ケアシノスリ1
561
03/15
晴
05:40-14:30
0
0
161
31
0
0
192
03/14
晴時々雪
05:45-15:30
0
0
132
6
0
0
138
03/13
曇後快晴
05:40-16:15
0
0
364
92
0
0
456
03/12
晴後曇
05:40-14:00
0
0
330
41
0
0
371
03/11
曇後晴
05:40-16:10
0
0
187
33
0
0
220
03/10
曇後快晴
05:30-15:20
0
0
310
32
0
0
342
03/09
曇後雪後快晴
05:40-16:30
0
0
262
25
0
0
287
03/08
雪
05:40-15:00
0
0
0
0
0
0
0
03/07
雪
05:40-14:00
0
0
0
0
0
0
0
03/06
曇後雪
05:45-15:00
0
0
0
0
0
0
0
03/05
雪後曇後晴
05:45-15:00
0
0
223
3
0
0
226
03/04
雪後晴
05:40-15:00
0
0
87
11
0
0
98
03/03
晴後曇
05:55-15:40
0
0
27
13
0
0
40
03/02
晴後曇、NNW、風力4
05:45-14:20
0
0
43
21
0
0
64
03/01
曇、WNW、風力5
05:40-15:00
0
0
0
0
0
0
0
02/29
快晴、NW 風力4
05:40-14:30
0
0
0
0
0
0
0
注:ハイタカ(不明含む)については( )内に逆方向個体を記載。計は逆向きも加算。戻り個体は-(マイナス)で記載し、計は減算。
04/11
曇り空で強風、霞み強く出ていかなかった。出てきたオオワシ5羽、オジロワシ21羽は全て引き返した。今年のオオワシ調査は今日で終了です。ワシ達は北に帰りますが、私は南に帰ります。たくさんの応援や差し入れを頂き、本当に有難うございました。
04/10
何故か今日は、出ていかずにウロウロしたり、引き返すものが多かった。いくら未成鳥が多くなっているとはいえ、この上天気でオオワシの引き返しが114羽、オジロワシ28羽、出た羽数の2倍が引き返すとは、いったいどうゆうことなんだろう?サハリンは1日中見えていなかったが、成鳥や亜成鳥までが幼鳥と全く同じ行動をするのは不思議すぎる。ところが殆んどのワシが引き返しているなかを、普通に渡って行くものもある。なかには幼鳥でも行くものもある。とても私達には理解できない世界だ。
04/09
今日はタカ類の飛ばない条件が全て揃っていた。暇なので、宗谷のオジロワシペアの巣材運びをテストしてみたくなり、いつも巣材を採りに来ている場所に、観察地の近くからアシの枯れたものを切り取って、雪のうえに置いて様子を見ていた。一時間もしないうちに雌が飛来して、置いたアシのうえ2〜3mで両脚を伸ばしてホバリングを始めた。「これは上手く持って行くのかな」と期待して見ていたら、そのままの姿勢で東に10m程移動して、丘の風上側の枯れ草を掴んでいった。今日の風はいつもと違って東風、リッジの位置が反対だった。失敗・・・
04/08
昨日の終わり方からの予想のとおり、最高のお天気なのに、朝は全く飛ばなかった。8時半から出始めたが、9時半過ぎに海峡に雪が降りだすと、みんな引き返してきた。天気が回復した10時過ぎから再び出ていったが、今日も午後は殆んど飛ばない。宗谷で繁殖しているというオジロワシのペアが巣材運びをしているが、柔らかい草ばかり運んでいるので、産卵時期が近くなっているのかもしれないな―。
04/07
長期間調査を続けているとこんな日もあるんだという1日だった。最高の渡り日和のなか、5:17から小群のオオワシとオジロワシが切れ目なく出てくる。年齢の識別も双眼鏡でできる程近くを飛ぶ、午前中が中心で午後はあまり飛ばなかったのに、なんと400羽オーバー。今日はオオワシのA・Jの割合が逆転してJが多くなった。おかげで、未成鳥の写真もたくさん撮れた。今季最高の調査日だった。
04/06
朝5時台に6羽でたあと雪になる。11時に空が良くなると待ちかねたように飛び始めた。しかし、ピークは13時からだった。僅か2時間でオオワシ247羽がでた。3日に近い位お天気が悪く、ワシ達が溜まっていたとはいえ、この羽数はなんだ!! オジロワシも同様なのだが。そのうえ、成鳥がまだこんなにたくさん残っているのも驚きだが・・・・
04/05
低雲で暗い曇り、風が強く時折雪が降る。サハリンは雪の合間に時々見える。今日も調査なし。
04/04
猛吹雪で観察不能、国道も通行止めになった。でも、良いこともある、風が強烈で車の屋根には全く雪が積もらない・・・、が、車の後ろには雪の山が出来ている。今日もチクワとドライで1日終了!!
04/03
朝からどんよりの曇り空に風車が止まりそうな弱い南風で全く飛ばなかったが、8:30から飛び始めた。30分で70羽が出た。その後は暗い曇り空になり、ビタリと止まってしまった。11時前から雪になり本日の観察終了。あとは下関からの美味いチクワでドライ生活!!!!
04/02
今朝5:26から飛び始めて、途切れることなく9時過ぎまで順調に渡りが続いた。しかし、9時半からは雪になって風も強まり、地吹雪になる。11時頃から空は回復したが、風は強いままで、全く飛ばないまま終了。ここ数日5〜15羽程度のトビの群がときたま出てくる。結構まとまって渡っているんだなー。
04/01
今朝5:33から飛んだ。南の丘の上に10〜20羽のタカ柱が次々にできる。早朝の3時間だけでオオワシ220羽、オジロワシ93羽、識別、カウントは大忙しだ。9時前から雪になり引き返しが出始めて、オオワシ50羽とオジロワシ16羽が帰ってきた。その後中断し、雪が止んだ13時過ぎから再び飛び始め、1時間程でオオワシ28羽、オジロワシ50羽が一斉に出ていった。幼鳥がどんどん増えてきているが、数羽の群で高く飛んでいるものは殆んどが成鳥だ。
03/31
今日もどんよりの曇り空。しかし、ワシ達はどんどん出てくる。オオワシの最大の群33羽とオジロワシ20羽の群が、なんと一緒に出てきた。こ・れ・は・・一体どうなっているんだ〜〜〜の世界。朝、ホオジロハクセキレイが近くにやって来たのに乱暴な車が飛ばしてしまった。観察地のすぐ後ろで雪崩が発生し、40m位の幅で崩落した。数日前から暖かく、積雪斜面に大きな割れ目ができ落ちそうになっていた。崩落した現場は雪ではなく、大きな氷の瓦礫の山になっている。知らなかった。・・・! 雪崩って氷の塊が落ちて来るんだ!!
03/30
昨日と同じ空に強いS風、ワシの動きも昨日と全く同じだった。しかし、カラスは50羽程の群どんどん渡って行く。強い風を気にしているようには見えない。愛媛で見ているカモが海に浮かぶようになったら、あれほどたくさんいた、シノリガモが見えなくなってしまった。一昨日はあんなにいたのに。小鳥類も増えてきた、ハクセキレイも来ているが、何故か♂ばっかり・・・・
03/29
明るい曇り空だが、強烈なSWの風で車の揺れが止まらない状態で、オオワシにとっては追い風だがまともには飛べず、ヨタヨタと低空を飛んでいく。いくら追い風でも、今日は渡れる状態ではないと思う。引き返しはオオワシ12羽、オジロワシ11羽だった。
03/28
朝から快晴、風力1でものすごい上天気の一日、サハリンも綺麗だ。風車は止まったままの時間が長かった。オオワシの群はまだ大きく、最大の群は42羽、この時期に本当かい?という程大きい。しかし、タカ柱の位置が遠いうえに、とても高く、雲も全くなくて、見にくいことこのうえなし。定点からではカウントも識別も難し過ぎてどうにもならないので、仕方なく南へ1km程移動して調査した。結果は凄い羽数になった。でも、カウントが忙しいのも、いくらなんでも今日が最後だろうなー・・・・
03/27
10時近くになって雪がやみ、空が良くなって飛び始めた。10羽前後の群が続く。数日前迄は殆んど成鳥ばっかりだったのが、ここにきて若鳥の数が増えてきた。オジロワシもなぜかまとまって出てくる。7〜8羽の群になっているものもある。オオワシも大きな群になって出てくる。11時台には20分間で88羽、1時台には10分間で110羽、空がワシ達で一杯になる。こんな遅い時期になっているのに、す・す・凄い・・けど、識別が・・・・・!この大群は昨夜はいったいどこで寝ていたのだろうか?
03/26
雪で見えない時間が長かった。オジロワシだけが出ていったが、多分渡りきっていないのではないかと思う。解禁になった毛ガニが本当に美味い!
03/25
宗谷の天気予報は全く当たらない。前日の予報が悪かったので、午前中だけでもと思いながら調査地点に行くと、今日も一日中の快晴、風力2〜3と絶好の渡り日和!!早朝こそ飛ばなかったが、8:30から飛び始めて、14:30迄途切れることなく飛び続けた。この時期にしては凄い数がでて、これは今季のピークかなと思ったが、打ち止めが以外に早かった。それでも今季2番目の羽数だった。タカ柱になり充分な高さに上昇しても、やる気がなさそうにゆっくりと引き返して行く。朝から遠い距離を飛び続けて来た疲れがあるのかなー・・・
03/24
珍しいE風がやや強く、オオワシはすぐに引き返して来る。トータルで25羽が引き返して来たが、オジロワシは殆んど引き返さない。オオワシのフラフラしながらの懸命なグライディングを尻目に、オジロワシは横風にも向かい風にもバヅグンの安定感で渡って行く。逞しいなー!!!!
03/23
天気予報が昨日と同じに完璧にはずれて、今日も上天気だったが、やはり、あまり飛ばない。早朝の飛び立ちもなく、9時からしか飛ばなかった。高くて遠い昨日のパターンもそのまま続き、双眼鏡では見えない程のE海上遠くをゴマ粒になって渡って行く。スコープを覗き続けていなければ数は拾えない。見逃しもあるし、疲れるなー・・・・
03/22
久しぶりの快晴で風力3、気温マイナス2度とメチャ暖かく、これ以上ない絶好の渡り条件が揃った。な・の・に…全く飛ばない。なんだこれは―!? と思っていたら、9時を過ぎてからいきなり飛び始めた。タカ柱の羽数が大きく、次々に途切れなく出て来る。しかし…高くて、あまりにも遠すぎる。S方向3〜4km以上の霞むようなタカ柱から、E海上4km以上に流れていく。まるで観察地点を避けているように出ていく。オオワシのカウントなのか、ゴマ粒のカウントなのか分からない。遠すぎて楽しくないなー。そのうえに午後は玉ぎれになってしまった。今日はスコープの一日!
03/21
3日振りの天気回復でどっと飛ぶかと思ったがそうでもなかった。朝の飛び出しはなかった。来る群の羽数も小さいうえに出ない時間帯がある。うーんよく分からないなー。今日は遠く高いものがいたので、見逃しているのかなー・・・・・
03/20
昨夜からの吹雪が朝も続いていた。時々猛吹雪になる最悪の天気、カモメしか飛ばない空…。
03/18
曇り空に時々弱い雪が降る悪い天気、風は強いNW今日は飛ばないだろうと思いながら調査地へ。それでも強風に強いオジロワシは超スローのグライディングでポツリポツリと出ていく、なんと上手い飛翔術。空が少し良くなってサハリンが見えるようになると、オオワシが出始めて3時間程続いた。でもオジロワシの数に比較するとオオワシは・・・・・・
03/17
全体にどんよりの曇り空、車が揺れる程のSSWの強い風だが、追い風に押されるように小刻みに羽ばたきながら姿勢を修正して少しずつオオワシが渡って行く。飛行スピードはいつもよりかなり速い。E2kmの海上でソアリングし100〜200m程上昇する事が多かった。宗谷丘陵の風下側後方に発生した山岳波を使っているようだ。また、海上遠くから羽ばたきながらこちらに向かって近付いてきて、やっと見え始めるようになるものもいるので、沖合いの見えない距離を通過しているものがいるようだ。
03/16
海を埋め尽くしていた流氷が完全になくなり、雪をかぶったサハリンの山々が白く輝き、快晴風力3という絶好の渡り日和のなかオオワシの群が9時から出始めた。しかし今日も昨日と同じで非常に高い高度で上空を通過するものが多く、肉眼ではオオワシ、オジロワシの識別が出来ないうえに、飛来確認さえ難しい状態。しかし、群の羽数が大きくなり、オオワシのタカ柱も度々できて本格的な渡りモードは嬉しい。青い空に浮かぶオオワシ40羽のソアリングは本当に素晴らしい。オジロワシもまとまった小群でどんどん渡り、今季初めて100羽を超えた。疲れたー、でも心地の良い疲労感・・・・
03/15
昨日の引き返し組が朝一で渡って、その後小休止のあと少しずつ飛び始めたが、午後からは西の風が強くなり北西の方向に消えて行くようになったので、行き先確認の為に宗谷丘陵に上がったが、地吹雪が凄くて見通しがきかず、全く調査にならない。帰る途中ユキホオジロ♂がたった1羽で道路端で餌採りをしていた。今年は雪が多くて小鳥は全く見当たらないのに、がんばっているなー。
03/14
天気が良いのに何故か朝の飛び出しはなかった。9時を過ぎてからやっと飛び始めたが、今日も12時を過ぎてからは引き返しが多く、総数でオオワシ58羽が出たり戻ったりを繰り返す状態だった。サハリンの天気が良くなさそうだ。宗谷では初めてのワタリガラス?1羽が北に飛んだが、直ぐに帰ってきて南へ。
03/13
お天気良くなり、オオワシも途切れなく出てきてカウントが忙しくなるが、群の羽数は大きくならない。今日はオジロワシの日だった。
03/12
引き返しがやたら多かったが、羽数は今季最高!
03/11
出て行ったり帰って来たりの繰り返しで、とっても難しい一日でした。
03/10
今朝は流氷が押されて立ち上がって立体的になり、迫力のある風景になっていた。早朝は曇っていたが、天気が良くなってからも飛ばない。11時からやっと飛び始めて午後はまとまった群が出て300羽を超えた。11時迄いったいどこを飛んでいたのか?・・・・・
03/09
宗谷の海は昨日から流氷で埋め尽くされている。曇り空でも早朝からオオワシは少しずつ渡っていく。空が明るくなりスコープで流氷見ていたら、オオワシか沖合い遠くの流氷にたくさん止まっている。点々と並んだその数なんと45羽。よく見ていたら少しずつ渡って行くものと、南から飛来するものが入れ替わっている。なんだこれは!いつから氷のうえにいたのか?もしかして昨夜からか?8時過ぎからの雪が10時頃に快復して大空が出ると、オオワシ成鳥ばかりの小群が途切れなく出るようになる。白い翼斑を輝かせながら点々と並ぶオオワシの渡りはこのうえなく美しい。猛禽類であるオオワシが何故こんなにも綺麗な鳥になる必要性があったのか?本当に不可思議な世界だと思う。終了前に流氷原をスコープで見ていたら、オオワシ6羽が氷のうえに止まっていた。一体どこで眠るのか?不思議なことばっかりだが、幸せな一日!でもそれ以上に明日が楽しみだ。
03/08
昨日は雪で稚内から帰れなくなり稚内泊まり、ちょっと飲み過ぎた・・・・・今日も一日中の雪で、美味いちくわとビールの一日に。
03/07
早朝から強風、雪はそう強くないが休みなく降り続いた。空から降る雪と地上から舞い上がった雪が一緒になり吹っ飛んでいく。おかげで車の屋根には全く積もらないのは嬉しいが、調査にはならない。天ぷらとビールの一日に・・・・
03/06
早朝から暗い空に、強烈なENEの風で調査を中止しても良いくらいだったが、一応行ってみた。最悪な状況のなかオオワシ達が行きたくて堪らなさそうに小さな群で出てくる。海岸段級の強いリッジに乗っかって、ノスリと同じにホバリンクでゆっくりと斜めに滑って行く。なかなか上手だ。しかし、そのままの飛行姿勢でもと来た方向に段々と遠ざかり、帰っていく。一時間程でオオワシが21羽、殆どが成鳥。何故かオジロワシは出てこない。明日はもっと悪そうで・・・
03/05
7時から本格的な雪になりどんどん積もっていく。昼過ぎにやっと雪が止んで明るくなった途端、故郷を目指したオオワシが出始める。頭上を低く搏翔で渡るオオワシの姿が本当に素晴らしい。惚れ惚れする美しさだ。しかし、午後2時が近くなってもわずか11羽、「もう止めようかな」の雰囲気のなか、今日の圧巻は1時40分から、いきなりオオワシ40羽の柱ができると、続いて80羽のタカ柱、悪い天気に足止めをくって溜まっていたオオワシが休みなく続いて出てくる。一人っきりの忙し過ぎるカウント係、1:40〜2:30迄の僅か50分間に212羽が渡って行った。楽しいー・・・けど疲れるー・・・
03/04
昨夜からずっと雪、朝もまだ降り続いていた。10時頃から天気が回復し飛び始めるが、今日は遠いものがほとんどで海上遠くをゴマ粒になって渡っていくオオワシのカウントは疲れる。ケアシノスリは近くでずっと餌取りをしていたが、雪が深くて全く獲れそうな感じはない。今年の宗谷はとても寒くて、車のなかの水や野菜ジュースが全部カッチンカッチンに凍り付いてしまい全然飲めない!!!!
03/03
朝6時台の飛び出しは順調で30羽、天気が良いうえに低く飛ぶオオワシの姿が本当に美しい!幸せなひととき。ほとんどが成鳥だ。しかしすぐに雪になって全く飛ばなくなり、そのままで終了。午後は風が強くなり地吹雪になる。今日は宗谷で初めてカワアイサの雄2羽を見た。まだ流氷の残る大岬港に入っていた。ホオジロガモ、カワアイサ、ウミアイサの雄3羽がワンショットに・・・超ラッキー!!!
03/02
天気回復でやっと飛び始めたが、ウロウロ組や引き返しが多く、カウントは難しい。2時過ぎからは雪になる。今日のオオワシ最大の群は7羽、オジロワシの最大の群も7羽、なんでやねん !!!
03/01
朝起きたらいつの間に降ったのか、15cm位の積雪でまだどんどん降っていた。午前中は全く駄目、午後になってすこし快復したが渡る状況ではない。オオワシ3羽とオジロ4羽を見たが、雪原に降りてじっと動かないものが多い。
02/29
昨夜の9時に小樽に着き、夜中に車で移動した。旭川迄は快適ドライブ、名寄を過ぎてからは吹雪になり、宗谷まではずっと吹雪だった。吹雪のなかでの運転はとっても疲れる。一年ぶりの宗谷岬で朝から調査開始、天気は快晴、気温1℃、いきなりの最高の渡り条件!!!。昨夜の吹雪が信じられない。なのにオオワシは渡らない。渡りそうな雰囲気も全くない。朝、オジロの成鳥がウミアイサの雄を掴んで来て近くに降りると、オジロJ1羽とオオワシA3羽が直後に飛来し、オオワシが奪い取ってすぐに食べ始め、瞬く間に完食してしまった。オオワシの全身を使った渾身の引きちぎり料理のド迫力と食欲に脱帽。今日のオオワシはほとんどが成鳥の雄、宗谷岬周辺には結構飛来している。