2012年春期タカの渡り速報
2 青森 龍飛崎 定点調査地
(Cape TAPPI, Aomori)
更新:2012/06/03
( 2012/03/03 - 2012/06/03 )
調査終了
場所:
青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩龍浜
Cape TAPPI, Higashitsugaru District, Aomori, Japan
( 41°15′30″N 140°20′33″E EL:115m)
調査:
久野公啓・佐伯元子・吉岡俊朗
注:記載数値は速報値であり、最終記録は報告書による
内容の転記はご遠慮ください
numerical data in this table are short report.
so, please refrain using this data
without permission of the observer.
青森 龍飛崎 概要
通過羽数推移グラフ
(graph)
コメント
Japanese text Only
過去の記録
(Past Record)
List of Species in this Site
月/日
Month/Day
天気
Weather
時 間
Investigation Time
ハチクマ
Pernis
ptilorhynchus
トビ
Milvus
migrans
オジロワシ
Haliaeetus
albicilla
ツミ
Accipiter
gularis
ハイタカ
Accipiter
nisus
オオタカ
Accipiter
gentilis
ノスリ
Buteo
buteo
その他タカ
others
タカ類計
A total of Raptors
羽数
種毎の羽数
合計
season total
−
−
33
226
60
55
856
146
8274
97
−
9747
06/03
曇
04:00-09:30
0
06/02
曇後晴
04:30-14:45
1
1
6
8
06/01
曇
04:00-14:00
3
5
8
05/27
曇
04:00-14:00
11
8
3
1
30
1
ミサゴ1
54
05/26
曇
04:30-14:00
3
1
1
チゴハヤブサ1
5
05/24
晴時々曇
08:00-15:30
11
1
1
7
2
ハイタカsp.2
22
05/20
曇後晴
04:30-16:30
13
1
12
1
2
6
35
05/19
晴
05:30-12:00
2
10
12
05/13
曇
04:30-12:00
5
1
6
05/09
曇一時晴
04:10-09:10
5
3
6
3
1
18
05/08
曇後晴
04:20-17:00
0
1
4
3
2
6
1
コチョウゲンボウ1
17
05/07
曇後晴
04:10-15:00
1
0
5
6
05/06
晴後曇一時雨
04:10-12:00
3
0
7
4
17
31
05/05
雨後曇
00:00-00:00
0
05/04
雨
08:00-13:00
0
05/03
曇後雨
04:00-13:00
0
0
0
05/02
霧一時晴
04:20-16:00
7
1
13
1
12
3
サシバ1、コチョウゲンボウ1、チゴハヤブサ1、ワシsp0
37
05/01
晴一時霧
04:10-16:30
3
7
5
41
4
ミサゴ1、チュウヒ3
60
04/30
晴
04:10-14:00
3
1
11
3
28
1
サシバ1
47
04/29
晴
04:20-15:30
0
1
10
3
9
23
04/28
快晴
04:40-16:30
8
1
5
1
17
32
04/27
晴
04:50-16:30
2
7
3
10
22
04/26
晴後曇
04:40-14:30
28
1
63
6
119
10
ハイタカsp.10
227
04/25
霧後晴
05:00-16:30
0
0
1
2
0
チュウヒ0
3
04/24
霧時々雨
00:00-00:00
0
04/23
雨時々霧
00:00-00:00
0
04/22
晴後曇
04:50-15:00
1
8
1
14
2
コチョウゲンボウ1、ハイタカsp.1
26
04/21
晴
04:50-16:00
6
21
2
117
5
ミサゴ1、ツミ0、チョウゲンボウ1、コチョウゲンボウ0、ハイタカsp.3
151
04/20
快晴
04:50-16:00
15
16
4
118
2
ミサゴ1、ハイタカsp.1
155
04/19
曇後晴
05:10-16:00
1
20
56
2
ハヤブサ1、ハイタカsp.1
79
04/18
曇後晴
05:00-15:20
17
2
90
5
567
2
ミサゴ1、チュウヒ1
683
04/17
曇一時雨
05:30-15:00
0
0
0
0
チュウヒ0
0
04/16
晴後曇
05:10-16:00
22
45
3
300
3
ミサゴ1、ケアシノスリ1、ハイタカsp.1
373
04/15
晴
05:00-17:30
11
64
3
376
7
ミサゴ3、チュウヒ1、ハイタカsp.3
461
04/14
晴
05:00-17:20
20
1
77
7
983
6
ミサゴ3、チュウヒ2、ハイタカsp.1
1094
04/13
曇後晴
05:15-16:00
7
29
1
182
1
ミサゴ1
220
04/12
快晴
04:55-16:00
10
2
73
7
1289
2
ミサゴ2
1383
04/11
曇後雨
05:00-11:30
2
23
1
103
1
ミサゴ1
130
04/10
晴
05:10-16:10
4
3
124
20
1091
13
ミサゴ3、チュウヒ6、ハイイロチュウヒ2、ハヤブサ1、チョウゲンボウ1
1255
04/09
曇
08:30-15:30
3
1
4
8
04/08
曇後晴
05:30-16:00
1
5
26
3
254
3
チュウヒ2、ハヤブサ1
292
04/07
曇一時雪
05:30-14:30
1
9
1
15
26
04/06
晴一時雪
07:40-15:30
3
24
4
462
493
04/05
晴後曇後雪後晴
05:30-16:00
5
2
19
6
659
2
ミサゴ1、ハイイロチュウヒ1
693
04/04
雨後雪後曇
00:00-00:00
0
04/03
曇後雨
05:40-10:30
1
4
50
0
ミサゴ0
55
04/02
曇一時雪後晴
05:40-15:30
0
1
3
3
92
4
ミサゴ3、ハイタカsp.1
103
04/01
曇一時晴
05:30-15:30
6
19
21
7
686
3
ミサゴ3
742
03/31
雨一時雪
00:00-00:00
0
03/30
曇
06:30-09:00
0
0
0
0
03/29
晴
05:30-14:00
2
7
1
22
32
03/28
雨後晴
11:30-15:30
1
ミサゴ1
1
03/27
曇後晴
06:00-15:00
5
3
3
3
97
1
ハヤブサ1
112
03/26
雪一時晴
05:30-13:30
0
0
0
03/25
曇後晴
05:40-15:30
5
7
2
1
116
3
ミサゴ2、ハヤブサ1
134
03/24
雪
00:00-00:00
0
03/23
曇一時晴
05:50-16:40
17
4
2
14
262
7
ミサゴ4、オオワシ2、ハヤブサ1
306
03/22
雨後晴
06:00-15:00
0
1
0
2
2
5
03/21
雪後曇一時晴
06:10-13:40
1
4
0
1
ミサゴ1
6
03/20
曇時々晴
08:40-14:30
1
0
1
ミサゴ0、海ワシsp.1
2
03/18
曇
05:45-12:30
3
1
1
3
1
ミサゴ
9
03/17
曇後雨
05:45-07:45
0
03/16
晴後曇
06:30-15:30
5
4
3
3
21
1
オオワシ1
37
03/10
曇時々雪
06:00-12:00
1
1
03/04
雪時々曇
07:30-12:00
2
1
3
03/03
曇後雪
06:30-14:00
0
1
1
1
1
0
4
注:ハイタカ(不明含む)については( )内に逆方向個体を記載。計は逆向きも加算。戻り個体は-(マイナス)で記載し、計は減算。
06/03
強い東風、海は白波が目立つ。霧で山が見えず、小鳥の声も殆ど無し。早々撤収へ。これで今シーズンの調査を終了したいと思います。(吉岡)
06/02
久しぶりに風のない日。昼過ぎ、青空が出てすぐにノスリ、ハチクマが渡って行きました。(吉岡)
06/01
朝からカラ類の声。この時期としては比較的多くの小鳥が渡る。しかし、ノスリは行ったり来たり。(吉岡)
05/27
早朝から小鳥の声。イスカやイカルが多く、楽しい1日。タカはハチクマ以外、殆どが若鳥。(吉岡)
05/26
朝からジジロ、ジジロの声。岬は少し活気づくも、タカはあまり渡らず。(吉岡)
05/24
ハチクマは2羽現れるも渡らず。
05/20
早朝はどんより曇り空。雲がとれるに従って小鳥の声が多くなる。聞き慣れない小鳥の囀りやハリオアマツバメが比較的近くを飛ぶ楽しい1日。ハチクマは徐々に増えてきた模様。9時頃には迷子のワシの姿も。(吉岡)
05/19
今日は朝から晴れ。風は弱いものの期待したほどタカは飛んできませんでした。小鳥はオオヨシキリが元気に鳴いていました。(吉岡)
05/13
今日はツミは渡るもハチクマは飛んできませんでした。(吉岡)
05/09
珍しく、朝から風なし。視界不良で北海道はまったく見えないが、雲間の青空が心地よい。小鳥の数は日に日に増加。シメやマヒワといった、冬の間、見かけることのほとんどなかった鳥たちも、例年に比べれば少ないながら、毎日通過してゆくのは、この岬のすばらしさ。8時前にハチクマ5羽が続々と渡ってゆく。彼らを見送ったところで、今シーズンの連続調査を終了。(くの)
05/08
朝のうちは雲が多かったが、日中は過ごしやすい晴天。風が止まると暑さを感じる。カラ類が増えて、この時期ならではの賑わいに近づく。ハチクマは2羽の雄がいっしょに飛来。飛行高度が不足していたらしく、海上に出て、すぐに引き返してしまう。(くの)
05/07
午前中に短時間の小雨が降ったが、まずまずの晴天。ただし風は冷たく今日も厚着で調査する。岬の木々の葉はようやく開いてきたが、小鳥の声は静かなまま。この時期、いちばん賑やかに岬を飛び交うはずのヒガラの群れが来ていないことがその原因か。(くの)
05/06
午前中、さわやかな青空が広がる時間帯もあったが、降ったり止んだりの不安定な天気。ヒヨドリ、コムクドリの群の規模が大きくなる。その他の鳥は相変わらず少ないが、キマユホオジロ、コイカルなど、見つけてうれしい鳥の姿も。(くの)
05/05
西風が強く視界も悪いため調査なし。海にはヒレアシシギ、ミズナギドリがいっぱい。(くの)
05/04
断続的に雨降る一日。岬の東海上に現れたヒレアシシギ数千羽の群れが今日の収穫。(くの)
05/03
朝のうちは青空も見えていたが、天気はゆっくり下り坂。昼過ぎには小雨が降りはじめ、東風も強まる。渡りの名所とは思えぬ静けさで、目に入るのはカモメ類ばかり。こりゃ天候の回復を待つしかない。(くの)
05/02
深い霧に包まれる時間帯は昨日よりも長い。この霧は岬先端のごく狭い範囲だけにかかるもので、岬を少し離れればきれいな晴天。このコンディションでは岬からの調査は不利なのだが、霧が消えるのを待つことに。タカたちは霧に見え隠れしながら行ったり来たりを繰り返す。見慣れぬワシの幼鳥1羽も南の山へと戻ってゆく。(くの)
05/01
朝は東風が冷たい。小鳥の気配は少なく、タカも飛んでこない中、岬の低いカエデの中で短くひと声鳴いた鳥を見たらカワセミだった。ひょいと隠れたきりになってしまったが、こうしてこっそり渡っていくのだろうか。東の海上から押し寄せた霧の中にひんやり1時間ほど閉じ込められたかと思えば、昼過ぎにぱたりと風が止み、今度は暑くてたまらない。軽装に着替えて、夕方までのんびり調査。(佐伯)
04/30
東風がだんだん強くなるが、過ごしやすい一日。小鳥の数は少ないものの、ヒレンジャクやコシアカツバメなど、見つけてうれしい顔ぶれも。ノスリは若い個体が行ったり来たりを繰り返す。幸運にもツミが頭上、すぐ近くを通ってくれた。(くの)
04/29
今日も穏やかな晴天。朝のうちはタカの姿まったくなし。昼間になってようやくハイタカ続いてノスリが現れるも数は少ない。岬の林は終日オオルリだらけ!同時に6羽、7羽ときれいな雄たちが並ぶ光景は渡りシーズンならでは。その姿を通りがかりの観光客にスコープで見せてあげると、みんな大喜び。ハクチョウの群れが次々に通過。今シーズンもそろそろ見納め?(くの)
04/28
風のない穏やかな天気が終日続き、日中は暑さを感じる。岬の木々の芽の膨らみ具合は、朝と夕方で明らかに変化。タカの姿はぽつりぽつりで、高いものは青空に溶け込みそう。ツミは声のみが空から届き、姿は見つけられなかった。小鳥のにぎわいはまずまず。(くの)
04/27
朝のうちはやや強い西風が吹いていたが、日中は穏やかな晴天となる。タカの動きは、ちょっと期待ハズレ。今日の楽しみは夏鳥たち。オオルリの瑠璃色、キビタキの黄色を間近に堪能。今年は木々の芽吹きが遅れているので、小鳥の姿が丸見え!(くの)
04/26
夜明けに出てきたノスリは成鳥たち。強い風に向かって浮かんでいる空はもっと早い時期のような光景だが、耳にはセンダイムシクイのさえずり。まだ続いているハクチョウの渡り、今日は3群60羽ほど。昼過ぎにはタカの動きは途絶え、東風が南寄りの生暖かい風になって暗い雲が増えてきたところで調査終了。夕方には雨。(佐伯)
04/25
明け方の岬には霧がかかっているものの昨日より明るい。小鳥の種類が劇的に増え、霧の中で夏鳥の声を聞いていると、いったいどこにいるのやらという気分。これまで百羽以下だったヒヨの群れは数百羽単位の塊になり、カラ類、メジロ、ニュウナイの群れがにぎやか。タカは次第に濃くなった霧の中に消え、戻る姿が目立つが、実際どういう状況なのかは不明。昼前にはすっぽり霧に包まれ、ようやく晴れたのは14時半過ぎ。急速に現れた空はほぼ快晴だったが、同時に強まった東風のせいか、タカは次々に戻ってしまう。(佐伯)
04/24
夜空に光を放つ灯台をはっきり見たはずなのに、明け方には霧の岬に戻っている。夕方まで濃霧のまま、灯台の駐車場から見上げても灯台の存在がわからない。鳥の気配は昨日のほうが多かったような気もするが、歩いてみればツグミ類やノビタキの姿が。木々の芽吹きはまだだけど、いつの間にか足元には緑が増えている。(佐伯)
04/23
風は昨日夕方に治まり、今朝は雨音の夜明け。降ったり止んだりするうちに霧がどんどん濃くなって灯台も消えた。駐車場にはツグミの群れやノビタキ、クロツグミなど、霧に紛れてぴょこぴょこ。傘をさして散歩したら楽しそう、と思いつつ、待望の休日はひたすらのんびり。(佐伯)
04/22
夜明け前から調査終了まで、風速15メートル以上の東風が吹き続ける。小鳥の数は多くはないが、岬に降りたクロツグミたちの姿がうれしい。コチョウゲンボウは昨日戻ったのとは別個体。あっという間に通り過ぎ、遠く離れてからきれいな青い背面がよく見えた。(佐伯
04/21
朝は風も穏やか、視界良好。小鳥の群れは一瞬にぎやかな空気を連れてきてくれるだけで、すぐにいなくなってしまう。当然、タカは高い。もう少し風がないとなあ、と思っていたら、午後は東風びゅうびゅう。ぽつりぽつりの渡りも途絶えた頃、不意に現れたツミは雌。ちらりと横顔を見せ、後ろ姿のまま戻っていった。(佐伯)
04/20
昨夜は星空をハクチョウの声が渡っていった。かれこれ1週間、東風が続いている。すっきり明るい夜明けは久しぶりだが、風に向かって岬上空に浮かぶノスリは2羽だけ。ノスリの最盛期は過ぎてしまったのだなあ。ぽつぽつと現れる高い粒々のタカを探して過ごす。(佐伯)
04/19
鳥の声が近いと思ったら、またしても景色が消えている。調査開始後に灯台の風見までかすむ始末。海岸線からゆっくりと視界広がるが、低い雲はなかなか消えず、雲の切れ目から見える青空高く、ハクチョウの大きな編隊が美しい。鳴かないタカは、雲の上を飛んでいてもわからない。昼前には東風が強まり、ほぼ快晴となるが、タカは見つからなくなる。風の当たらない灯台裏の斜面では、たくさんのルリビタキとウグイス、1羽のコマドリ。(佐伯)
04/18
弱い東風。暗く低い雲が残るが昨日より視界が開けている。が、やはり雲が低すぎ。一気に数十羽が出ていったかと思えば、海上の雲から続々と戻り個体が出てきて、両者が交差するだけならまだしもまた雲に入っていく。動きが把握できているのかどうか定かではなく、ストレスを感じる。それでも、雲の切れ間を北へ消えていく後ろ姿を見ていると、彼らもなんとか抜け道を探しながら渡ろうとしている様子。ここ数日、ノスリ幼鳥が目につくが、流れの大半はやはりまだ成鳥。午後、今年初めてカマイルカの群れを見て、ほっと一息。(佐伯)
04/17
真っ暗なうちから鳥の気配がいっぱい。岬は低く重い雲に覆われ、景色はすっぽりと消えて、とても渡り日和とは言えないが、いろいろな鳥が降りていてにぎやかだ。南西から聞こえてきたハクチョウの声は、結局そのまま遠ざかってしまった。視界不良のこんな日は目を休めて、と思うのに、海鳥が近いものだから、ついついスコープを海に向けてしまう。午後3時前にようやく薄日が射すが、すぐ南にある風車は夕方までついに見えないまま。(佐伯)
04/16
夜半過ぎから朝にかけて東風強まる。これは戻ったタカがぽんぽん打ち上がるかと期待したが、次第に穏やかになり、今日も粒々探し。ハクチョウの群れがいくつも飛んでいく。海上低く渡るユリカモメの群れもきれい。今シーズン初のケアシノスリは幼鳥。朝5時半に強風の中、出ていった。(佐伯)
04/15
東風の穏やかな日。朝のうちは双眼鏡を空に向けるたび、高く遠く小鳥の群れが目に入る。タカの渡りも高い。岬のハシブトガラスが西側斜面に降り、巣材を探すのかと見ていたら、のぞきこんでいる相手は低木の下にうずくまっている子ウサギ。と思ったら、ウサギのような耳に真っ赤な目をしたオオコノハズク! カラス夫妻に挟まれ、斜面をおろおろ逃げまわっていたが、夜には別人のように機敏な動きで飛び立っていくに違いない。(佐伯)
04/14
風は東に変わり、強くはないが冷たい。シジュウカラの群れがにぎやか。ヒガラもちらほら混じるようになった。狩りの下手な雄ハヤブサもこれなら簡単に採れるらしく、今日はカラを食べている姿を何度も見た。終日穏やかな晴天で、ノスリもハイタカも高い。夕方までひたすら、青空の中のタカの粒を見上げる。(佐伯)
04/13
昨夜は雨。夜明け前には止んだものの、暗い雲に囲まれた不安な朝を過ごす。青空が出てくるとノスリもやって来て、岬から出ては戻り、強い西風に打ち上げられる。ミヤマガラスの大群が何度か。黒い切り紙細工のような群れが見事。(佐伯)
04/12
雨上がりの静かな朝、北海道くっきり。夜明けと共にひとしきりタカたちが出ていった後は、ちょっとのんびり。8時頃からさらさらと上空をノスリが流れ、西風が強まるにつれて岬の上にはじわじわ浮いたままのノスリも増えてくる。はばたきもせず、旋回もせず、ただじっと風の方を向いて動かないノスリの姿は、龍飛らしくて好きな渡りの光景。東側で海上に出ていた集団も岬めがけてやってきて、上空に浮いて高度を上げてから渡っていく。カウントがややこしくて悩まされるが、にぎわいは長く続かず。(佐伯)
04/11
穏やかな朝。小鳥の声の種類が増え、空は曇っていても明るい気分。早朝からガンの群れ、ミヤマガラスの群れも渡っていく。8時頃に雨が落ちてきた後も、ノスリやハイタカの動きが途絶えることはなく、渡りたいタカは近くにまだまだいっぱいいそう。11時過ぎには本降りとなるが気温は高め。ようやく雪の季節は去ったらしい。(佐伯)
04/10
西風が強くて穏やかな天気とは言えないが、先週までの寒さはない。早朝の動き出しは鈍かったが、日中は途切れることなくタカが通過。ノスリに混じって、チュウヒ類の姿もちらほら。ハイイロチュウヒの雄成鳥や、大陸タイプのチュウヒなど、きれいなタカを見つけた時のうれしさは格別。小鳥の声も賑やかさを増す。ツバメ、イワツバメも飛来し、季節の移ろいを実感する一日。(くの)
04/09
湿っぽい雲が低く垂れ込め、終日、ひどく視界が悪い。そのためか、ノスリやハイタカの大半は岬上空で来て引き返してしまう。昼すぎには黄砂混じりの雨がぽつり。(くの)
04/08
西風は冷たいが、雪の心配なく一日を過ごす。気流の状態が、ちょうどノスリたちを悩ますレベルらしく、かなり沖まで飛んでから戻ってくる個体がいる。大半が引き返す時間帯もあり、見物する我々にとっては倍以上の楽しさ。光線もGOODな撮影日和。(くの)
04/07
雪雲が何度も流れてきて、うす暗くなるほどの激しい雪を降らす。気温は日中でも氷点下。この2週間で、いちばん“冬らしい”天気。雪雲の切れ間にタカの姿がちらほら。(くの)
04/06
夜明け前後に通過した雪雲により5センチの積雪。朝のうちはほのぼのとした晴天。ノスリたちが上空をさらさらと流れて気分よくカウント。ところが10時すぎからまたも雪。強い西風も加わって猛烈な吹雪に。15時前にようやく青空。風は冷たくタカの動きほとんどなし。(くの)
04/05
昼前に一時間ほど吹雪いたものの、まずまずの晴天。ただし西風が冷たく、相変わらず真冬の服装。早朝からタカたちの出足は好調。こりゃノスリフィーバーか???と気を引き締めるが、雪雲の通過後は行ったり来たりの繰り返しに。おかげで期待したほどの集計にはならず。とは言え、視界のどこかにタカが飛んでいる状態が調査終了時まで続き、充実した一日に。(くの)
04/04
発達した低気圧通過による大荒れの天気で、調査なし。午前中は28m前後の激しい西風に断続的な雨や雪。午後には空が明るくなり、青空も顔を出すが、風力は衰えず。(くの)
04/03
明るい曇り空。東風はだんだん強くなり、嵐を予感させるいやな天気に。早朝、20〜70羽ほどのマガンの群れが続けて7群通過してゆく。タカの渡りには孤独感が漂うが、家族そろって移動するガンの渡りには、家庭の温もりが感じられ、見送る時の気分が違う。もっとたくさんのガンが通過してくれたらいいのに…。鳥の動きは朝のうちのみ。視界が悪化してきたところで調査終了。(くの)
04/02
昨日と同様、夜間に降った雪で一面真っ白な朝。日中も、たびたび西から雪雲が流れてくる冬のような天気。そんな中でもノスリがどんどん飛んできて、意外にも忙しい時間が続く。その様子を見ていると、次にしっかり天気が回復した日には、岬の空じゅうノスリだらけ!!!に期待できそう。(くの)
04/01
朝、車のガラスは中も外もガチガチに凍りつく。日中も北西風が冷たく、春は一歩後退する。調査開始時、頭上には既にノスリ6羽。その後、ノスリたちは次々に飛来するが、戻ってくるものが多く、カウントが難しい。特に東側の遠くで、戻り組と出発組が合体してタカ柱を作った時は、全くのお手上げ状態。正確なカウントができなかったため、頭上に浮かんだたくさんのノスリたちを気分よく眺められず。オジロワシの多さは特筆もの。その半数近くが成鳥だった。(くの)
03/31
昨日の夕方からの雨は終日降り続き、調査はお休み。あちこちで停泊中のノスリを見かける。かなりの数がこの岬近くまで飛来しているようだ。雪混じりの雨の中、ヤツガシラ君は今日も漁港近くの草地で虫とり。(くの)
03/30
南西風は昨日よりもさらに強まり、風速24m。朝のうち、風に翻弄される小鳥の群れが岬を飛び交う。今朝はそのほとんどがカワラヒワ。草地を歩けば、風を避けて潜んでいたヒバリが足下から次々に飛び立つ。こうした小鳥を狙ってハヤブサやハイタカたちが躍動する。しかし、賑やかな時間は長く続かず、さっさと調査を切りあげることに。昨日と同じ場所にヤツガシラ。地中からイモムシやクモを探り出して食べている。(くの)
03/29
薄雲に覆われる時間もあったが、まずまずの青空。でも西風が強すぎる。午前中は17m程度だった風速はだんだん増して、正午には20mを越えてしまう(龍飛崎灯台の観測)。タカは次々に現れるのだが、こりゃたまらんと、みんな山に戻ってしまう。たくさんタカを見た割に集計は少ない印象。調査は早々におしまいにして、岬の郵便局に出かけてみると、その駐車場脇にヤツガシラ1羽。(くの)
03/28
昼過ぎまで冷たい東風に小雨が続く。8時頃、北の空が明るくなると100羽ほどのハクセキレイが海峡へと飛び立っていった。駐車場脇の芝生にはムクドリといっしょに行動するホシムクドリ一羽(23日とは別個体)。灯台下ではハギマシコ50羽の群れが見事なシンクロ飛翔を何度も見せてくれる。14時すぎ、北西から青空が広がってきて、夕方前にはすっかり晴れ渡る。されどタカは現れず。(くの)
03/27
朝のうちは岬の北側に雪雲がどっしり居座っていたが、南西からゆっくりと青空が広がってくる。北西からの風もだんだん弱まり、午後は手袋をはずせる暖かさ。タカの渡りは昼過ぎまで。その後は陽ざしのぬくもりを感じながら、ゆったり過ごす。(くの)
03/26
早朝は風も弱く、穏やかな青空が広がっていたが、西から雪雲が進んでくると、にわかに風も強まり、日中、ひどい空もようとなってしまう。昼過ぎは西の風20メートル、気温も氷点下。こんな中でも、ちょっとした晴れ間ごとに現れるミヤマホオジロたちの姿には、ほのかな春を感じる。(くの)
03/25
昨日からの積雪は15センチほど。今日も一日中、雪!との予報も出ていたが、まずまずの青空に。特に北海道方面は明るく晴れて視界はきわめてクリア。10時すぎからぱらぱらとノスリたちが通過して、調査終了までのんびりできる時間帯なし。予定外の展開に昼飯ヌキとなるが、新雪からの反射光を受けたタカたちがあまりにも美しく、空腹なんて忘れてしまう。(くの)
03/24
終日、雪が降り続いて調査なし。夜明け前に降り始めた雪は夕方までに10センチほど積もって、岬はすっかり冬景色。もちろん津軽海峡も…(くの)
03/23
午前中のひとときは青空が優先したが、おおむね曇り空。北西からの風はだんだん弱まり、終了時はほぼ無風となる。7時前からほぼ同じペースの渡りが15時すぎまで継続。ワシの姿もポツポツ見つかり、この時期としては大当たり。昼前からマガンの大小の群が通過し、計1600羽ほどをカウント。今日はたくさんのガンが津軽海峡を渡ったようだ。夕方前には小鳥も動き出す。ムクドリ50羽の群にホシムクドリひとつ。雄ばっかり20羽ほどのミヤマホオジロ。昨日までは見かけなかった鳥が岬のあちこちに現れる。風に舞うレースバトやカラスの羽根を何度も見かけた。ハヤブサたちも今日はそうとう稼いだらしい。(くの)
03/22
朝のうちは横殴りの雨。昼前には青空が広がるが、西風は治まらない。雨上がりの頃は20m/s以上の烈風。それでも青空につられてタカたちが次々に登場。集計の数はこんなもんだが、実際に数えたタカは120ほど。トビだけでも頭上に最大14羽…と、けっこうなにぎやかさ。ハヤブサ夫婦の朝食は昨日食べ残したカモメ肉。(くの)
03/21
今日も強烈な西風。カモメたちもよろよろと飛んでいる。そんな中、ハヤブサのけたたましい声。何の騒ぎ???と駐車場に目をやると、その真ん中で雌ハヤブサがカモメ類を抑え込んでいるではないか…小鳥の少ない時期はこんなのも食べてるんだ、と関心する。幸い駐車場は人気がなく、雌の後には雄ハヤブサも満腹!狩りのうまい嫁と、いいテリトリーを手に入れた雄ハヤブサがうらやましい。去年と同じ個体なのか確かめなくては。(くの)
03/20
冷たい西風。灯台の観測データは18メートル前後の風速で推移。観光客たちは風の強さに大騒ぎしているが、これはタカたちも同様か?空が明るくなるとノスリやオオタカが次々に現れるが、みんな、すぐに戻ってしまう。(くの)
03/18
朝から厚い雲が広がる。タカは余り渡らなかったが、ミサゴを初認。アビの仲間4種も観られて楽しい一日に。(吉岡)
03/17
朝からどんよりした空。すぐに雨が降ってきたので、十三湖へ。オジロワシ1、ノスリ3、コチョウゲンボウ1とタカは少なかったのですが、ホシムクドリやケリが観られ楽しい一日でした。(吉岡)
03/16
今期初めての晴れ。タカの数はまだまだ少ないものの、少しずつ春が近づいているようです。(吉岡)
03/10
強い東風の中、1羽だけオオタカが渡って行きました。先週と比較し、岬の雪も余り溶けておらず、景色はまだまだ冬でした。(吉岡)
03/04
朝から雪が降り、時々日が差す天気。タカの姿を殆ど見ずに雪により調査終了。(吉岡)
03/03
春期調査を開始しました。午前中はタカ、小鳥ともに少数渡るも午後はさっぱり。まだまだ季節は冬のようです。(吉岡)