2022年秋期タカの渡り速報 水戸市森林公園  定点調査地 (Mito forest park, Ibaraki) 更新:2022/09/30  ( 2022/08/15 - 2022/09/30 )



注:記載数値は速報値であり、最終記録は報告書による
内容の転記はご遠慮ください
numerical data in this table are short report.
so, please refrain using this data
without permission of the observer.
場所: 茨城県水戸市木葉下町588-1 水戸市森林公園内の大鍋展望台
Mito forest park, Mito City, Ibaraki, Japan
( 36°25′38″N    140°22′10″E    EL:124m) map_mark
調査: 水戸市森林公園タカの渡り調査グループ

blue_pin 調査地・グループの紹介 exm_markJapanese text Only
blue_pin 森林公園(外部リンク) exm_markJapanese text Only
blue_pin 通過羽数推移グラフ (graph)
blue_pin コメント exm_markJapanese text Only
blue_pin 過去の記録 (Past Record) 
orange_pin List of Species in this Siteexm_mark 

9/30 up
水戸日記はここをクリック

月/日
Date

天気
Weather

調査時間
Investigation
time

サシバ
Butastur
indicus

ハチクマ
Pernis
ptilorhynchus

ノスリ
Buteo
buteo

ツミ
Accipiter
gularis

ハイタカ
Accipiter
nisus

その他のタカ等
Others

タカ類計
A total of
Raptors

備 考
Remarks

羽数

種毎の羽数

(計)
Season
total

769 25 94 23 1 33

ミサゴ12

ハヤブサ7

チョウゲンボウ3

オオタカ9

チゴハヤブサ2


945
09/30 06:30~12:00 1 0 1 0 0 2 ハヤブサ1,チゴハヤブサ1 4 3名
09/29 06:50~11:10 8 0 10 0 0 0 18 4名
09/28 06:50~12:00 20 1 6 1 0 1 オオタカ1 29 3名
09/27 07:30~12:00 7 0 4 0 0 3 ミサゴ1、チョウゲンボウ1、オオタカ1 14 3名
09/26 06:30~12:00 36 0 4 0 0 1 ハヤブサ1 41 5名
09/25 曇のち晴 06:30~12:00 43 1 6 0 0 1 ミサゴ1 51 13名
09/24 00:00~00:00 0 (雨天中止)台風15号
09/23 06:40~12:00 0 1 0 0 0 0 1 5名
09/22 晴時々曇 06:30~12:00 36 1 5 0 0 1 ミサゴ1 43 3名 エゾビタキ2
09/21 曇のち晴 06:40~12:00 19 2 1 4 0 1 オオタカ1 27 5名
09/20 00:00~00:00 0 (雨天中止)台風14号
09/19 曇時々雨 06:30~10:30 0 0 0 0 0 1 ハヤブサ1 1 2名
09/18 00:00~00:00 0 (雨天中止)台風14号
09/17 06:30~12:00 33 4 3 1 0 0 41 7名
09/16 06:30~12:00 32 2 4 2 0 0 40 4名
09/15 06:30~12:00 0 1 0 1 0 0 2 5名
09/14 06:30~12:00 0 1 4 1 0 2 ミサゴ1、チゴハヤブサ1 8 3名
09/13 06:50~12:00 1 0 1 0 0 0 2 3名 モズ初高鳴き
09/12 06:30~12:00 40 5 6 3 0 2 ハヤブサ1、オオタカ1 56 7名
09/11 06:45~12:00 43 3 7 0 0 1 オオタカ1 54 3名
09/10 06:40~12:00 89 0 14 1 0 1 オオタカ1 105 8名
09/09 06:40~12:30 36 1 3 0 0 0 40 1名
09/08 06:50~12:00 23 0 3 4 0 1 ミサゴ1 31 3名
09/07 00:00~00:00 0 (雨天中止)
09/06 06:40~12:00 34 1 0 0 0 0 35 4名
09/05 06:40~12:00 7 0 0 0 0 0 7 4名
09/04 06:40~12:00 47 0 0 2 0 2 チョウゲンボウ1、ハヤブサ1 51 7名
09/03 雨のち曇 06:30~12:00 21 0 0 0 0 0 21 5名
09/02 曇のち雨 06:30~09:00 3 0 0 0 0 0 3 3名
09/01 曇時々雨 06:30~12:00 0 0 0 0 0 1 ミサゴ1 1 2名
08/31 06:00~12:00 1 0 0 0 0 0 1 3名
08/30 06:30~12:00 0 0 0 0 0 1 ミサゴ1 1 3名
08/29 06:30~12:00 72 0 7 0 0 4 ミサゴ3、オオタカ1 83 10名
08/28 00:00~00:00 0 雨天中止
08/27 雨のち曇 07:40~12:00 7 0 0 1 0 0 8 4名
08/26 06:40~12:00 0 0 0 0 0 0 0 3名
08/25 曇のち晴 06:30~12:00 15 0 0 0 0 0 15 4名
08/24 06:30~12:00 21 0 2 0 0 1 ハヤブサ1 24 4名
08/23 06:40~12:00 9 1 0 0 1 0 11 3名
08/22 06:30~12:00 45 0 3 0 0 3 ミサゴ2、オオタカ1 51 7名
08/21 06:30~12:00 8 0 0 0 0 2 チョウゲンボウ1、ハヤブサ1 10 2名
08/20 06:30~12:00 0 0 0 0 0 0 0 4名 サンショウクイ初認
08/19 快晴 06:35~12:00 12 0 0 2 0 0 14 2名
08/18 雨のち曇 07:10~12:00 0 0 0 0 0 0 0 3名
08/17 06:30~12:00 0 0 0 0 0 0 0 3名
08/16 06:25~12:00 0 0 0 0 0 0 0 3名
08/15 06:20~12:00 0 0 0 0 0 1 オオタカ1 1 5名
コメント
09/308月15日以来47日間のタカの渡りカウントを終了します。参加者はじめ皆様方に大変お世話になりました。お陰さまでサシバは過去最高の769羽をカウントしました。しかし過去3年からの記録から見ると、今シーズンの9月下旬(9/21〜9/30)の期間通過羽数は170羽と例年の倍以上22.1%(過去は10%前後)と多くなっており、これが羽数の増加と渡り率の遅延に影響したのかと思われます。これはHMNJ宮城・白石では今シーズンは過去3年の平均通過羽数より40%以上増加しているようです(速報値から・文責森田)。水戸の通過コースは仮定ですが、1.阿武隈高地東側(岩手の山背に近い冷涼な気象条件?)・8月後半の早い渡り行動、2.茨城久慈川沿いの阿武隈高地西側・9月初旬に渡る、3.福島中通りから久慈川ないし那珂川沿いを来る・東北南部から9月中旬以降高い高度で通過するの3コースです。これらのうち福島中通りを通過した群3.のその一部が那須山麓を目指さないで久慈川沿いを南下してきたと思われます(文責森田)。過去3カ年の通過日です、年(50%通過日・75%通過日)。2019(9/5、9/15)、2020(8/29,9/13)、2021(8/31、9/10)そして今シーズン2022(9/10、9/17)でした。
このように、タカの渡りは毎日、毎年と興味がつきません。気候変動そしてサシバ・ハチクマにも「気候正義}は適用されると思います。来シーズンもよろしくお願いいたします。
09/29サシバは北西の風に乗り9時から10時の間に渡る。サシバ8羽(非渡り・2羽以下同)、ノスリ10羽(0羽)とノスリが増えてきた。子供の団体の来訪のため早じまいとする。
09/287時から8時の北東の風で高く上がり、一直線に南西へ滑翔するように渡る。サシバ20羽(2羽非渡り・以下同)、ハチクマ1羽(0羽)、ノスリ6羽(2羽)、ツミ1羽(0羽)が渡る。その他オオタカ1羽であった。
09/27サシバはカウント開始時には北東の風に乗り上がったが、南東に風が変わった10時以降は動きが止まる。サシバ7羽(非渡り1羽・以下同)、ノスリ4羽(0羽)が渡った。
09/26サシバは快晴のもとごく弱い北よりの風が吹く8時台に集中して渡る。その後もぽつぽつと渡るも、そのほとんどは定点西側を通過する。定点近くに来たのは水戸便りのノスリ1羽のみであった。
09/25朝は無風のせいか出が悪かったが、8時過ぎに北東の風になるとサシバは渡り始めカウント終了時まで続く。
09/24(雨天中止)
09/23曇天ではあるが見通しは良く、その反面風と上昇気流がないためかサシバ3羽は渡らず。ハチクマ1羽は自力で旋回上昇し西へ渡る。
09/22曇の予報が朝から日が差す、しかし近くのアメダス(笠間)は朝方13℃を記録、前日は14℃と一気に低下してきた。このためかサシバは6時半過ぎには渡り始める。結局11時まで北東のかぜに乗り、渡りは続く。サシバは4羽が非渡りであったが他のタカはすべてが渡る。
09/21朝の曇り時は全く出ず、10時半に至り陽が差してからはほとんど単独で高空を南西方向に渡る。サシバ19羽、ハチクマ2羽、ノスリ1羽、ツミ4羽のすべてが渡る。その他オオタカ1羽が出る。
09/20(雨天中止)
09/19曇の合間に断続的にどしゃ降りの雨、雲は低く時折差す陽にタカは上がるが渡らない。どしゃ降りの合間にカウントを終了する。サシバ4羽、ハチクマ1羽、ツミ1羽は非渡り。
09/18(雨天中止)
09/17本日は、サシバ33羽、ハチクマ4羽、ノスリ3羽、ツミ1羽が全数渡り。第一発見者は龍ケ崎から来た方で、この方に続くようにカウントに初めて参加された方もハチクマを存分に観察した様です。明日から過去最高の勢力とされる台風14号の影響が心配される中、貴重な1日になりました。
09/16久し振りの青空タカ達の動きは活発となり、サシバは特に高高度を渡る。サシバ32羽渡り(非渡り1羽・以下同)、ハチクマ2羽(0羽)、ノスリ4羽(0羽)、ツミ2羽(0羽)であった。
09/15渡り状況、サシバ0羽(非渡り2羽・以下同)、ハチクマ1羽(0羽)、ノスリ0羽(1羽)、ツミ1羽(0羽)。
明日に期待します。
09/14サシバ0羽(8羽非渡り・以下同)、ハチクマ1羽(0)、ノスリ4羽(0)、ツミ1羽(0)、その他ミサゴ1羽と初出のチゴハヤブサ1羽であった。サシバは出現したのに関わらず渡らないのは驚きだった。
09/13カウント開始時まで雨が残る、水戸アメダスによれば雨は前日夜半に3.0mm、未明に54.5mmと大雨であった。11時頃に一時晴れ間が見えたが、風も無く、タカは動かずサシバ1羽、ノスリ1羽がかろうじて渡る。サシバ1羽、ハチクマ1羽は非渡り。
09/12快晴だが風向きが北東から南東に変わると渡りは少なくなる。やっとハチクマが増えてきた。サシバ40羽(非渡り4羽・以下同)、ハチクマ5羽(0羽)、ノスリ6羽(0羽)、ツミ3羽(0羽)、その他ハヤブサ1、オオタカ1であった。
09/11もっぱら北の風のためか定点東側では全く観察されず、北西側を西よりへ渡るタカ。サシバ43羽(非渡り2羽・以下同)、ハチクマ3羽(0羽)、ノスリ7羽(0羽)、その他オオタカ1であった。
09/10数日前の予報を覆す天候となり、北東の弱い風に湿度少なく晴れとなる。サシバは8時から9時に集中して約70羽が渡る。サシバ89羽(非渡り5羽・以下同)、ノスリ14(1)、ツミ1(0)その他オオタカ1であった。今回は近県からいらっしゃった5人のベテランの方にお世話になりました。特に定点から遠い西側を担当して頂きました。定点近くに来たサシバは1羽のみ(水戸便りで)でした。
09/0911時を過ぎ低く黒い雲が無くなり、青空が見えはじめるとサシバは活発な動きを見せ渡りの半数以上はこの時間帯に渡る。ハチクマ、ノスリとも全数が同様に渡る。
09/08視界は悪くないが上昇気流が無いためか、サシバは旋回上昇と飛翔を繰り返しながら南西へ渡る。サシバ23羽、ノスリ3羽、ツミ4羽が渡る。非渡りは無かった。西側の栃木県方面は南北にわたり雨雲が広がる。
09/07(雨天中止)
09/06サシバ34羽、ハチクマ1羽は8時から9時にかけて、北東から東の風に乗り南西の方角に渡る。その後南東の風になるとパタリと出なくなる。
09/05カウント開始時より雲が低く風も無く、単独の渡りがほとんど。サシバ7羽のみが渡る。
09/04東は快晴、西は低い雲で風弱く、サシバは単独での渡りが多い。雲の上を渡る個体が多く、高空の渡りが目立った。サシバ47羽(非渡り2羽)、ハチクマ0(非渡り1羽)、ツミ2羽が渡る。
09/03カウント開始時は雨、9時過ぎて一部晴れ間が差すとサシバは上がり渡りはじめる。サシバは21羽が渡り、6羽は非渡りであった。
09/02カウント開始時は曇で直ぐさまサシバ3羽が上がり、まとまって南西に渡る。その後雨が激しくなり、9時で終了。
09/01曇と雨の繰り返しと南風と雷の気象条件、サシバは上がれどすぐ降下し付近の林にパーチするのみで渡りは無し。サシバ渡り0羽(非渡り8羽・以下同)、ツミ0(2羽)であった。
08/31秋雨前線に吹き込む南からの湿った風による濃霧で10時過ぎまで視界不良、その後、視界は1.5km程になるが相変わらず上空まで霧が広がる。やっとサシバ1羽(非渡り11羽)が渡る。ノスリは0羽(非渡り1羽)。
08/30多数が渡った昨日がうその様な一日であった。
08/29朝から終了時まで晴れ、風も北東中心の弱いもので渡りには最適であった様です。サシバ72羽全数が渡り、ノスリ7羽(非渡り3羽・以下同)、ツミ0(3)でその他ミサゴ3、オオタカ1であった。本日は東京・千葉からも応援を頂き、たくさんの目が多数のカウントに繋がったようです。
08/28(雨天中止)
08/27どしゃ降りの雨のため7時半まで駐車場で待機、その後雨は上がるが霧がかかり無風という渡りには最悪の展開。久し振りに定点南のデジタルアンテナ前をツミ1羽が南西方向に渡る。サシバ渡り7羽(非渡り8羽・以下同)、ノスリ0(3羽)、ツミ1羽(0)であった。
08/26終始無風で霧が深く視界も不良、サシバ2羽は低く上がるがすぐ林へもどる。その後、タカ類はトビを含め全く姿を見せず渡りは無し。
08/25本日はサシバのみ15羽が渡る(非渡り9羽)、10時に陽が差し北東の風が吹くとサシバは風に乗り北東から南西に渡る。その後南よりの風になると渡りは止まる。
08/248時まで霧が深く視界不良、その後北東の風が吹くと視界が広がり渡りが始まる。しかし出現羽数は多いが渡り羽数は伸びなかった。非渡りはサシバ23羽、ノスリ6羽、ツミ1羽であった。センダイムシクイとキビタキ♀を確認。
08/23南よりの湿った風によりガスがカウント終了時まで残る。本日の渡りはサシバ9羽(非渡り17羽・以下同)、ハチクマ1羽(0)、ノスリ0(2)、ハイタカ1羽(0)、ツミ0(1)であり、ハイタカは今シーズンの初認で渡り。しかしながら9時までで渡りは終了した。
08/22北東の風とともにサシバ総数78羽うち渡り45羽と最初のピークに近いカウントであった。非渡りの33羽も定点手前の成沢地区に降りたので明日にでも渡るのでは。ノスリも5羽中3羽が渡る。ハチクマ1羽、ツミ2羽はともに非渡り。
定点南にサンショウクイ4羽が羽根を休める。水戸便りをクリック!小鳥類は早めの時間帯がお薦めです。
08/21朝のうちはガスで視界不良、10時過ぎガスが晴れるとタカは動き出す。しかし1時間ほどで動きは止まる。サシバ8羽(非渡り11羽)、ノスリ1羽非渡り、その他チョウゲンボウ1羽、ハヤブサ1羽を確認。湿った南風よりひんやりと乾燥した北東風が良いようだ。
08/20カウント時間通して湿度が高く(水戸気象台データでも80%台)、いわゆる空気が重い状態でタカは出るが数km飛んでも降りる。サシバ21羽、ノスリ3羽はすべて非渡りであった。救いはサンショウクイの初認。
08/19風が無かったスタート時はサシバは上がるが渡らず、9時台に北西の風が吹き始めるとサシバは高く上がり南西に渡る。後、南の風に変わると出が悪くなり、渡りは終わる。天候が回復した本日は、サシバは12羽(非渡り22羽)、ツミ2羽、ノスリ0羽(非渡り1羽)が渡る。
08/1811時過ぎに雨が止み、カラス・トビに混じってサシバは上がるが低空に止まり、これらの8羽は渡らず。この間、2羽のガビチョウは雨の中鳴き続ける。明日からの天候回復に期待します。
08/17無風の中カウントスタート、10時半にやっとトビが出てサシバも姿を現すが渡りまでは行かず。最近の天候、東北から北陸、西日本で水害が頻発、関東でも茨城を除き多雨の傾向。この様な影響でタカの動きが鈍いのか、結局サシバは13羽数えるがすべて非渡り。
08/169:20過ぎまでガスのため視界不良、その後ガスが晴れタカが動き出す。しかし、出現したサシバ29羽、ハチクマ2羽、ツミ3羽はいずれも非渡り。
08/152022年秋期タカの渡りスタートです。新型コロナは爆発的な感染を見せていますが、少人数で密を避けながら、調査終了の9月末までカウントをして行きますのでよろしくお願いいたします。サシバは21羽が定点の近く・遠くに出ましたが、すべて非渡りでした。ノスリ1羽も非渡り。時間帯は8〜10時に多く出現。