現地白樺峠「定点調査地」からの報告を転載しています。( )内は報告者です。
定点調査風景. 定点調査風景
(2022年)
11/15
最低気温はプラス0.5度。朝のうちは雲が多かったが、日中はよく晴れる。小鳥の渡りはまずまずで、ツグミやマヒワ、アトリ、カシラダカ、ウソが目立つ。タカの姿もチラホラ見かけるが、大抵は渡りそうにないノスリの幼鳥たち。4羽がいっしょに高空でのハンギング、絡み合い、急降下、などなど楽しそう。我々は忙しく撤収仕事。好天のおかげで予定通りに進み、夕方には下山。これで今年の活動も無事、終了。みなさん、おつかれさま。(くの)
11/14
最低気温は0度。深夜には眩しいほどに月が輝いていたが、朝は霧。この霧がなかなか消えない。調査地からの撤収作業もいよいよ終盤。日干しをすべき資材がたくさんあるので、この天気には少々焦る。青空が見え始めたのは、正午を過ぎてからのこと。その後も雲の多い空。タカも小鳥も動きなし。(くの)
11/13
最低気温はプラス3.6度と、今日も暖かな朝。すっかり曇って日差しがないのに、まったく寒さを感じない。空気の感じは季節が逆戻りしたかのようだが、数十羽のツグミの群れが断続的に通過してゆく。これまで、数羽の小群はたびたび見られていたが、この規模の群れは今日が初めて。例年よりかなり遅れて、ようやく本隊が到着か。ツグミのうら寂しい声は、秋の終わりによく似合う。昼過ぎには小雨がばらつき、その後、しとしと雨に。この時期としては、暖かな雨で、積雪の心配がないのはありがたい。(くの)
11/12
最低気温はプラス3度。この時期の晴れた朝にしては、ずいぶん暖かい。雲のない快晴が終日、続くが、タカの動きはごく僅か。目立ったのはイヌワシたち。今年は久々に幼鳥が巣立ち、そのためシーズン当初から雌雄2羽、あるいは幼鳥も加えた3羽が一緒に飛ぶ姿が頻繁に見られた。移動中のサシバ、ハチクマ、ノスリを襲うシーンを何度も目撃したが、狩りが成功する瞬間にはまだ遭遇できずにいる。その成功率は高くないようだ。ただ、サシバやハチクマは高空のイヌワシをひどく恐れ、ワシを避けて飛行コースを大きく変えることが少なくない。今シーズン、これらのカウント数が伸びなかったのはイヌワシの影響があったのかも知れない。調査地から13km離れた所にワシたちの「とまり場」が見えるのだが、10月下旬からは、ほぼ毎日、そこにワシの姿を観察することができた。遠いとは言え「とまり場」のチェックが日々の楽しみとなっている。(くの)
11/11
最低気温はプラスの1度。霜も氷もなく、11月中旬とは思えない暖かさ。ほとんどの時間が雲のない青空で、ぽつりぽつりと通過するタカを小鳥たちにずいぶん見つけてもらった。見つけづらい空ではあるが、見やすい場所を通るタカが多く、久しぶりにタカの渡りを楽しんだような気がする。ハイタカは午後になってから続けて飛んできたが、最近は渡らない個体もあまり見かけなかったので、まだ来るのかと残りの日々にちょっと期待。(佐伯)
11/10
最低気温は0度ほど。明け方はツグミ類やカシラダカの声が多かったが、小鳥もタカもあまり動きがない。10時台に突然、数羽のタカがばらばらと上昇してきたのでハッとしたが、ぷかぷか下を見るノスリ幼鳥5羽、彼らとからみ合うオオタカ幼鳥、ハイタカ幼鳥のうち、誰も渡っていかない。南風が生ぬるく、これではあわてて動くタカもいないよなあ、という小春日和。(佐伯)
11/09
最低気温はマイナス3.8度。しっかり冷えて、バケツに溜めた洗い物用の雨水は、ぶ厚く凍る。雲のない秋晴れの一日。タカも小鳥も通過するものはごく僅か。調査地正面に伐り残したコシアブラは、まだ、いくらか実が残っているのに訪れる小鳥が急減。美味しそうに熟した実は完食されたらしい。来年もたくさん実をつけて、小鳥たちを呼び寄せてくれるだろうか。(くの)
11/08
最低気温はマイナス0.4度。早朝はスッキリと晴れていたが、日中は雲が多く、みぞれがぱらつく時間帯もあった。タカも小鳥も動きは少ない。雲は夕方にはほとんど消え、夜は月蝕を楽しむ。月面を通過する鳥もちらほら。(くの)
11/07
最低気温はマイナス1.9度。朝のうちはカシラダカ、ホオジロ、ベニマシコなど、移動中の小鳥が入れ替わり立ち替わり近くに降りてきて、調査地はいつもとちょっと違うにぎわい。その後は、ぽつりぽつりのタカを探して過ごす。残りわずかとなったコシアブラの実にはメジロやルリビタキが来ていて、それぞれの採食スタイルを見ていると、鳥によってこうも身体の動きが違うものかと改めて気づかされる。この木を残しておいてよかった。(佐伯)
11/06
最低気温はマイナス2.4度。小鳥の声は少なく、タカは見つからず、風がないので木の葉すら飛んでいない。せめてノスリ幼鳥でもぷかぷか浮かんでくれればと思うが、渡らないタカも見当たらない。14時台後半からノスリがぽつぽつと現れ、もしや夕方の部があるのではと期待したがあまり続かず。新潟県も晴れの予報だったが、ノスリの渡りはもうおしまいなのだろうか。(佐伯)
11/05
最低気温はマイナス3.4度。朝から穏やかな晴天。小鳥の渡りは多くはないが、シメやウソの群れなど季節が進んだなあという顔ぶれ。マヒワもようやく群れらしい群れが現れ、レンジャク8羽の群れも飛んできた。小鳥の渡りが遅いように感じていたが、レンジャクは11月中旬、撤収間際の記録が多いので、5日の初認は早い。タカはいよいよ見つからず。調査と並行しての撤収作業は順調。(佐伯)
11/04
冷え込みはなく、霜もない朝。厚い雲が多く、暗い空ながら、イカルやホオジロ類など小鳥の渡りはまずまずのにぎわい。9時台からは時々、雨雲が通過し、弱い雨がばらついたかと思えばまた晴れる。北側の山々は暗い雲に包まれたまま。冬を思わせる空模様だが、降ってくるのが雪ではないのはありがたい。昼頃まではタカもちらほら飛んできたが、午後はさっぱり。日本海側の天気が回復しないことには、北からタカが来ないということか。(佐伯)
11/03
最低気温は1度。日中はよく晴れて気温はどんどん上昇。ただし、風がやや強く吹く。寒さを感じさせる風ではないが、木々の葉を上空高く吹き上げて、これがタカと紛らわしい。早朝はホオジロ類を中心に、いろんな小鳥が頭上を通過して楽しかったが、タカの渡りは不調。天気は良いのに、何も見つからない時間が長い。調査地からの撤収作業を本格的にスタート。(くの)
11/02
最低気温は3度。この時期の晴れた朝としては、かなりの暖かさ。調査地から見える穂高岳、霞沢岳、浅間山、中央アルプス、南アルプスは、新雪でまっ白。上空は雲がほとんどない秋晴れ。ところが、松本平は昼過ぎまでどっぷりと雲海に沈んでいた。タカの通過は、終日、山もなく谷もなく、ポツリポツリのペース。遠くを丹念に探してもノスリの姿はなかなか見つからない。(くの)
11/01
最低気温は1度。朝のうちは小雨が降ったり止んだり。日中は雨が降り続き、気温も上がらず寒々しい。見かけた渡り鳥は、少数のツグミとイカルのみ。(くの)
10/31
最低気温はマイナス3度。昼過ぎに雲の広がる時間帯があったが、それ以外は秋の青空。タカも小鳥も渡りは低調。(くの)
10/30
最低気温はマイナス2度。8時頃まで霧に包まれていたが、日中は雲の多い晴天。タカの渡りはポツリポツリのペースが続き、昨日までのような、ノスリのまとまった集団は見られない。今シーズン、初めてベニマシコの声を聞く。例年ならアトリ類の種数、個体数が増えてくる時期だが、アトリとイカル以外は、まだまだ少ない印象。(くの)
10/29
最低気温はマイナス0.5度。雲はほとんど浮かばず、タカを見つけづらい空。ノスリの通過が続いたのは、9時20分から11時頃まで。この時間帯に、ノスリの大半を記録する。10時15分からの10分間に東側の遠方で100羽ほどをカウント。これが、今日、いちばん高密度の集団。昼前からは渡りの気配がすっかり消えてしまう。調査地周辺のカラマツの葉は鮮やかな黄色。疲れのたまった目には眩しすぎる。(くの)
10/28
最低気温はマイナス0.5度。午前中は快晴。午後は雲が多くなるが、気温が高く快適。ノスリの通過の波はふた山。10時半からの30分ほどで、北側遠方を進む集団を150羽ほど数える。空気の揺らぎが酷く、タカの姿が見えるのは旋回時のみ。滑翔を始めるとたちまち消えてしまい、数えにくい。その後、散発的な渡りを挟んで、15時から16時過ぎに130羽ほどを続けてカウント。この時間帯は、頭上を高く飛ぶ集団と、東側の遠方を飛ぶ集団が同時出現し、忙しかった。ノスリのカウント数の今日までの合計は、過去、2番目の記録に到達。2020年以後の3年のカウント数が、これまでの1位から3位を占めることになり、ノスリの増加傾向がはっきりと現れた。(くの)
10/27
最低気温はマイナス2度。朝のうちは雲ひとつなく、日差しに恵まれて暖かかったが、日中は高い雲が増えた。タカの通過はポツリポツリ。なかなかタカを見つけられない中、ヒマワリの種をもらいに来るヤマガラやコガラが見つめる先の空に、ノスリやツミが旋回していることもしばしば。調査員が少ないこの時期は、ずいぶん助けてもらっている。(くの)
10/26
最低気温はマイナス4.4度。昨日の続きのノスリが近くにいるかも、と思ったが朝はあまり動きがなく、9時半ごろからタカが飛んでくる。昨日ほどではないがノスリが続く時間もあり、ハイタカやオオタカは渡らない個体も含めて見る機会が急増しているので、識別の楽しみも増えた。終日快晴で見落としは多いだろうが、夕方にノスリの集団が現れることもなく、安心して機材を片付け始めたら、日没後の17時過ぎに通過したノスリが3羽。(佐伯)
10/25
最低気温はマイナス3度。厚い雲に覆われた寒い一日で、最高気温は5度程度。北側や南側には、日中、雪雲のらかかる時間帯もあった。午前中のタカの動きは低調だったが、正午からはノスリの通過が続いた。とくに高密度の集団はみられなかったが、暗い空を、高く、ツラツラと流れてゆく。次の晴れ間にはひと山あるはず、と予想していたのだが、こんな天気に渡るとは。17時を過ぎ、もう薄暗い中もノスリたちは飛んでいる。しかも、高い。彼らにとっては渡り日和だったようだ。(くの)
10/24
最低気温は0.5度。早朝には小雪が風に混じった。終日、雲が多く、日中も寒々しい空模様。最高記録は7度ほど。昼前からどんどん気温が下がってしまう。タカの通過はチラホラながら、近くを飛ぶものが少なくない。チュウヒは淡色のきれいな個体で、見やすいところを飛んでくれた。しっかり着込んで楽しく過ごす。調査地内のコシアブラの実が豊作。常連のアカハラ、ルリビタキ、キビタキに混じり、今日はソウシチョウの群れが何度もやってきた。(くの)
10/23
最低気温は4.5度。日中は気温が上がり、薄着で過ごす。タカは、高く、遠いものが多かった。ハイイロチュウヒは11時35分にきれいな成鳥雄を記録。こちらも、かなりの高度を移動していった。(くの)
10/22
最低気温は4度。終日、雲が多く、青空は時おり小さく顔を覗かせる程度。気温は高く、日差しがなくても寒くはない。渡りは今日も低調。冬鳥たちの顔触れも、この時期としては寂しい。調査地周辺の木々は鮮やに染まりつつあったのに、昨日の乾燥した風で、色づいた葉っぱが吹き飛ばされてしまった。今日の景色は、どこを見ても、くすんだ黄色。まだ青味の残る葉もたくさんあるので、これらがうまく色づいてくれますように。(くの)
10/21
最低気温は2.度。日中、南風がやや強く吹く時間帯もあったが、過ごしやすい上天気。タカの渡りは低調。遠くを飛ぶものや、高く飛ぶものが多かった。通過するアトリの群れも、この数日は規模が縮小。最大の群れでも50羽程度。ちょっともの足らない秋空。(くの)
10/20
最低気温マイナス2.7度。初霜と初氷。早朝、調査地のあれこれを真っ白に覆っていた霜は、日が昇ると、忽ち消えてしまう。終日、雲のない秋空。風もなく、過ごしやすいのはありがたいが、空の色はタカの姿が溶け込む青さ。目の焦点を合わせようにも、その助けとなる飛行機雲すら浮かばない。大した距離ではないはずなのに、一度、目を離したタカを再確認できない事態が多発。通過するタカは、単独個体や2ないし3羽の小集団ばかりで、それが連続しない。いよいよ発見困難な状況に、ひどく目が疲れてしまう。(くの)
10/19
最低気温マイナス0.5度。早朝は低い雲が多く、視界が悪かったが、ゆっくりと青空が広がり、午後は快晴となる。昼過ぎまで、見つかるタカはツミばかり。ようやくノスリが現れたのは12時半頃。まずは東側の遠方にまとまった集団を見つける。12時40分頃には50羽以上のノスリが見事な鷹柱を作り、これが今日のいちばんの光景。ただし、スコープで見ても消えそうな微細な粒。双眼鏡ではまったく捉えられない距離だった。13時過ぎからは、頭上、あるいは北側を通過する集団も加わり、あっちを見、こっちを見と、忙しくカウント。短時間ながら、頭上を低く、次々とノスリたちが流れるシーンもあった。15時半にはタカの動きは落ち着いてしまい、その後は低調な時間が続いた。(くの)
10/18
雨は日付けのかわる頃には止んでいたが、深い霧が朝まで残る。景色が見え始めたのは9時過ぎから。日中も雲が多く、高い山々は隠れがち。午前中はポツリポツリとタカが通過。渡る気配のないノスリの幼鳥たちも頻繁に見かける。午後になると渡りの気配はすっかり消え失せ、退屈な時間を過ごす。雨雲レーダーの画像を見ると新潟県内には雨降りの地域が広がったまま。この雲が消えれば、忙しくなるはずだ。最低気温は4.5度。昼間も気温の上昇が鈍く、肌寒さを感じた。(くの)
10/17
早朝の東の空には青空も見えていたが、西から暗い雲が進んできて、9時過ぎからは小雨が降ったり止んだり。10時頃からは本降りの雨となる。朝のうち、視界の良くない中でも、いくつかのタカの通過を記録できた。7時頃、北東方向に飛ぶ30羽ほどのアオバトの群れを観察。今年は、こうしたアオバトを頻繁に見かけるが、この群れがこれまでで最大。どこからどこに向かっているのかは、まったくわからない。(くの)
10/16
最低気温は8度。10時頃までは雲がほとんどない青空。その後、高空にいくらか雲が現れたが、秋のすっきりした晴天が終日、続く。日中は気温が上がり、木陰に入りたくなるほど。タカの渡りは、やや低調のまま一日を終了。小鳥では、ニュウナイスズメやヒバリの群れをいくつか記録。ただし、その声が頭上から聞こえてくるのに、姿がどうしても見つからない、という場面もしばしば。気分のよいものではない。(くの)
10/15
朝の冷え込みは緩み、最低気温は8度。今日も秋晴れ。日中は初秋の服装でちょうど良い。周囲の木々の葉は急に色づいてきた。朝と夕方で、景色の色合いが明らかに異なる。渡りは昨日とよく似たパターン。午前中はタカが見つからない時間も長かったが、午後は、ほぼ絶え間なくノスリたちが通過。それに混じって様々なタカも渡ってゆく。近くを飛んでくれるものも多く、10月らしい渡りを存分に楽しむ。(くの)
10/14
最低気温は4度ほど。ようやく秋らしい青空に恵まれ、日中はポカポカ陽気。タカの通過は低調なスタート。午前中は、なかなかタカが見つからない。11時すぎ、東側の遠方にノスリ20羽ほどの鷹柱が立ち上がるが、後続は1羽、2羽の疎な流れ。旋回を繰り返しても、なかなか上昇できない様子。13時過ぎからは、頭上を中心に比較的低く、数えやすい飛行コースをノスリたちが次々に渡ってくれる。高密度の集団は現れなかったが、16時半頃までの長時間、ノスリらしい渡りを楽しむ。(くの)
10/13
今日も雲の多い一日。ノスリの通過が見られたのは、12時間から14時の間。まとまった集団はなく、単独や2羽で移動するものが目立った。それ以外の時間帯は、たまにツミを見かける程度。小鳥はアトリの存在感が際立つ。北東を目指す数百羽の群れ、南下する数十羽の群れ、近くのダケカンバで採食する群れ、どれも賑やか。(くの)
10/12
最低気温は4度。終日、雲が多く、すっきりと晴れる時間帯はなかった。8時前から調査終了直前まで、タカたちはポツリポツリと通過。飛行コースは遠く近く、高く低く、バラバラな印象で、双眼鏡やスコープを振り回してタカを探す時間が長かった。単独で渡るツミなどは、運良くスコープの視野に入ってきたものも少なくない。北東方向へと移動するアトリを7群、計2000羽ほど記録。当地では、例年、他の鳥たちとは逆方向に渡るアトリ群が目立つ。(くの)
10/11
最低気温は2度で、この時期らしい冷え込み。からりとした秋晴れを期待していたが、雲がやや多く、日中も日差しは控えめ。タカは高いもの、遠いものが大半。真上を飛んでいるはずのノスリですら、肉眼ではなかなか見つけられない。北側や東側を通過するものは双眼鏡では捉えられない距離。小さな粒をスコープで数え続けた。集計してみれば立派な数字だが、渡りを見た、という実感は乏しい。足元の小藪の葉陰にはノゴマが何度も姿を見せてくれる。(くの)
10/10
午前中は止み間のある雨天。午後は暗い曇り空から、時折、バラバラと雨粒が落ちてくる。時折、青空も顔を出し、何度か鮮やかな虹を見た。ノスリが1羽、また1羽と渡ってゆく。南西からの向かい風に逆らい、上下左右に煽られながらの移動。翼を閉じ気味に、ほとんど旋回せず、かなりの速度で通過してゆく。いつもとは飛翔形やスピード感、スケール感が違うので、識別には気を使った。空模様の割にタカたちの動きは上々。明日からの好天に期待。(くの)
10/09
明け方の東の空は茜色。眼下の谷は深い雲海に沈んでいて、いつになくドラマチックな朝の風景。やがて、谷を埋めていた雲が上昇してきて、視界不良の状態が9時過ぎまで続く。タカの動きが見られたのは、10時半頃から13時過ぎまで。単独や、2ないし3羽の小群で移動するものを、ぽつぽつと記録してゆく。そんな中、12時45分頃にノスリ、サシバ、ハチクマの計30羽ほどのまとまった混群が通過。今季、初めてのノスリの高密度集団は、唐突に現れ、あっという間に去っていった。13時過ぎからは、またも雨。アトリ30羽ほどの群れが調査地脇のダケカンバで採食。冬鳥の初登場は、例年より一週間ほど遅くなった。ヒヨドリ600羽ほどの群れを記録。(くの)
10/08
朝までに雨は上がるが、深い霧が残る。景色が見え始めたのは9時頃。その後も山々は雲に隠れたままで、夕方近くには、また、霧に包まれてしまう。短時間、雲間に見えた穂高岳には雪が少しだけ積もっていた。タカの姿はちらほら。総数の割に種数が多いのはこの時期の特徴。ツミの群れは、6羽、7羽と、羽数が増えてきた。青空が待ち遠しい。(くの)
10/07
冷たい雨が降り続く。視界も悪く、調査はお休み。(くの)
10/06
最低気温は2.5度。最高気温は6度ほど。厚い雲に覆われて日中も薄暗く、午後はしとしと雨の時間帯もあった。とは言え、北東側の空は明るく、タカたちが飛べないコンディションではない。数少ないながらも、タカの通過を記録することができた。(くの)
10/05
終日、霧。日中の気温は10度を少し上回る程度で、朝とほとんど変わらない。調査地内の小鳥をながめたり、木々の枝を剪定をしたり。成果なく一日を過ごしてしまう。(くの)
10/04
雲は多いながらも青空がのぞき、東に見える松本平は晴れているのに、タカの渡りは低調。タカばかりでなくツバメ類も見当たらず、何度か飛んできたハリオアマツバメも数羽ずつ。メジロの群れがにぎやかに通過することもなく、近くにとまるヒタキ類もほとんどいない。早くもサシバを1羽も記録しない日となった。(佐伯)
10/03
最低気温は10度。低い雲が多く、午後は小雨がぱらつく時間帯もあった。タカの動きは少なく、記録したサシバは9時前後に谷沿いを低く移動していったひと群れ。例年なら、アトリやマヒワを初認する時期だが、今シーズンは、まだ冬鳥の記録がまったくない。(くの)
10/02
タカが見つからない青空。晴天続きによくあるパターンだが、ノスリたちは予測不能な動きを見せることが少なくない。日中、渡りの気配がまったくなくても、夕方に数十羽の群れが突然現れる場面を何度も見てきた。そんなこともあり、10月の晴れた日は遅い時間まで調査を終われない。今日は17時近くになって、サシバとハチクマの小群を記録。長い一日を気分よく終了。(くの)
10/01
最低気温は6度。日中との寒暖差が大きく、早朝は冬の服装、その2時間後には夏の服装での調査。空の様子は昨日と変わらないが、通過するタカたちの構成は、季節を一歩進んだ形。いよいよノスリが主役となる。群れの個体数はまだ少ないものの、ヒヨドリの声をしばしば聞くようになった。当地では9月下旬以後の渡りの時期のみに見られる鳥なので、この声に秋の深まりを感じる。(くの)
09/30
雲がほとんどない空が終日、続く。朝夕は風が冷たい。サシバ、ハチクマ、ノスリ、ツミの4種が、さまざまなパターンで混群となって通過してゆく。数羽からなるこうした小群を、1時間に4群ないし6群のペースで記録してゆく。8時前から16時過ぎまで、ずっとタカを見続けた印象で、この時期らしい当地の渡り。9月も今日でおしまい。記録したサシバの総数にはもの足らなさを感じるが、タカを見ている時間はいつになく長かったと思う。まずまずの一か月だった。(くの)
09/29
7時過ぎまでは低い雲に覆われていたが、その後、秋空が広がる。北風がさわやか。空気はカラリとしていて、日向にいても暑さを感じない。午前中の渡りは、たまにツミが見つかるだけの寂しいものだったが、13時過ぎ、急にサシバの通過が始まる。10羽から40羽ほどの集団や、単独移動個体が、17時近くまで断続的に渡っていった。やや遠く、ちょっと高めを飛ぶものが大半で、それが追い風に乗って速い。双眼鏡やスコープから目を離せず、慌ただしくカウントする場面も多かった。タカの種数が多く、充実感のある一日。夕方が近づくと気温はどんどん低下。冬の服装で調査を終える。(くの)
09/28
早朝はしとしと雨。その後は、小雨、霧雨が降ったり止んだり。午前中は、比較的曇りの時間が長く、青空も顔を出した。タカも小鳥も渡りの気配はほとんどなし。調査地内のツノハシバミは大豊作。ヤマガラたちの収穫作業は8月下旬から続いているが、今が最盛期らしい。飛来するヤマガラの個体数も例年より多く、あちこちから、種をカンカンと叩く音や、侵入者を追い払う声が聞こえてくる。リスたちもガジガジガジと大きな音を立てて種を齧っている。彼らを見ていると、雨や霧の日も退屈しない。(くの)
09/27
雲の多い空。午後の天気はゆっくり下り坂。サシバの群れは、いよいよ小さくなり、2羽、3羽の最小群が目立つ。ほぼ終日、どの時間帯にもタカの通過が見られたが、集計しても、ピーク時なら「ひと群れ」の数。それが広く薄く散らばった形なので、空の中にタカの姿を見つけ出すのがいつになく難しい。小鳥たちが発する警戒の声で、頭上のタカに気づくこともしばしば。ツバメやアマツバメ類の姿も少なくなった。(くの)
09/26
天気は上々。予想どおり、サシバたちが早朝から動きだす。6時半から7時過ぎまで、梢にとまったり、少し移動して、またとまり、を繰り返しながら、出発のタイミングを待つ10羽ほどのサシバの様子を観察。成鳥と幼鳥の行動に、ちょっとした違いがあって興味深い。8時頃までは、昨日の流れの続きを連想する渡りを忙しくカウントするが、その後は低調に。タカの見つからない時間が長くなり、現れるサシバの群れの規模は小さい。ハチクマの通過はまずまずながら、幼鳥が昨日までより明らかに増加。ノスリとツミの存在感は大幅にアップ。残暑が続く中でも、どんどん季節が進んでいる。(くの)
09/25
早朝は雲に覆われていたが、日中はきれいな青空。ほどよく雲が浮かんでタカを見つけやすい。日陰は涼しいが、日向は汗ばむ陽気。タカを長く見続けた一日。8時半頃、まずはハチクマの通過がはじまる。数羽の小群が次々に現れ、眼前を飛んでくれる。まるで識別講座のスライドショーのように、成鳥雄、成鳥雌、幼鳥、白い個体、黒い個体が順序よくやってくる印象。サシバの通過は11時頃に始まり、一番の山場は正午から12時40分の間。比較的見やすい距離を計400羽ほどのサシバが旋回したり流れたり。移動速度は通常よりも遅かった。14時前からは、北側や東側の遠方を飛ぶものが多くなり、スコープから目を外せない時間も短くない。17時30分頃にも50羽ほどのサシバ群をカウント。夕陽に色づいた雲を背景に、頭上を低く飛んでくれた。(くの)
09/24
朝夕は低い雲が多く、霧の時間が長い。日中はまずまずの青空が広がったが、山々にかかる雲は消えない。9時過ぎから15時半頃まで、ポツリポツリとハチクマが通過してゆく。単独で移動するものが大半で、まとまった集団は現れない。サシバの姿をほとんど見ない、ちょっと不思議な一日。(くの)
09/23
せっかくの休日なのに、予報通りの雨。早朝は景色が見えていたが、イワツバメがちらりと飛んだだけ。久々に調査は休み。雨音を聞きながらのんびり過ごす。小鳥たちが大騒ぎしたので、霧の中に消えるノスリを一瞬目撃し、タカを1羽も見ない日にはならず。昼前から雨足が強まり、目は休まったが耳が疲れる。(佐伯)
09/22
午前中は小雨が降ったり止んだり。視界の悪い時間帯も少なくない。雨の中でもタカたちは飛んでゆくので、調査を休めない。13時頃からは、いよいよ本降り。8時前後、アオサギの36羽と10羽のV字編隊が、少し間をおいて通過していった。どこからどこへと向かうのやら。(くの)
09/21
朝の気温は7度ほど。空気は冷たくなったが、湿度は高いまま。これが霧の原因。9時前まで霧の中。その後も、視界すっきり、とまではいかないが、調査のできるコンディション。すぐに谷沿いを低く移動するタカが見つかる。9時過ぎから11時頃までは、ほぼ途切れることなく、単独や小群の通過が見られた。飛行高度は低いものが多く、梢で翼を休めるものもある。13時からは再び霧に包まれ、視程は50mからせいぜい100mの状態が続く。当地では、いちばん多くの個体が見られるはずのこの時期、この時間帯に霧は辛い。真っ白な中に、突然、タカたちのシルエットが浮かんでは、すぐに霧の中へと消えてしまう。今日、記録したタカのほぼ半数が、霧の中で、どうにか見つけられたタカ。時折、頭上に透けて見える青空の様子をみると、そう遠くないところに霧の切れ目がありそうだが、見えないものは見えない。切ない思いで白い景色を見回していた。(くの)
09/20
台風14号による風は日付けがかわる頃に、雨は夜明け前に最も強くなった。幸い、調査地の資材などに被害なし。雨は10時頃まで残り、日中も低い雲が多く、周囲の山々は隠れて見えない。この空模様としては、タカの数は少なくない印象。天候が回復すれば、ひと山、来ること間違いなし。雨上がりと同時に、北から涼しい空気が流れてきて、昼間の気温は13度ほど。夕方には10度を下回った。昨日までは全く感じなかったうすら寒さ。服装選びが難しい。(くの)
09/19
台風14号が接近。低く暗い雲に覆われ、朝夕は雨。昼前から南風が強まる。そんな中でもチラリホラリとタカが通過してゆく。ノスリの幼鳥たちは、いつもより強く吹く風に乗ってハンギングしたり、ハイタカやオオタカの幼鳥と戯れて楽しそう。我々は早々に調査体制を縮小して、台風に備えての作業をあれこれ。明るいうちに準備万端。(くの)
09/18
顔を出した青空はごくわずか。厚い雲に覆われ、午後はにわか雨も降る。こんな天気でもハチクマたちがポツリポツリと通過してゆく。日中はじっとりとした蒸し暑さを感じる陽気が続いているが、朝夕はさすがに涼しい。オレンジ色や黄色に染まった草木の葉っぱが目につくようになってきた。(くの)
09/17
朝から雲が多く、短時間の霧雨が降ったり、蒸し暑い時間帯があったりと、安定しない空模様。タカの数は少なかったが、数羽のハチクマが眼前を低く次々に通過する、白樺峠らしい場面が何度かあった。午後は、調査地北側の尾根の梢にとまってしまうハチクマがいつになく多かった。同時に見た数では最多7羽。それが、飛び立ったり、新たな個体が舞い降りたりと、翼を休める個体が入れ替わってゆく。コンディションが良くない中も、頑張って移動している様子がよくわかる光景だった。(くの)
09/16
雲が少なく風も弱い。残暑とは言うものの、半月前に比べれば、かなり楽になってきた。昼過ぎまでのタカの動きはちらほらで、ちょっと退屈。14時前からは、サシバの10羽から30羽ほどの群れが、ほどよく間をおいて通過。群れによって飛行コースはかなりばらつく。しっかり探さないと見落としそうな群れもあり、気を抜けない時間だった。晴天続きにしては、たくさんのタカを見られて、満足な一日。調査地の周りの林では、オオルリが目立つ。今年はこの鳥がかなり多い印象だが、日によって現れる個体数や時間帯がまったく違う。どんな移動をしているのやら。(くの)
09/15
残暑が厳しい晴天。タカの姿はなかなか見つからないが、空にはツバメ、イワツバメ、ハリオアマツバメ、アマツバメが多い。スコープでタカを探していると、視野の中に、遠く近く、これらの鳥たちが入ってくる。昨日まではチラホラと見かける程度だったので、そろって移動してきた形。直線的に、いかにも渡っているような飛び方をするものはむしろ少なく、大半は好き勝手な方向を向いて飛び交っている。のらりくらりと空中で虫をとりながら、ゆっくりと移動してゆくのだろう。地味な光景だが、これは、しっかりと見ておくべきものだ。(くの)
09/14
9時頃までは霧に包まれ、寒々しい天気だったが、その後はきれいな青空が広がってくれた。上天気が続くので、渡りには期待していなかったが、14時頃から、サシバたちがどんどん通過。北東からの風に乗って、頭上を低く、ビュンビュンと渡ってゆく。大半は、双眼鏡でサシバの成鳥、幼鳥を楽々識別できる距離。調査記録にも満足。(くの)
09/13
雲の多い晴天。太陽が隠れている時間が長く、残暑は和らぐ。タカたちは、さすがに在庫切れか???数羽の小群が断続的に通過するのみで、昨日までの賑わいは消失。スコープで遠方を丹念に探しても、タカはなかなか見つからない。とは言え、色や模様など個性豊かなハチクマたちの集団が何度か近くを通過。1羽1羽をじっくり観察。調査地正面のタラノキの実は、すっかり食べられてしまい、来訪する小鳥はごくわずか。(くの)
09/12
雲が多かったが、まずまずの天気。日差しの中では残暑が厳しい。昨日に比べると、タカの見つからない時間が長かったが、それでも集計してみれば、この時期としては上々の数字。近くを通過するタカが比較的多く、群れの密度もほどほどに、数えやすい一日だった。朝夕の調査地は小鳥たちで賑やか。実の熟したタラノキには、メジロ、アカハラといった常連に加え、オオルリ、キビタキ、コサメビタキ、カラ類などの小鳥も次々にやって来て、実をついばんでゆく。いつもの年より味が良いようだ。今年は、いろいろな樹々の実が豊作なので、楽しみが多い。(くの)
09/11
朝夕は雲が多かったが、日中はすっきりと晴れる。ほどよく雲が浮かんで、タカを見つけやすい。ただし、残暑が厳しかった。10時頃までのタカの渡りは散発的だったが、だんだんペースアップ。13時以後は、ほぼ、絶え間のない通過が見られた。サシバの群れの規模は、ピーク時期に比べればまだまだ小さい。その分、余裕をもって調査でき、存分に渡りの光景を楽しむ。15時過ぎからは、東側の遠方を飛ぶものが多かった。ミサゴは、皆、単独での移動。一日に、これほどの数を記録するのは珍しいこと。(くの)
09/10
早朝、霧に包まれる時間帯があったが、それ以外は安定した晴天に恵まれる。空気はカラリとしていて、日向でも辛くはない陽気。タカの通過は10時前から始まり、調査終了直前まで、ほとんど途絶えることなく続いた。とくに大きな集団は見られなかったが、15時半頃に通過した24羽のサシバ群が見事だった。高密度の集団が正面からどんどん近づいてきて、頭上で旋回上昇。傾きつつある陽光を浴びてキラキラと輝いていた。北側、東側、かなり遠くを通過するタカもいくつか記録したが、全体的に飛行高度が低かったので、見つけられないものも、少なくなかったかも知れない。(くの)
09/09
今日も早朝まではしとしと雨。その後、雲に隙間ができるが、夕方まで不安定な天気。晴れたり霧雨が降ったりと、空模様が目まぐるしく変化する。視界は終日、不良状態。サシバは13時半頃に25羽ほどがまとまって通過。いっぽう、ハチクマは単独で渡るものが多かった。(くの)
09/08
朝は霧。景色が見えてきたところで調査開始するが、再び霧の中。昼前後の2時間ほどは本降りの雨で雷も鳴る。雨上がりには南側の尾根にとまるノスリとハチクマ幼鳥を何度か見かけたが、先日遊びまわっていた連中かも。夕方まで低い雲は消えず、ほとんどの時間は視界不良。渡るタカの気配はないが、調査地に現れる鳥の顔ぶれは多彩で、小鳥ウォッチングを楽しむ日。(佐伯)
09/07
朝のうちは雨。その後は霧、あるいは霧雨の時間が続く。景色が見えてきたのは正午頃から。青空が広がり残暑を感じる時間帯もあったが、14時には、再び霧に包まれる。今日はタカの姿をほとんど見ない。この天気のおかげで調査地の整備が進み、通常のスペースをようやく確保。(くの)
09/06
台風11号による南風の一日。資材などが吹き飛ばされるほどの強風にはならず、ひと安心。渡りの気配は、すっかり消えてしまう。ノスリの幼鳥たちが、2羽、3羽と現れては、斜面を吹き上がる風に乗って、ハンギング遊びに興じる。そこへハチクマの幼鳥が接近。ノスリの真似をしたいようだが、同じように翼を半開きにした姿勢をとっても、安定して空中に浮かぶことができない。ハイタカやツミの幼鳥も風の中で狩りのトレーニング。高空でイワツバメやアサギマダラを相手にアタック練習を繰り返す。(くの)
09/05
雨の心配のない好天。薄雲が多いおかげで、暑さも和らぐ。サシバの通過は、9時過ぎから13時頃まで、ほぼ、途切れることなく続く。群れの密度がいちばん高かったのは11時頃。9月初旬とは思えない光景だった。ノスリが多かったことも特記事項。しかも幼鳥が目立つ。そんなに急がなくてもいいのに、と思いながら見送っていた。14時以後は、タカが見つからない時間が長かった。(くの)
09/04
午後は短時間の雨に降られたが、まずまずの天気。陽が差すとかなり暑いが、我慢ならぬほどのレベルではない。タカたちは単独で移動するものが多い。渡りのピーク時なら、ひと群れにもならないような集計結果だが、タカを見ている時間は長かった。渡らないものも含めれば、10種のタカを観察。小鳥では、サンショウクイの群れが目立った。昨日まで賑やかだったオオルリたちは数を減らし、今朝はメボソムシクイの囀りをあちこちで聞く。いよいよ季節が動き始めた。(くの)
09/03
雨の多い一日。しっかり調査できたのは15時までの4時間ほど。この時間帯も視界は悪く、山々には雲がかかり続けた。渡りに期待できる天気ではなかったが、ちらほらと通過するタカを記録。ツバメたちも数羽の緩い群れをつくり、移動してゆく。(くの)
09/02
早朝はしとしと雨。そのおかげで、ゆったりとコーヒータイムを楽しむ。日中は霧雨が降ったり止んだり。短時間ながら、小さな青空も顔を出す。日差しが降り注ぐと不快な蒸し暑さ。ところが、霧に包まれると、たちまちフリースの出番となる。視界の悪いコンディションが続いたが、計6種のタカを観察。ハイタカの幼鳥が近くをうろついている。「タカ発見係」として活躍しているコガラたちが襲われないか心配。14時半からは、再びしとしと雨が降る。(くの)
09/01
9月は雨のスタート。夜明け前から降り始めた雨は、夕方前まで、ほとんど止み間なし。一時は土砂降りのひどい天気。終日、調査地で過ごしたが、まったく成果のない休養日。今日から調査地での長期間滞在。例年どおりの日々を送れそうで、それこそが何よりの幸い。よく晴れた8月29日には、50羽ほどのサシバを記録している。青空が待ち遠しい。(くの)


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