白樺峠日記
現地信州 白樺峠の様子や情報などを紹介しています。( )内は紹介者です。

11/05 調査地のトガリネズミ(ジネズミ騒動その後)

10月10日に現れた「ジネズミ」は、ジネズミよりずっと尾が長く、検証の末、トガリネズミの一種(アズミトガリネズミかシントウトガリネズミ)という結論に。姿を現す前から気配はあったが、その後は夜な夜な大活躍。テントで虫を捕っているらしく、鈴を振るような声で鳴きながら走り回る気配だけでも楽しいのに、まだ人間が起きている時間にテントの内張り布や網戸を登る姿を見たことも。サエキテントでも、にぎやかに天井裏をかけまわったり、すべり下りたり。シーズン後半の日々の楽しみだった。10月31日に発見された子どもたちがだいぶ成長していたことを考えると、子育て中の母トガリネズミがお腹を空かせて虫を探していたために、見聞きする頻度が増したのかもしれない。撤収に向けてテントを解体すると、痕跡がいろいろ出てきた。来シーズンも我々の小さな同居人でいてほしいけれど、その頃には物置き育ちの子どもたちの世代に代わっているのだろうか。
(写真左)調査地にすむトガリネズミ類。
(写真中)このお菓子は特大サイズではありません。
(写真右)調査地テント天井裏で見つかった食痕。ガの羽根とハサミムシのハサミ。(佐伯)

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11/04 11月1日の穂高連峰と11月3日の穂高連峰

10月10日のジネズミと思われた動物ですが、どうもジネズミではないらしいことが判明。トガリネズミ一種らしいです。子供らが発見されたのも同じ。でも行動はよく似ているそうです。(木下)

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11/03 今日が私の白樺峠最終日

1.オオバダケブキの実  ドライフラワーのお花畑になっています。
2.たか見の広場では、中村さんが一人で作業していました。渡るタカがほとんどみられない日が続き、ついに訪れる人もいなくなってしまいました。
3.小鉢盛山の夕焼け 私は都合で、今シーズン最後の白樺峠です。25シーズン目が終わりました。私の調査参加は終わりですが、調査はもうしばらく続きます。(木下)

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11/01 凍みました。

1.気温は−5℃。霜だらけです。調査地へ向かう道も。
2.調査地も霜。
3.こんな立派な霜柱も。日陰は昼まで溶けずに残りました。
(木下)

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10/23 海の幸を楽しむ

調査地に魚が並ぶのは、よくある光景。たまに下山したついでに魚を買って戻り、すぐに開いて塩を振って干す(久野さん担当)と、おいしい干物の出来あがり。この日はサンマとカマスがやってきた。少し前まではハエよけのため、ネットに入れて吊るしていたけど、今回はそのまま。わずかに寄ってきたハエには、カマスが人気。気がつくと、カマスを喰らう虫も……。(佐伯)

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10/10 「テントの中からジネズミ」

1.あまりにタカが飛ばず、小鳥たちもどこかへお出かけのようで、静かな午後でした。と突然佐伯さんの声が調査地のテントの中から響きました。「ジネズミ」。なんと「テントの中からジネズミ」 ボールに落ちたジネズミを救出した後はみんなで虫探し、ハサミムシやマカドウマ、クモなどを捕まえ入れてやるといきなりがぶっと飛びつくように襲いかかり、むしゃむしゃと食べました。写真はハサミムシを食べています。定点報告もお読みください。
2.調査地のヤマブドウが今年も豊作です。
3.クリタケも出ました。
(木下)

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09/27 霧の中

霧の中をハチクマが渡って行きました。霧がわいては消え、晴れてくるかなと思うとまた霧がわいてくる。そんな時間が続きました。不意に霧から現れるタカに慌てることもありました。調査地の午後3時20分。調査地は午後になると日が陰り寒くなります。(木下)

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09/23 シルバーウィークも終わり

1.いろいろな生き物がやってきます。ウラギンシジミがヤマブドウの葉の上で日向ぼっこ。アサギマダラはフワフワと渡っていきます。
2.エゾビタキがきました。今日の私の一番は調査が終わって車に戻るとき、足下から飛び出したヤマシギです。長いくちばしをつきだして、重そうに飛び、林の中に消えました。一瞬でしたが白樺峠では初めて出会いでした。(木下)

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09/22 遠いタカをスコープで数える。

1.今日も早朝散歩。4時に出発して暗い林道を静かに歩く。まだ、小さな獣たちの時間でした。かさこそ動く音が時々聞こえてきます。しばらくするとその音もしなくなり、今度は小鳥たちが動き出す。音だけがたよりの白樺峠の早朝も楽しいです。5時に「タカ見の広場」に到着。広場の小屋にいるとコウモリがやってきました。夏には小屋の中にウサギコウモリがいますが、今日来たのは誰だったのか?飛びまわる音がしなくなったところで懐中電灯をつけ、見回してみたけれど、小屋の隙間にでも入ってしまったようです。
2.今日も遠目のタカを主に数える。疲れる。それでも近くでタカ柱ができたり、頭上をタカが流れるなど見応えのある場面も。午後の日が傾いてからのタカたちの姿がやっぱり良い。空気の揺らぎもなくなり、傾いた光線を正面から受けるタカの姿は美しいですね。(木下)

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09/21 シルバーウィークのど真ん中

1.早朝散歩で午前5時に「たか見の広場」に行ってみました。次々と広場に登ってくる人が。早い方は4時半に来たとか。
2.調査地へ戻った5時半でもきれいな朝焼けでした。
3.タカだけではなく、小鳥たちも楽しい白樺峠です。すぐ近くまでやってきて、いろいろな姿やしぐさを見せてくれて、楽しませてくれます。それにしても今日の調査は疲れた。(木下)

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09/18 雨上がりの訪問者

雨が残るかと思ったら、朝から晴れてしまった。もう1日のんびりしたかったなあ、と思いながら朝ごはんを食べていると、三脚の隣に立派なヒキガエルが。すたすた、速足で去って行った。(佐伯)

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09/14 雲の上の調査地

気温が5度まで下がった朝。上空は快晴、谷は雲海。濃い霧の日に、青空が透けてタカがちらりと見えることがあるけれど、こんなふうに視界すっきりの雲の上を飛んでいるのだろうなあ。(佐伯)

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09/13 久しぶりの白樺日記投稿です。

 昨シーズン後半から、白樺日記への投稿をサボっていましたが、復活します。調査地の様子を中心に白樺峠を紹介していきます。
1.スジクワガタがいました。近くで見ると結構かっこいい。しばらくしたらどこかに行ってしまいました。白樺峠では昆虫や植物も楽しめます。
2.3.秋の花が盛りです。調査地ではハナイカリやウメバチソウが花盛りです。林の中はアキノキリンソウの黄色がいっぱい。(木下)

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