藤原宮俯瞰





明日香の畑地区から北西を俯瞰。
中央奥の一番高い山が大阪と奈良の府県境の生駒山。その手前のなだらかな丘陵が矢田丘陵。
中央の人家のない空地(ほぼ1km四方)に見える所が藤原の宮跡。 その北側の綺麗な円錐形の山が大和三山の耳成山。 藤原宮の東の丘陵が天の香具山。写真には入っていないが西側には畝傍山がある。 南側の丘陵は甘樫の丘。
藤原の宮がある新益京(藤原京)は、大和三山(畝傍、耳成、香具山)を内包する大きさだったことが 最近の発掘で判明し、その規模は平城京、平安京を凌ぐ古代最大の条坊制を布いた本格的都城だった。 持統天皇の飛鳥浄御原宮から694年に遷都され、持統・文武・元明のたった16年間、日本の首都であった。 南に高く北に低い地形のため、宮のある北側に京の汚水が流れ込む構造となっていた。
2009年3月20日



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