2014年春期タカの渡り速報
2 青森 龍飛崎  定点調査地
(Cape TAPPI, Aomori)
更新:2014/05/18

 ( 2014/03/15 - 2014/05/18 ) 調査終了

場所: 青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩龍浜
Cape TAPPI, Higashitsugaru District, Aomori, Japan
( 41°15′30″N    140°20′33″E    EL:115m) map_mark
調査: 久野公啓・佐伯元子・吉岡俊朗

注:記載数値は速報値であり、最終記録は報告書による
内容の転記はご遠慮ください
numerical data in this table are short report.
so, please refrain using this data
without permission of the observer.
月/日
Month/Day
天気
Weather
時 間
Investigation Time
ハチクマ
Pernis
ptilorhynchus
トビ
Milvus
migrans
オジロワシ
Haliaeetus
albicilla
ツミ
Accipiter
gularis
ハイタカ
Accipiter
nisus
オオタカ
Accipiter
gentilis
ノスリ
Buteo
buteo
その他タカ others タカ類計
A total of Raptors
羽数 種毎の羽数
合計
season total
17 117 63 40 648 212 7512 77 8686
05/18 曇り 04:30-12:00 5

3 0
5

13
05/17 曇り後雨 05:40-13:00 10

6

5

21
05/11 晴れ 04:30-12:00 2 7
1 6 0 32 2 ミサゴ2、チュウヒ0 50
05/10 曇り 05:00-13:00 0 0
7 1
0 1 ハヤブサ1 9
05/07 晴れ 04:20-10:00


0 0
0

0
05/06 快晴 04:20-14:00


0 0
0

0
05/05 曇りのち雨 04:30-14:40


2 10 2 14

28
05/04 晴れ 04:40-15:00


10 1 0 0

11
05/03 晴れのち曇り一時雨 04:20-14:00
2
0 2 1 2 1 ハヤブサ1 8
05/02 霧のち曇り一時雨 12:20-13:50








0
05/01 雨のち曇り一時晴れ 04:50-14:00



2
1

3
04/30 曇り一時雨 04:30-14:30



2 0 0 1 ハヤブサ1 3
04/29 快晴 04:30-15:00
3

8 0 19 3 ミサゴ1、オオワシ1、ハヤブサ1 33
04/28 雨のち霧のち晴れ 05:40-15:00
1
5 10 1 8 1 チュウヒ1 26
04/27 晴れ 04:30-15:30
2

16 5 35 6 サシバ1、チュウヒ1、ハイタカsp.2、ハヤブサ2 64
04/26 快晴 04:30-15:00
3
0 17 3 33 1 ハヤブサ1 57
04/25 快晴 04:30-15:00
2
5 25 1 65 1 チュウヒ1 99
04/24 曇りのち晴れ 04:30-15:00
0
0 34 4 43 2 ミサゴ1、ツミ0、チュウヒ1 83
04/23 曇りのち晴れ 04:40-16:40
1

1
16 1 ミサゴ1 19
04/22 晴れのち雨 04:40-14:20
6

6 1 19

32
04/21 曇り時々晴れ 04:40-15:00
0

1
3

4
04/20 快晴のち曇り 04:40-15:00



5
6 1 サシバ0、ハヤブサ1 12
04/19 曇りのち快晴 04:40-16:00
4
1 21 3 85 1 ミサゴ1 115
04/18 曇りのち晴れ 04:45-15:30
2

36 2 76 0 チョウゲンボウ0 116
04/17 晴れ 04:45-15:00
4 0
48 7 437 4 ミサゴ3、チュウヒ1 500
04/16 晴れ 04:50-16:00
0

48 0 227

275
04/15 晴れのち曇り一時雨 04:50-13:00



4
26 1 ミサゴ1、ハヤブサ0 31
04/14 快晴 04:50-16:00
1 1
9
87

98
04/13 晴れ 04:50-15:00
4 1
25 1 319 5 ミサゴ2、チュウヒ3 355
04/12 晴れ 04:50-16:00
4

61 11 1445 11 ミサゴ6、チュウヒ4、ハヤブサ1 1532
04/11 曇り一時雪のち晴れ 04:50-14:00
4 1
41 3 374 4 ミサゴ3、チュウヒ1 427
04/10 曇りのち雨のち晴れ 04:50-15:30



34 7 288 2 チュウヒ2 331
04/09 快晴 05:00-16:00
0

24 5 238 2 ミサゴ1、チュウヒ1 269
04/08 曇りのち晴れ 05:00-16:00
1 1
43 11 758 3 ミサゴ1、チュウヒ2 817
04/07 快晴 05:00-16:00
0 1
6 18 86 2 ミサゴ2 113
04/06 晴れ時々曇り一時雪 05:10-14:40
0

4 2 2

8
04/05 曇り時々晴れ一時雪 05:20-13:00



0 2 1

3
04/04 曇り一時雨 05:10-15:00
0


0 0

0
04/03 晴れのち曇り 05:10-15:30
5

24 5 194 1 ミサゴ1 229
04/02 快晴 05:10-15:30
2

3 2 70

77
04/01 快晴 05:10-16:00
12 2
18 3 1327

1362
03/31 晴れ 05:10-15:30
1 5
3 4 69 2 ミサゴ1、オオワシ0、ハイイロチュウヒ1 84
03/30 曇りのち雨 05:10-08:00
0

0 2 2 0 チュウヒ0 4
03/29 曇り 05:10-16:30
1 4
4 10 67 3 ミサゴ3、オオワシ0、チュウヒ0 89
03/28 曇り一時晴れ 05:20-11:00
0

0 0 0

0
03/27 霧のち晴れ 05:10-15:00
10 15
20 30 300

375
03/26 晴れ 05:20-16:40
7 11
18 44 605 5 ミサゴ3、オオワシ1、チュウヒ1、チョウゲンボウ0 690
03/25 曇り 05:20-10:00



0 0 0

0
03/24 快晴 05:20-15:00
2 1
6 5 27 2 オオワシ1、チョウゲンボウ1 43
03/23 晴れ一時雪 05:20-16:30
3 10
0 12 66 4 ミサゴ4、ハヤブサ0 95
03/22 曇り時々晴れ一時雪 05:40-15:20
0 2

2 0

4
03/21 00:00-00:00








0
03/20 晴れのち曇り 05:40-14:00
4


1 0

5
03/19 晴れ 05:30-16:00
10 2

2 21 2 オオワシ1、ハヤブサ1 37
03/18 曇りのち雨 05:40-07:00








0
03/17 晴れ 05:40-14:00
9 2
1
9

21
03/16 雪のち雨のち晴れ 06:00-12:00








0
03/15 晴れ時々曇り一時雪 05:40-13:40
0 4


0 2 ミサゴ1、オオワシ1 6
注:ハイタカ(不明含む)については( )内に逆方向個体を記載。計は逆向きも加算。戻り個体は-(マイナス)で記載し、計は減算。

05/18 気温が上がらず、今日も寒い。小鳥は少ないがイスカやサンショウクイの声が時折聞こえてくる。お昼前にはハリオアマツバメが近くを飛んだり、ホトトギスの声が聞こえてきたりと気温は低いながら季節の移り変わりを感じる。
タカは今日も少なく時折ハチクマが岬上空を通過。
本日を持ちまして今シーズンのカウントを終了します。(吉岡)
05/17 朝から西風が強く、小鳥の姿は殆ど無い。寒さに耐えつつ空を見上げるも徐々に雲行きが怪しくなり、雨が降り出したので早々調査終了。(吉岡)
05/11 昨日の西風が弱まり、朝からイカルのさえずりやサンショウクイの声が多く岬はとても賑やか。朝9時までに1000羽以上のイスカが岬を通過。タカは今日も多くが引き返すがハチクマは迷うことなく飛んで行く。(吉岡)
05/10 西風が冷たい。朝のうちはイスカの群れやニュウナイスズメの群れが通過するがタカは多くが引き返す。ハチクマも登場するがすぐに引き返して行った。(吉岡)
05/07 よく晴れるが、南西風は昨日よりもさらに強烈。岬の林には小鳥がいっぱいいるのだが、この数日で若葉がいっきに茂ってしまい、姿を見づらい。ツミたちは今日も風にあおられて、行ったり来たりを繰り返す。朝の賑わいが薄れたところで、3月15日からの連続調査を終了。今シーズンの最大の収穫は、渡りとは直接関係ないのだが、岬に住むカラス2種、3夫妻の暮らしぶりを毎日じっくり見られたこと。6羽ともに感情豊かで個性的。見飽きることなく楽しませてもらった。この岬を通過していった無数とも言える渡り鳥たちにも、それぞれ個性があるのだろう。そう考えると胸がいっぱいになる。カラスたちのおかげで、鳥への想いがいっそう深まる日々となった。(くの)
05/06 よく晴れるが、南西風が強く、海峡を渡ろうとする鳥たちは、ことごとく引き返してしまう。小鳥は種数が多い。いちばん目立ったのは今日もイスカ。赤や黄色に彩られた数十羽の群れが次々に現れる。ニュウナイスズメの賑やかな群れも印象的。タカの主役はツミ。しばしば頭上を低く飛んでくれるが、動きが速すぎて撮影は困難。大荒れの海上にはミズナギドリなど数種の海鳥が群れ飛ぶ。いつになく岸近くに集まっているので、調査を早めに終わらせて、岬の西側の岩礁まで海鳥見物に出かけてみる。海の豊かさを実感させられるダイナミックな光景に感激する。(くの)
05/05 薄日の射す時間帯もあったが、灰色の曇り空。15時前には雨が降り出す。早朝はタカも小鳥も動きは少なく、ニュウナイスズメの特徴的な高密度集団が目を引く程度。6時をすぎ、ヒヨドリやヒガラの群れがやってくると、岬は賑やかさを取り戻す。風が弱いため、タカは高いものが多い。頭上のノスリですら、かなり小さく見えるので、ツミの検出は困難なコンディション。昼前からはノスリもまったく見つからない。(くの)
05/04 南西風は深夜に25メートルを記録。この強風により、岬在住のハシボソガラス夫妻の巣が崩落。抱卵をスタートして数日が経過したところので、かわいそうな事件。この夫妻とは、今シーズンからお馴染みの関係となり、これまで知らなかったハシボソたちの暮らしぶりを間近にあれこれ見せてもらっていたので、なおさら切ない。日中も南西風はおさまらず、ツミが行ったり来たりを繰り返す。今日のツミは成鳥ばかり。幼鳥が目立った4月25日とはずいぶん異なる顔ぶれだ。(くの)
05/03 朝のうちは、穏やかに晴れるが、今日も視界はよくない。小鳥の個体数は少ないながら、冬鳥、夏鳥、入り乱れて飛び交って、種数は多い。ただし、楽しい時間は早朝のうちに終わってしまい、日中は鳥の動きはほとんどなし。14時には大粒の雨が降りだし、調査終了。夕方前には雨はあがるが、南西風が強くなる。(くの)
05/02 昨日の夕方から岬は深い霧に覆われる。その影響か、夜中に何度もシギの声を聞いた。イソシギ、キアシシギ、タシギなどが、岬の上を鳴きながら低く旋回していたようだった。濃霧はそのまま昼近くまで残る。午後には幾分、雲が高くなるが、視界不良はつづき、南西風がだんだん強まる。草地や林には、アオジやツグミがたくさん潜んでいるようだが、飛ぶ鳥はほとんど見かけない。(くの)
05/01 早朝は小雨。日中、青空の時間帯もあったが、雲は低く視界は不良。短時間の霧雨も何度か降った。風は穏やかなので過ごしやすい。駐車場にとめた車の横で、コーヒーなど淹れながら、のんびりスタイルで調査する。渡る鳥は、ごくわずか。岬と南の山と、行ったり来たりを繰り返すカケスの群れは、時間とともに数を増やす。(くの)
04/30 東風が強まり、雲は低く、視界が悪い。午後は時おり小雨もぱらつく生憎の天気。風に前進を阻められるハイタカがちらほら見られる程度で、タカの渡りは低調。小鳥はニュウナイスズメばかりが目立つ。200羽前後の群れが風にあおられながら、岬上空を右往左往する。南に見える山肌では点在する桜の木のピンクが鮮やか。調査終了後は、タラノキやハリギリなどの山菜採りを楽しむ。(くの)
04/29 快晴の一日だが、東風が冷たく、朝はしっかり冷え込んだ。小鳥の渡りは低調。タカも昼前からはほとんど見られず。2羽のハトたちは今日も登場。自力での帰還は困難と判断し、タカをよく見つけるハトの足環にあった番号に電話してみると、秋田在住の飼い主がわざわざお迎えに来ることに。午後には、無事、回収されて行く。京都からのレース中に迷子になったとのこと。残された方のハトも器量がよろしく、観光客に大人気。それなりの活躍をみせてくれている。(くの)
04/28 早朝は霧雨。その後、深い霧となったので久々の休養日、と期待したのだが、8時すぎには北西から青空が広がりはじめてしまい、本格的に調査を開始する。小鳥の動きはほとんどなかったが、タカの行ったり来たりが昼過ぎまで続いて、そこそこ忙しい。今日もハト君が調査に参加。さらにもう1羽のハトも加わったのだが、新入り君は、タカをまったく見つけられないおバカさん。いろんなハトがいるもんだ。(くの)
04/27 薄雲がかかり、午後からは南西風が強まるが、まずまずの晴天。寒さからは解放されて、上着を脱いで過ごす時間が長いが、空気の揺らぎがひどく、遠くのタカが見づらい。小鳥の渡りは昨日とほぼ同様で、新顔はサンショウクイ。ノスリは若い個体が目立ち始め、成鳥とほぼ同数に。ハイタカの大半は若い個体だ。午後、調査中の我々のすぐ足もとでレースバトがしばし、休息してゆく。大切に飼われていることをうかがわせる人なつっこさで、手のひらに載せたビスケットのカケラをついばんでいる。こんなハトでも天敵を見つける能力はすばらしく、彼の見上げる先の空には、必ずハヤブサやオオタカが飛んでいる。優秀な“調査員”として、ずっと一緒にいて欲しい気持ちもあるけど、無事に自宅に戻れるよう祈りたい。(くの)
04/26 終日、青空が広がって風は弱い。日中は気温が上昇。初夏の陽気となる。南に見える山肌の桜は、朝、見つけた時はまだ咲き始めだったのに、夕方にはほぼ満開となる。小鳥の渡りはやや低調。タカの通過は午前中が中心で、ぽつりぽつりというペース。大型連休に入って、岬を訪れる観光客はいっきに増加。投げかけられる質問への対応にエネルギーを消費し、いつもとは異質の疲労を感じながら一日を終える。(くの)
04/25 雲がほとんどない晴天がつづく。南西風はそこそこの強さながら、冷たさはなく過ごしやすい。朝の小鳥の渡りは昨日ほどではないが見応え十分。今日の新顔はオオルリの雄。ツミは戻った個体も含め、昨年生まれの幼鳥が目立った。シーズン初期から若い個体が多いのは、ほかのタカではみられない現象。(くの)
04/24 早朝は雲が多かったが、日中は青空。今朝の岬は群れ飛ぶ小鳥でいっぱい。イスカ、マヒワ、シメ、ウソ、メジロ、カラ類、ホオジロ類などなど。中でもツグミの渡りが見事。300羽から600羽ほどの群れが岬をかすめるようにして、つぎつぎに北上していった。小鳥たちのにぎわいは通常よりも長く続き、10時すぎまで楽しく過ごす。(くの)
04/23 当地での鳥見にはほどよい強さの西風が吹く。朝のうちは低い雲が空を覆い、寒さからなかなか解放されない。小鳥の数は少ないながらも、いろんな種が入れ替わり立ち替わり現れて、楽しい時間が長く続く。厚い雲のせいで頭上の鳥たちの色を判別できないのが辛いところ。今日は50羽程度のマヒワの群れが目立ったが、林を背景に飛んだときの鮮やかな黄色が印象的。冬に見るマヒワにはない、原色の黄色だ。一番の珍事はヒヨドリを1羽も見なかったこと。昨日はあんなにいっぱい群れていたのに。コムクドリの小群が今期初飛来。午後には青空が広がり、ニュウナイスズメ3桁の群れが、いくつか通過してゆく。ノスリは午後になって出現頻度が増した。(くの)
04/22 風は今日も穏やか。快晴の時間帯もあったが、全般に雲が多く、14時すぎから小雨となって調査を終了。10時前から正午にかけてはノスリの行ったり来たりが続いて忙しかったが、渡りの気配をまったく感じない時間も長い。記録した鳥の種数はけっして少なくないのだが、いつもは群れている連中が今日は単独、という例が多く、ちょっと寂しい1日。(くの)
04/21 風は穏やか。薄雲を通して柔らかい日差しが届く、心地のよい1日。春らしい好天なのに、タカも小鳥も、渡るものはほとんどなし。晴れが続いて“在庫ナシ”という状態なのかも。早朝、岬の林の奥からクロツグミとアカハラのさえずりが聞こえてくる。木々の冬芽はどんどん膨らんで、今はほんのり緑色。季節の進展を目と耳で実感する。(くの)
04/20 朝の冷え込みは厳しかったが、風が弱く過ごしやすい。日中は陽光に恵まれて暖か。岬に現れたヒヨドリの群れは最大500羽ほど。賑やかに声を掛け合いながらあっちへこっちへと飛び交って、調査地の雰囲気を明るくしてくれる。渡るタカはごくわずかだが、ノスリやハイタカの若い個体がしばしば飛来。カメラを向けても、どんどんこちらに近づいてくるのは若さ故。(くの)
04/19 東風が冷たく、雲の多かった早朝は身にしみる寒さ。この陽気のせいか、小鳥の群れは岬にほとんど現れない。8時すぎからようやく青空が広がりはじめ、ノスリがひとつふたつと通過してゆく。日差しの暖かさはうれしいのだが、昼前に雲がすっかり消えていまい、高く飛ぶタカを見つけ辛くなる。空気が澄んで遠くまでくっきり見えるのだが、その分、光線が鋭いようで、空を見渡すのがいつになく目に厳しい。昨日まではほとんど見られなかった、前年生まれの若いノスリが何羽も飛来。これはノスリシーズン終盤の兆し。(くの)
04/18 風は弱いのに空気が冷たい。薄曇りの見やすい空だが、探してもタカが見当たらない時間が長い。穏やかな海にイルカが現れないかと期待したけれど、こちらもさっぱり。今年はまだイルカを見ていない。海鳥も少なめ。風が出てきた昼頃から真上を通るタカが増え、高く点々と行くタカを見送る。(佐伯)
04/17 ほどよい西風の朝。カラたちの群れが復活し、再び春らしい雰囲気に。すっかり明るくなると、ノスリたちの列がはばたきながら出ていく。朝から高めにスイスイ行ってしまい、案の定、ひたすら高いノスリを見上げる日となる。オジロワシは幼鳥が2個体、岬から引き返していった。若者の旅はのんびり、先を急ぐ理由もないということか。オオタカも幼鳥をよく見るようになったが、ノスリは今日も成鳥ばかりが続く。岬ではフキノトウの季節が過ぎ、アザミ、ツクシ、ギョウジャニンニクにワサビの花と、楽しみが移っていく。カタクリの花が見頃。(佐伯)
04/16 一旦おさまった風が夜明けと共に強まる。小鳥の声はなく、昨日の楽しい時間が嘘のよう。ノスリは6時半頃から少しずつ数を増し、岬の上に浮いたまま、じわじわと高度を上げ、進んだり後退したり、風との間合いを読むような動きを続ける。このじわじわ感はノスリの魅力。8時過ぎには70羽ほどが薄雲のかかる上空に浮かび、美しいノスリの空となった。その後まもなく、またもや風速20m/sの風が吹き荒れる。とても渡っていけるとは思えないが、出戻りノスリの姿は夕方まで途絶えず、カウントの数字よりもはるかに見ごたえのある1日。(佐伯)
04/15 南西の風。この風向きは、調査地で最も見晴らしのよい岬の展望所には風が当たらず、小鳥たちの吹きだまりのようになる。赤や黄色の小鳥が入れ替わり舞い降り、いろいろな声が降ってくる。木々が芽吹いていないのが不思議なほど、GWの頃のような賑わい。イスカの群れがすごい。数十羽の群れが次々に合流し、100〜200羽の密集した力強い塊となって飛んでいく。3日前、つぶつぶノスリを数えていた時にも遠くを飛んでいるこんな群れを見た。10時頃から急激に風が強まり、風速20m/sに達する。タカも小鳥も消え、雨雲が迫ってきて早めに終了。(佐伯)
04/14 朝のうちは穏やかに晴れていたが、南西風がだんだん強くなる。3月に比べれば、ずっと楽になっているはずだが、日中でも長時間、風に吹かれるのは辛い。風陰を選んで立ち位置を決める。ノスリの数は減少したが、飛翔コースは昨日と同様に変化する。昼前後はのんびりできる時間帯がつづいたが、午後は通過個体が増加し、なかなか調査を終われない。ヒヨドリの群れの規模は順調に拡大中。キクイタダキも団体で飛来し、いよいよにぎやか。(くの)
04/13 今日も晴天がつづくが、西風はやっぱり冷たい。早朝はノスリが頭上をひとつ、またひとつというペースで通過。個体ごとに異なる模様をじっくり比較しながら楽しむ。8時すぎからは流れが東側海上に移り、肉眼では発見が厳しい距離を、ツブツブ、テンテンと渡ってゆく。見て楽しむには物足らないかもしれないが、数えるのは簡単。戻るタカが少ないので集計がどんどん増え、カウントする楽しさを久々に味わう。小鳥は日々、顔ぶれが多彩になりつつある。今日はヒガラ、メジロ、ニュウナイスズメが加わった。陽気な声が岬の雰囲気を明るくしてくれる。(くの)
04/12 ようやく雨雪への心配のない晴天となるが、西風は今日も冷たい。早朝の渡りはやや低調だったが、9時ごろからノスリのカウントが忙しくなる。13時すぎまで、岬の上空をノスリたがちさらさらと流れ、見上げつづける首が痛い。通過するノスリはまだ成鳥ばかり。これから若い連中が現れるはずなので、もうしばらく、ノスリの渡りを楽しめるだろう。(くの)
04/11 北西からの風が肌に冷たく、時折、小雪が混じる。陽がさして風が弱まると暖かさを感じるのだが、曇って風が吹きつけるとどうにも寒い。気温低下のためか、小鳥のにぎわいは早朝の短時間のみ。いっぽうタカの通過は順調。向かい風ながら戻るものは多くなかった。(くの)
04/10 朝はどんよりとした曇空。調査開始後1時間ほどで雨となり、3時間の中断。天気の回復は早く、昼前には北西から青空が広がりはじめる。日中に通過したタカは高いものが多く、双眼鏡から目をはずせない。待望?の雨が目の休養につながらず。チュウヒを2羽見つけられたことが大きな成果。(くの)
04/09 南よりの風は相変わらず冷たく、風を避けられる場所からの調査。朝の岬は数日ぶりのにぎわい。群れ飛ぶシジュウカラに囲まれて、幸せなひととき。タカたちは追い風に乗って頭上をびゅんびゅん通過してゆく。ちょっと油断すると、もう、ちっちゃい後姿。いつになくスポーティーな雰囲気でその姿を追う。(くの)
04/08 風は鳥見にほどよい強さとなるが、低い雲が西からつぎつぎに流れてきて、青空はおされがち。視界が悪いためか、戻ってくるノスリが多い。今日もカウントは難しく、気の抜けない時間が続く。調査中の我々の眼前を、2頭のテンが何度も走り過ぎる。1頭がもう1頭を追跡しているようだ。繁殖に関わる行動と思われるが、なんとも微笑ましい。(くの)
04/07 今日も15メートルほどの西風が吹き続けるが、安定した青空が広がって、日差しは暖かい。おかげで風さえ避ければ過ごしやすい。ノスリたちにとっては厳しすぎる風。沖から戻った個体が岬の乱気流にあおられながら、つぎつぎに目の前に飛んでくる。いっぽう、ミサゴとオジロワシには問題ないらしく、北を目指してどんどん進んで戻ってこない。(くの)
04/06 昨日ほど寒くはないが、冷たい西風が強く、時折、小雪が吹きつける早春にありがちな天気。岬にはノスリやハイタカが次々に飛来するが、その大半は沖に出ても戻ってきてしまう。昼前から風はさらに強まり、タカたちはよろめくばかり。海峡は白波で覆われ、とても渡れそうにない。小鳥で目立つのはカワラヒワの群ればかり。こちらも3月下旬の光景だ。(くの)
04/05 季節が逆戻りし、寒々とした空模様。西から雪雲が流れてきては、吹雪いて視界を悪くする。雪の時間は短いが、これが何度も繰り返され、辛い調査。春の暖かさを経験したために身体の耐寒性が弱まったらしく、風の冷たさがいつになく厳しく感じられる。2日前までの賑わいが信じられないほどに鳥が少ないことも、いよいよ調査を辛くする。(くの)
04/04 強い東風の朝。調査を始めてみたものの、タカも小鳥もほとんど動きなし。7時前、ばらばらと大粒の雨が落ちてきて調査中断。3時間ほどで霧雨となり調査再開。風もだんだん弱まるが、渡る鳥はごくわずか。岬の草地でヤマシギ数羽を見かけたが、うち1羽はオオタカのお腹の中に消えてしまった。(くの)
04/03 南の山には低い雲がかかり、天気はゆっくり下り坂。風向きは東から南西に変化する。今日もガンやハクチョウ、赤い小鳥の渡りを楽みつつ、ハヤブサ雄のハンティングをじっくり見物。この岬に来て4シーズン目の彼は、去年よりも狩りがうまくなっているようだが、まだまだ成功率は低い。いろんな鳥を相手に、いろんなパターンの狩りを試しているようにも見える。繁殖期本番に突入にし、技に磨きをかけている最中なのかも。ノスリの通過は、ぽつりぽつりという感じのペースで長時間つづいた。(くの)
04/02 よく晴れて風は穏やか。春本番を思わせる陽気となる。朝のうち、岬は小鳥でいっぱい。シジュウカラはひと群れで400羽?という規模。これは例年よりもかなり早い出現だ。イスカ、ベニヒワ、ベニマシコなど、赤い鳥がつぎつぎに飛んでくるのもいい。ガンやハクチョウの通過もあって、楽しいひととき。一方、日中は高く、あるいは遠くを飛ぶタカが時々見つかる程度で、眠気との戦いとなる。(くの)
04/01 北西風は冷たいままだが、朝の岬は小鳥たちの声でにぎやか。シジュウカラの団体も到着。彼らの発する陽気な雰囲気がうれしい。8時前から岬上空はノスリだらけ。午前中いっぱい、50羽以上のノスリが浮かぶ状態がつづく。初めてこの光景に接した人は、みな仰天(文字通り)するはずなのだが、あいにく今日は私ひとり。見物するには量感いっぱいの比類なき渡りなのだが、出発しようとするタカと、風に押し戻されたタカが頭上で入り乱れ、カウント屋には厳しい状態がつづく。調査終了時は身体ぐったり、目はショボショボ。でも幸福感でいっぱいです。(くの)
03/31 雨は夜明け直前まで降り続いたが、調査を始める頃には青空が広がってくる。日中はよく晴れたが北西風が冷たい。時間とともに風は強まり、戻るタカが増加。カウントの難しい状態が長く続く。9時頃の岬上空には60羽ほどのノスリが浮かんでいたが、その大半は南の山へと引き返したもよう。気温が下がったせいか、小鳥の動きはほとんどなく、昨日までのにぎわいが嘘のよう。ベニヒワとイスカ以外はみな単独行動だった。(くの)
03/30 夜が明ける頃から湿った東風が強くなる。雨を警戒しつつ調査開始。行ったり来たりのタカをいくつか記録するが、8時前に雨が降り始め、今日はおしまいに。終日、雨と東風の強い状態が続く。(くの)
03/29 今日もモヤのために視界は悪い。南西風は調査にほどよい強さ。タカは終日、多くの個体が戻る状態が続き、ノスリは最大24羽が岬上空に浮かんだ。小鳥の種数、個体数は順調に増加中。この一週間、高い気温で推移したためか、渡り鳥の顔ぶれはこの時期らしいものとなっている。(くの)
03/28 夜明け前に黄砂混じりの雨が降る。明るくなる頃はどうにか調査のできる天気だが、雲は低く風車は見えたり隠れたり。南西の風が強すぎるためか渡りの気配はごくわずか。風は時間とともに強まり、いよいよ鳥が飛ばなくなったので正午を待てず、サッサと調査を終了し、午後は休養。(くの)
03/27 気温と湿度が高く、東風に変わった朝。イヤな予感は的中し、6時頃から季節はずれの深い霧となる。霧のすき間にはノスリがいっぱい浮かんでいるのだが、彼らの動きがまったく把握できず、カウント不能の状態が4時間以上続く。“調査”と呼ぶには、あまりにも精度が低いのだが、投げ出すわけにもいかないので、想像力を発揮して記録をとり続ける。調査としては辛いのだが、近くを飛ぶタカがいっぱいいるのは喜ばしい。特に、オジロワシが眼下や頭上至近距離を何度も行き来してくれるのは初めての経験。もちろん、これは季節はずれの霧のおかげ。通常の霧の季節にワシはめったに飛んでこないので。不安な気分で集計したところ、その結果は印象と大差ないものでしたが、今日は概数を報告します。(くの)
03/26 視界の悪い状態が続くが、ほどよい南西風が吹き、鳥見には絶好のコンディションとなる。早朝は次々に通過するガンやハクチョウたち。モヤのために赤く染まった東の空を行く編隊がことさら美しい。日中はタカの渡り。沖から戻ったタカが近くを飛んでくれることが多く、カウントに、撮影に、忙しい時間が続く。午後も少数ながら通過が途切れず、心地よい疲労感で1日を終える。(くの)
03/25 気温が高く、ひどいモヤ。南西の風は20メートル以上。発電風車も止まってしまう。早朝の岬は小鳥がにぎやか。カワラヒワの群は日に日に大きくなり、今日は120ほどの規模。みな強風に耐えられず戻ってしまう。渡り日和とはほど遠いので、カウントを早々に終わらせ、東海地方からの若者調査員(中学生)をつれて十三湖方面へ遠征。オジロワシ成鳥を7羽見る。これでは、まだまだシーズン序盤かも。午後遅く、岬に帰ると風は朝ほどではなく、出かけたことをちょっと後悔。(くの)
03/24 雪の心配なく過ごせる安定した晴天。風は西のち南西15〜18メートルほど。昨日までの寒さはない。次々と現れるハイタカ、ミヤマガラスの群れのサイズ、小鳥の声のにぎやかさに季節の前進を感じる。遅れぎみながらも、この春の渡りシーズン本格化。(くの)
03/23 朝のうちは雲が低く、雪の降る時間帯もあったが、雲は徐々に減少し、昼前からは安定した晴天に。西風は終日12メートルほど。ノスリが行きつ戻りつ通過してゆくコンディション。16時すぎまで渡りが続き、集計数以上の満足感。オジロワシとミサゴもよかったなあ。(くの)
03/22 西風が強く、吹雪と晴れ間が交互する天気が、終日つづく。青空が広がると、すぐにノスリやトビが現れるが、すぐに引き返してしまう。例年の、この時期この天気なら、頭上に10羽、20羽のノスリが浮かぶものだが、今日はせいぜい2〜3羽。寂しい空。(くの)
03/21 昨夜からの雪は午後遅くまで降りつづき、調査はお休み。岬周辺は一面、薄い積雪に覆われる。渡りの気配はまったくないので、調査地近くの墓地へお参りに来る人たちと、お供えものを盗んでゆくカラスとのやりとりを見物しながら、のんびり1日を過ごす。(くの)
03/20 朝のうちは青空がうっすらと広がっていたが、昼前から暗い雲に覆われ、東風が湿り気を帯びてくる。午前中、6群のガンを数える。うち1群は南下するものだった。ようやく始まったガンの渡り。今後に期待。タカは少ないが小鳥は種類数が増え、こちらも一歩前進。(くの)
03/19 ひどい風に悩まされることなく、青空の下で1日を過ごす。数はまだ少ないが、タカの渡りらしさがようやく感じられる。午後もぽつぽつとノスリが現れて、終了時まで気合いを入れて空を見上げる。小鳥が少ないためにハヤブサの狩りが長時間続き、おかげで存分に見物させてもらえる。(くの)
03/18 どんよりとした曇り空で朝をむかえる。湿った東風に雨の予感。ほどなく雨滴が落ちてきて、早々に調査を終了する。岬の芝生ではムクドリ170羽ほどが忙しそうに腹ごしらえ。日中、車を南に走らせて十三湖方面の様子を見に行く。広い水田地帯にはまだ雪が多く残っていて、ノスリの姿はほとんどなし。いつもなら、いっぱい群れているガン類もごくわずかしか見つからない。この様子なら、明日ものんびりできそうだ。(くの)
03/17 西風は冷たいが、終日、晴天が続き雪がどんどんとけてゆく。こんな天気でもタカの姿はごくわずか。ガンやハクチョウも現れず。小鳥の動きはほぼ皆無。渡りは全体的に遅れぎみ?(くの)
03/16 短い止み間をはさんで、雨と雪が交互に降る。タカの動きはないが、渡りたそうな小鳥はちらほら現れる。ムクドリの群は、時間とともに大きくなるが、うち1羽はハヤブサのお腹の中に消えてゆく。草原ではヒバリの小群が休む。夕方前には青空。風にぶら下がって地面を見つめるノスリの姿あり。明日は忙しくなるかな。(くの)
03/15 西風は冷たいが、青空の広がり方は期待以上。まずまずの天気だがタカの姿はほとんどなし。岬に現れた小鳥もごくわずかで、渡りシーズン序盤の様相。調査終了後、ヘッドライトの消し忘れによる車のバッテリーあがりのトラブル。初日から予備バッテリーのお世話になる羽目に。これから渡り見物に出かけるみなさん、どうかお気をつけて。(くの)