2024年春期タカの渡り速報
2 青森 龍飛崎  定点調査地
(Cape TAPPI, Aomori)
更新:2024/05/11

 ( 2024/03/16 - 2024/05/11 ) 調査終了

場所: 青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩龍浜
Cape TAPPI, Higashitsugaru District, Aomori, Japan
( 41°15′30″N    140°20′33″E    EL:115m) map_mark
調査: 久野公啓・佐伯元子・原星一

注:記載数値は速報値であり、最終記録は報告書による
内容の転記はご遠慮ください
numerical data in this table are short report.
so, please refrain using this data
without permission of the observer.

5/11 up
龍飛崎日記はここをクリック
月/日
Month/Day
天気
Weather
時 間
Investigation Time
ハチクマ
Pernis
ptilorhynchus
トビ
Milvus
migrans
オジロワシ
Haliaeetus
albicilla
ツミ
Accipiter
gularis
ハイタカ
Accipiter
nisus
オオタカ
Accipiter
gentilis
ノスリ
Buteo
buteo
その他タカ others タカ類計
A total of Raptors
羽数 種毎の羽数
合計
season total
5 80 32 101 695 74 2718 57 3762
05/11 晴れ 04:30-15:30 3

14 1
15

33
05/10 晴れ一時曇り 05:00-12:30 1

1 0
0

2
05/09 雨のち晴れ 05:00-15:00



0 1 0

1
05/08 曇りのち快晴 04:40-16:00 1

6
0 2 1 チゴハヤブサ1 10
05/07 雨(濃霧) 00:00-00:00








0
05/06 曇りのち雨 04:50-14:00


1 1 1 0

3
05/05 晴れ 04:40-15:00

0
12 2 41

55
05/04 曇り一時晴れ 04:30-14:30


37 5
8 1 ハヤブサ1 51
05/03 晴れのち曇り 04:30-12:00


1 0 0 0

1
05/02 快晴 04:40-15:00



3
15

18
05/01 快晴 04:40-14:30


17 5
19 2 ハヤブサ2 43
04/30 曇り時々雨のち霧 04:30-10:30
0






0
04/29 晴れ一時曇り 04:25-16:00
17
3 57 10 359 10 ミサゴ2、サシバ1、チュウヒ1、ハヤブサ1、チゴハヤブサ1、コチョウゲンボウ1、小型不明3 456
04/28 晴れ一時曇り一時霧 04:25-16:30
3
8 41 5 52 1 ハイイロチュウヒ1 110
04/27 晴れ 04:25-16:00
3
2 46 2 124 4 ミサゴ1、サシバ0、ハイイロチュウヒ1、ハヤブサ1、チゴハヤブサ1 181
04/26 曇りのち快晴 04:30-16:00


0 15 0 2

17
04/25 雨のち曇り 08:30-13:00
0

3
5

8
04/24 曇り 04:35-15:00
0
1 7 1 2 2 ミサゴ1、チュウヒ1 13
04/23 晴れのち快晴 04:35-15:30
1

7 1 10 2 ミサゴ1、トビ1、サシバ0 21
04/22 晴れ時々快晴 04:35-16:00
1

50 5 104 3 ミサゴ1、ハイイロチュウヒ1、小型不明1 163
04/21 曇りのち晴れのち快晴 04:35-16:20
0
4 43 0 26 3 ミサゴ2、小型不明1 76
04/20 晴れのち快晴 04:45-15:30
0
0 0 0 0 0 チョウゲンボウ0 0
04/19 霧のち曇り一時晴れ 04:40-14:00
0

21 4 23 1 ミサゴ1、ハイイロチュウヒ0 49
04/18 曇り時々雨のち晴れ 04:45-15:00
3

56 2 53 1 ミサゴ1、サシバ0 115
04/17 雨時々曇り時々霧 07:00-15:30



3
0

3
04/16 霧のち曇り 05:50-16:00
1

13 1 28 2 ミサゴ1、ハイイロチュウヒ1 45
04/15 快晴 04:40-16:00



16
16 3 ミサゴ2、サシバ0、チョウゲンボウ1 35
04/14 曇りのち晴れ 04:45-16:10
2 1 5 22 0 34

64
04/13 霧のち快晴 04:50-16:00
4

24 1 28 1 サシバ1 58
04/12 晴れ時々曇り 05:00-16:00
2
1 37 1 135

176
04/11 快晴のち曇り 04:50-15:30
7

26 5 224 4 ミサゴ3、チュウヒ1 266
04/10 晴れ 04:50-16:30
0

1 2 11 1 ミサゴ1 15
04/09 曇りのち雨 05:10-15:40



0
0

0
04/08 晴れ一時霧 04:50-16:00
1

24 2 144

171
04/07 快晴 05:00-16:30
3

7 0 31

41
04/06 快晴 05:00-16:00
5

7
7

19
04/05 快晴 05:00-15:30



31 1 117 2 ミサゴ1、チュウヒ1 151
04/04 晴れ 05:10-16:00
2

19 3 55 2 ミサゴ1、チュウヒ1 81
04/03 晴れのち曇り 05:10-16:00

1
8 1 49 1 ミサゴ1、オオワシ0 60
04/02 曇りのち晴れ 05:20-16:20
2

6 1 54 2 ミサゴ1、チュウヒ1 65
04/01 晴れ 05:00-16:00
4 1
35 2 340 4 ミサゴ3、チュウヒ1 386
03/31 晴れ 05:40-16:00
7 1
19 7 249 1 チュウヒ1 284
03/30 晴れ 05:10-16:00
0

2 0 7 1 ミサゴ1、チュウヒ0 10
03/29 雨のち曇り 00:00-00:00








0
03/28 晴れのち曇り 05:10-16:00



7
84

91
03/27 晴れのち快晴 05:10-16:00
1

2
10

13
03/26 晴れのち曇り 05:10-15:00
1

0
12

13
03/25 晴れ時々曇り 05:10-15:00
5 6
4 2 74 1 ミサゴ1 92
03/24 晴れのち曇り 05:10-15:00
3 0
1 1 12

17
03/23 晴れのち快晴 05:10-16:30
0 1
2
0

3
03/17 曇りのち雨 05:00-12:00

1
1
20 1 オオワシ1 23
03/16 晴れ 07:00-15:30
2 20
5 10 117

154
注:ハイタカ(不明含む)については( )内に逆方向個体を記載。計は逆向きも加算。戻り個体は-(マイナス)で記載し、計は減算。

05/11 暖かい南西の風が15〜18mほど吹く。いくらかぶりに小鳥の賑やかさが復活。ヒヨドリは1000羽近い群れが次々北上し、カラ類やメジロもこんなに残っていたのかという賑やかさ。ハチクマは昼頃からそれぞれ単独で岬のやや東側を北上。これから続くであろうハチクマの渡りまで見届けたかったが、後ろ髪を引かれるようにこれで今季の調査は終了。関係者の皆さま、今シーズンも大変お世話になりました。ありがとうございます。また秋の調査を楽しみにしています。(原)
05/10 西南西15mの強風なうえ、霞んで海峡の半分先まで見えてるかも分からない視界の悪さ。若いハイタカはもちろんツミの成鳥でも引き返してくるなかなか厳しいコンディション。そこへ現れた雌のハチクマは、東へ流されながらも引き返す様子はなく、函館方面の霞の中へと北上して行った。少し待てば条件は良くなるだろうに、それでも先を急ぐ様子に、今時期に現れる他のタカとは違った気合いを感じる。(原)
05/09 朝は予定外の雨。鳥の気配が少なく、今月頭から試みているレーダーの撤収作業は、滞在中のレース鳩の諸々の対応に追われながらの調査。ある意味鳥が少なくて良かった。でもよく見ると海にはカマイルカいっぱい。(原)
05/08 天気は次第に回復し、調査時間を通して風はあまりない。疲れてしまった様子のムナグロ、脚が折れたツグミ、翼に異常のあるミヤマガラスなど、満身創痍の渡り鳥たちが滞在中。雲がとれると暖かくなり辺りには鬱陶しい虫が飛び交うが、アマツバメがたくさん飛来するようになると虫がいなくなった。よく見ると食べてるところも観察できるので、相当数消費してくれたのかもしれない。そしてどう見ても北から南へ渡っているように見えるのだが?ハチクマは今季初の個体となる雄が、15時前に南の空やや高いところから出現。この時期によく見られるノスリなどの若いタカはしょっちゅう行ったり来たりを繰り返すが、ハチクマは迷うことなくそのまま頭上をまっすぐ羽ばたいて北上して行った。朝晩は寒い日が続き、冬の鳥もまだまだいるけれど、夏も近づいていることを実感。(原)
05/07 昨夜からの雨が夕方まで降り続き、売店前の駐車場から灯台も見えない濃霧。良い休養日となった。(原)
05/06 どんより曇り空で風はほとんど感じない。小鳥は多くはないものの、常に周囲に何かしらいる状態が続く。今日はイスカやマヒワ、レンジャク類が目立ち、ベニヒワも時々見つかる。周りの葉っぱはどんどん色づくのに、冬っぽい鳥の存在感が大きいのが少し不思議な
感覚。お昼頃から天気は下り坂で、夜は荒れてきた。(原)
05/05 早朝から青空が広がる。風はないが小鳥が賑やかで、相当数が北上していく。昼前後をメインにノスリの若い個体が主に頭上を次々と北上。一見渡りは順調に見えるが、かなり遠方まで北上してから東西の海上をしれっと戻ってくるものも多い様子で、通過数の把握が難しい状況に。まだ成鳥の多い時期なら、ほとんど戻って来なさそうな条件だろうに、この時期の若いタカの行ったり来たりの調査は難易度が高く、精度が低いことにもやもや。そして今日はツミが全く見当たらない。オジロワシは3~4歳程度の個体が突如低空に現れ、県外からのウォッチャーや学生たちをとても盛り上げた。14時台には北の海上にカマイルカの大きな群れ発見。遠方だがかなりの数がいるようで、高く飛び上がったり活発な姿を見ることができた。(原)
05/04 今日も南西の風だが昨日よりやや弱まる。まだ5時台からツミ5~8羽程度の小集団が現れ、岬をうろつきつつ、1羽が北を目指すと他もそれに続くというパターンを何度と見送る。小鳥は今日もまずまず賑やか。4/30から連続で続けている夜間の渡り調査では、昨日まではやや寂しかったものの、今夜はウグイスやヒタキ類、モズなど合わせて100羽近くとそこそこ多く渡った。その中にイソヒヨドリ雌1羽を確認。春は初めての記録で、秋もこれまで2羽しか記録がなかく、これを観察出来たのも大きな収穫。(原)
05/03 南西の風が18~20mと強い。早朝はイスカの100羽以上の群れが何度も現れる。この風だと、やはり多くのカラ類などが灯台付近でもみくちゃになり、壁や地面に叩きつけられる事故も発生。ヤマガラ1羽とヒガラ1羽は保護した後放題出来たが、ヤマガラ1羽とヒガラ2羽は救うことが出来なかった。タカは現れてもほとんどが引き返ししてしまう。海には黒いミズナギドリやアビ類がいっぱい。お昼頃には視界も悪くなり、連日の疲れを溜めないために早めに調査を終える。(原)
05/02 朝からずっと快晴で風はほとんど感じない。小鳥は賑やかながらもやはりこの条件では次々に北上してしまう。アカゲラは今日もそれなり。今日のハイライトはなんと言ってもカナダヅル。11:30頃に岬付近に現れ、東に離れていきながら右往左往する。三厩方向の上空を南下していった。その間30近くスコープで追跡。風切の欠けの状態からこれまでの滞在地や行き先が少し追えるかもしれない。(原)
05/01 朝のうちは弱い西風で、小鳥の賑わいはまずまず。その多くを占めるのがシジュウカラで、数十から100羽以上の群れが次々北上していく。アカゲラは一時より落ち着いた様子だが、一度に5~7羽程度が視界に入ることも。ここ最近のアカゲラが凄すぎて、もはやいつもの状態をにわかには思い出せず、感覚が狂ってしまった。タカは西風が7~8mほど吹くようになった昼前頃からぽつぽつ現れ始め、ツミが増えてきたことでゴールデンウィークを感じる。ハヤブサ2羽は綺麗な成鳥で、2羽ともしっかり北上していった。(原)
04/30 暗い雲が広がり、今にも降り出しそうな朝。早朝の1時間は展望所で過ごすが、元気なのはイソヒヨドリたちだけで、小鳥がほとんど飛んでこない。小雨がぱらつき始めてからはクルマの横で調査。6時台は小雨の中、マヒワの群ればかりが飛んでくる。コムクドリの小群もいくつか。雨が止んでも視界は悪くなる一方で、8時頃から霧。濃霧に包まれ、回復しそうにないので早めに調査終了し、岬を離れる。(佐伯)
04/29
風がほとんどない時間もあったほどの穏やかな日。なめらかな海面を移動していくヒヨドリの群れがよく見えるが、追うのはカモメばかりでハヤブサ現れず。早朝は上昇できず苦労していたタカが、9時頃から急に高くなり、東、西、真上と広い範囲にちょろちょろと細い流れが現れては消え、渡りの最盛期のような状況がしばらく続く。昼前からはタカがまばらになってくるが、小型のタカかと思って見たのが高いノスリで、おそらくツミは見えていない。ノスリは立派な成鳥もちらほら。もう行かなくてはとスイッチが入る日だったのだろうか。コハクチョウ80羽ほどの群れ、100羽以上のマガンの群れも通過。アカゲラは27日をピークに数が減っているが、それでもよく飛んでいる。5時台にナキイスカ1羽を確認。単独で飛んできた鳥の声が気になり、見ると翼に大きな白斑2つ。(佐伯)
04/28 風速10m前後の南西の風。最初に飛んだタカは4時39分のハイイロチュウヒ。ほどよい風に小鳥が飛びまわる楽しい岬。9時半頃から低い雲が増え、しだいに頭上近くまで覆う雲にタカが消えるようになり、やがて岬は霧の中。霧が濃くなったので13時半に道具を片付け、山菜採りをしようと歩いていると、ハイイロチュウヒが現れ、戻っていった。14時20分頃から急速に青空が広がり、慌てて調査再開。南から次々にタカが飛んでくる。どうやら霧は岬だけでなく、高いところまでタカの行く手を塞いでいたらしい。今日のカウントの半数以上はこの時間に飛んだもの。ツミは霧の前も後もたびたび見られ、戻った個体も含めれば十数回現れた。(佐伯)
04/27
穏やかな南西の風。小鳥の群れは高く散らばってしまい、タカも早朝から絶望的に高い。昨日はアカゲラをそれほど見なかったので、通過のピークが過ぎたのか、荒れた天気を嫌ったのかと考えていたら、見事に再びアカゲラだらけ。戻ってくる個体が多く、一本の小さな木に5羽ほどがいるのは普通の、しかし異様な光景になっている。6時過ぎ、海上から続々と戻ってくるアカゲラが一方通行になった時に数えたら、すぐに50羽を超え、こわくなった。9時頃からは見やすい高さのタカも増え、まずまずの忙しさが続く。例のハトくんも時々来て活躍。午後、近くを茶色いハイイロチュウヒが戻ってくると、即座に逃げ出した。(佐伯)
04/26 早朝は南西の風12mほど。期待通り、小鳥いっぱいの岬になる。鳥の種類も数も多く、見たい鳥の声に振り返っても、どこを飛んでいるのか分からない。小鳥の雑踏の中に立っているよう。コムクドリが急増、大きな群れは200羽ほどで飛び回る。早朝は海鳥が近く、黒っぽいミズナギドリの群れが帯のようになって西へ流れている。さらに近いところをトウゾクカモメが何羽も。という魅力ある光景を、四方八方から小鳥の声を浴びながらちょっとだけ見物。8時半頃、急に風が吹き抜けて展望所にいられなくなり、風速を確認すると17m。9時には18m、灯台敷地のコンクリートの地面にしがみついている小鳥が続出。ヒガラが多いが、シジュウカラとメジロも。灯台の塀の中は建物の影響により、危険な風が鳥たちを待ち受ける状況。地上で身動きの取れない小鳥たちを襲おうとしたハイタカは、自分も風にもみくちゃにされて退散。9時半には風速19mとなった風は昼頃まで危険な状態が続いたが、小鳥の動きも収まらず、カラ類の群れが岬の先端側から引き返してくるたびに不時着する小鳥が残される。様子のおかしい個体は機材バッグに収容して休ませたが、12時過ぎまでに弱って動けないヒガラ7羽と犠牲者2羽を回収。こんな中でも、時折現れるイスカの群れは安定の重量感。風が強すぎてタカの飛来が少なく、渡っていったタカは、朝と、ようやく風速が14mほどになった14時半頃に続けて飛んだもの。(佐伯)
04/25 昨日の夕方からの雨は朝まで。西の海上に雨雲が見えて不安なので、道具を減らして調査。南側を何度も雨雲が通過。天気がよくない割には小鳥がいる。イスカは相変わらずで、昨日のメジロの代わりに目立ったのがマヒワの群れ。ニュウナイスズメも群れが大きくなった。ほとんどヒガラばかりのカラ類の群れも、10時頃から岬に来ては戻っていく。雨上がりは風速10m前後だった南西の風が11時頃から強まり、昼頃には風速19mに。灯台の敷地内をのぞくと、ヒガラが数羽、動けずに地面にしがみついている。なんとか飛び立ったが、風が強まるのが少し早ければヒガラの大量遭難が起きていたかも。灯台の風速データが21mになったのを確認して調査終了。風は夕方まで弱まらず、15時台には風速23m。明日に期待。(佐伯)
04/24 風速14m前後の東風が続く。小鳥の渡りの気配は少ないけれど、メジロとイスカは、にぎやかな群れが次々に飛んでくる。アカゲラも今日は少ない。と思ったが、一度に5羽も飛んでくるのだから少なくはない。カラ類の登場は遅く、現れた群れの大半はヒガラ。シジュウカラの季節は過ぎたらしい。ヒヨドリは次々に岬の先端方向へ消えていき、気配がなくなる。この風で渡っていったのかと半信半疑でいると、遠く、北の海上に群がるカモメ類の群れの下でざわめくものは、水中の捕食者から逃げるイワシの群れではなく、ヒヨドリの群れ。300羽ほどいるらしい群れに30羽以上のカモメ類が群がり、鳥山になっていた。この時期には珍しいオオタカ成鳥は翼がゆがんでいて、つらそう。風速14ないし15mの時間に岬から出ていったが、20分後に戻ってきた。同じ個体が再び現れたのは1時間40分後。風速13mほどの中を飛んでいった。調査終了直後から雨。(佐伯)
04/23 夜中に東風が強まり、明け方の風速は11mほど。小鳥の群れは昨日ほど見当たらず、カラ類の群れも大きくない。タカも見つからない。アカゲラは引き続き、次々に現れる。際限なく出てくるのではないかと思えるほどの状況に、可笑しくなってくる。海上に出ても引き返してくる個体が多く、岬の低い林がアカゲラだらけ。そこから飛び立っていったり、新たに加わったりで、数を把握しにくいが、一時は12羽ほどがとまっていたようだ。この時期、アカゲラの多い日があるのは楽しみのひとつなのだけど、今年のアカゲラの数は尋常ではない。彼らの繁殖地はどこなのか気になる。10時半ごろから風速14mほどに風が強まると、アカゲラの動きも目立たなくなる。サシバは戻っていった成鳥で、またしてもゼロになってしまい残念。(佐伯)
04/22 穏やかな東風。小鳥の渡りは広範囲に広がっていて、双眼鏡やスコープを空に向けると高いところにも小鳥の群れが飛んでいる。タカも早朝から高め。双眼鏡で見た小鳥の群れの向こうに遠いタカを見つけ、スコープで見ようとすると小鳥の粒に紛れてタカが捉えられず。朝の小鳥だけでお腹いっぱいの気分だったが、10時過ぎからはタカがいいペースで渡っていく。まとまりがなく高度もばらばらで、ハトくんの力を借りたかったのに、ハシブトガラスの抗争におびえて逃げ出してしまった。ノスリは幼鳥が大半になっている。アカゲラは昨日よりさらに多く、次々に頭上を越えていくアカゲラの波が途切れない。遠くを見てもアカゲラが何羽も飛んでいるし、どちらを向いてもアカゲラが目に入る、なんともおかしな光景。順調に飛んでいける日なのか、朝のうちは岬に降りるアカゲラがほとんどいなかった。キジバトの群れも続々と飛来し、本日最大の群れは35羽。南へ引き返す群れが多いが、海上を北へ遠ざかっていくキジバトたちを見ることができたのもうれしい。(佐伯)
04/21 朝のうちは風速6mほどの西風。小鳥がにぎやか。早朝からヒガラがいっぱい。アカゲラは7時半ごろ、続けて10羽が海上へ飛び去った。タカはぽつりぽつり。なかなか見つけられないが、昨日のハトくんの活躍により、かなりの数のタカを記録。青空の中、とんでもなく高いハイタカをちゃんと見上げているのがすごい。午後は風速10mを超え、一時南西の風となった1時間あまりの間は、ツミやハイタカが次々に現れるおもしろい時間に。ツミは向かい風の中を南へ戻るのも大変そうで、がんばってはばたいても尾羽の方向へ進んでしまっているのがツミらしい光景。数日ぶりに見えた南の山がすっかり緑になっている。山菜採りの人も多い時期だが、誰にも採られることなくトゲトゲの枝になりつつあるタラの芽を見かけた。植物の生育が早くて、人の暦とずれすぎている春。(佐伯)
04/20 昨夜から北西の風が強まり、夜間に風速20mを超えた時間も。風が冷たく、小鳥の気配がほとんどない朝。7時以降は調査終了まで17ないし19mの北西の風が続く。上空には翼をたわめたノスリが風に向かって浮かび、じわじわと少しずつ進んでは押し戻される、龍飛らしい光景。ノスリがもっといる頃にこの風が吹いてくれたら、と思うけれど、一度に浮かんでいるノスリは数羽程度なのが残念。かなり長い時間をかけて海上を進んで行ったタカも、しばらくすると戻ってきてしまい、タカが海峡を渡れる状況ではなさそうなので渡りの記録はゼロとした。風に立ち向かうノスリは今日も成鳥が多い。いつになく、オオタカ幼鳥をよく見る。最大で同時に3羽が上空に。午後はタカの動きがほとんどなくなるが、レースバト1羽が近くに飛来。調査道具に忍ばせてある鳩の餌を出してやると戸惑いもせず食べ、隣で休む。南の山は今日も低い雲の中。山越えの道、龍泊ラインが開通したことにも気づかずにいたが、昨日から青函トンネル記念館と階段国道もオープンし、いよいよ観光シーズンの始まり。(佐伯)
04/19 薄暗いうちからメジロの群れの声がにぎやか。5時前に静かになってしまい、濃霧に包まれる。7時半頃まで景色は見え隠れ。小鳥はいろいろいる。北の空が明るくなり、北海道が見えてくるとタカが渡っていく。10時頃に西風が風速10mを超え、その後、12ないし13mほどの風が続く中、現れるノスリは成鳥が多い。風切に大きな欠損があったり、翼がゆがんだりといった不具合を抱えた個体が目立ち、そういう負傷者をよく見るのは、たいていもっと穏やかな日なのだが、そろそろ焦りを感じているのだろうか。久々に「濃いなあ!」と感嘆するほど黒っぽいノスリも複数現れ、興味深い。南の山は終日低い雲に覆われたまま。(佐伯)
04/18 海上に雨雲が残り、湿っぽい朝。南西から暗い雲が押し寄せるたび、小雨がぱらついたり、霧に包まれそうになったり。5時20分頃、ハイタカの最初の一団がばらばらと出ていく。最初のノスリが現れたのは8時過ぎ。以降、昼頃まで、出たり戻ったりのタカの動きが小さな数字で続く。ノスリもハイタカも成鳥が結構いる。サシバは10時台に上空で一声鳴いて戻っていった成鳥。昼前にようやく不安な雲がなくなるが、北海道はほとんど見えないままで、午後はタカが見つからない。数が減ってきたと思っていたイスカが再び目立つようになり、複数の群れが合流して100羽を超える密な集団となって飛び回る。アマツバメ初認。(佐伯)
04/17 朝から雨。灯台の高さには霧がかかる。小鳥の声は多く、活気のある朝。7時から9時頃までは雨が止んで空も明るかったが、時々小雨が落ちてくるのでクルマの横で調査。ハイタカたちは結構高く上がれている。出て行ったように見えるものをカウント。視界良好とは言えず、こっそり戻っていても分からないのがモヤモヤするところ。10時以降は霧。濃霧の駐車場を横切ったトビに驚かされ、続いて近くを飛んだキレンジャクに慰められる。午後は本降り。雨が止み、霧が晴れた14時半頃から1時間ほどは海上の視界がよかったが、ノスリ幼鳥が1羽現れただけ。終了後すぐに濃霧。(佐伯)
04/16 濃霧の朝。明け方からアオジの声。双眼鏡だけ持って歩いてみると、降りているアオジをよく見る。視界は悪いが鳥の気配は多く、立ち止まっていたら目の前からヤマシギが飛び立った。明るくなり始めた10時にフル装備の機材を持って展望所へ向かう途中、灯台近くの道端から種不明のジシギが飛び出す。昼頃ようやく視界が開けると、海上は雲海。出ていくタカは高めで、午前中も霧の上を飛んでいたのかもしれない。あまり間を開けずにタカが現れるが、若いノスリが出たり戻ったりを繰り返しているのは、いかにもノスリシーズン終盤の様子。15時頃には暗い雲が増え、小雨がぱらつき始めるとノスリが一斉に戻ってくる。南の山の桜が咲き始めた。(佐伯)
04/15 早朝は風がほとんどなく、岬に鳥が集まらない。海上を探すと、200、300という規模のカラ類の群れ。まだシジュウカラが多数だが、ヒガラが順調に増え、20羽程度の群れではほとんどヒガラの集団も。青空を探してもタカは見つからず、カラ類の声に何度も助けられながら調査。サシバは9時台に戻った成鳥。灯台の駐車場で見ていた人によると6時前にも成鳥2羽が北上していったとのこと。昨日からよく見るアカゲラ、今日は最大4羽同時に飛び交っていた。午後、北西の海に浮かぶ黒い塊が目に入り、スコープで見ると密集した水鳥の群れ。そのまま東へ進んで少し見やすくなり、飛び立つと100羽ほどのマガン。再び着水すると密集して塊に戻る。周囲に点々と浮かぶ海鳥と比べるのが気の毒なほど、心細い状況なのだろう。外ヶ浜町蟹田のアメダス最高気温は2日続けて20度。風に吹かれることが前提の服装なので、14時台、風向きが変わる前に無風となった40分間は暑かった。(佐伯)
04/14 南西の風。朝のうちは風向きが安定せず、やや怖い思いをしながら我慢。風が強まるにつれ、いちばん見晴らしのいい展望所にあまり風が当たらなくなり、小鳥に囲まれて楽しく過ごす。赤いオオマシコが近くにとまり、ヒガラの小群も来てにぎやか。ヒヨドリの群れが大きくなり、海上を移動していく黒いしみのような群れも見られた。9時以降は風速13ないし14mの風が続き、目の前に飛び出してくる小型のタカがおもしろい状況に。ツミは同時に2羽が現れることも何度かあり、戻っていった個体もいて、成鳥が多かったがさまざまな換羽状態の若鳥の姿も。午後は現れるタカもまばらになり、ふと海を見るとカマイルカの群れが近い。光線の具合がよく、海中を泳ぐ姿まで見えるので、皆でイルカウォッチング。イルカが去った後、同じあたりにクジラの大きな背中が現れた。潜る際の動きがいつもと違い、気になって図鑑を見ると、背びれの形と潜水の仕方が該当するのはイワシクジラ。見た瞬間「でかい!」と思ったのだけど、大型のクジラだったのかと納得。(佐伯)
04/13 穏やかな東風。明け方から小鳥の声の種類が多く、オオマシコの声を聞きながら定位置の展望所に歩いて行くと海上に霧。5時過ぎには岬に霧がかかり始め、すぐに深い霧に包まれる。少し明るくなった8時半頃から時々、霧の中からハイタカが現れ、小鳥を物色するように低く飛ぶ。海上から戻ってきたらしいノスリも霧の中から現れ、人間と鉢合わせして慌てて向きを変える。カウントしようもないが、これはこれで楽しい。小鳥の気配があまりないのに、次々に現れるハイタカたちは、そのうが膨らんでいて、おそろしい。12時に急速に晴れると、海上には見事な雲海。その上を飛ぶタカの下面は明るくきれいに見え、いつもの場所なのに別世界のような光景。今年初のサシバは成鳥。雲海に浮かぶ北海道に向かって遠ざかっていった。ノスリは幼鳥が増えた印象だが、午前中の渡りの状況が分からないのでなんとも言えない。(佐伯)
04/12 4時半頃、ぱらりと雨音。どんより暗い空の下で調査開始。7時過ぎには明るくなり、やがて薄雲のかかる青空に。今日も風は穏やかで、高い粒々のタカを数える。タカの流れはあまり続かず、遠いのも真上を通るのも数羽ずつで途切れてしまう。双眼鏡で遠くのタカを探していると、まず目に入るのは小鳥の群れ。シジュウカラの数が増えて、海に向かってぶちまけたような群れに心が躍る。まだ少数ながらヒガラもちらほら。初登場のツミは昨年生まれの若い個体で、ツミにしてはゆったりと近くを飛んでくれた。昼頃から再び空が暗くなり、14時過ぎの30分ほど小雨がぱらつく。雨雲通過後は晴れて急に暑くなる。(佐伯)
04/11 風があまり吹かず、ほとんど無風の時間もあったほど。今年はこんな日ばかりで、風の岬らしくない。案の定、タカは高く遠く、ぽつりぽつりとまとまりがなく、がんばって探しても見落としが多そう。白いノスリが渡っていくのを見届けたかったのに、これではお手上げ。小鳥の種数がにぎやかになり、いろいろな声が降ってくる。昨日までは群れらしい群れを見なかったアトリが、よく目につく。数羽だったり、最大50羽ほどの群れだったり。大きな群れは夜間に通過してしまうのだろうか。(佐伯)
04/10 気温が下がったせいか、明け方は小鳥の声もタカの姿もない。西風の中をカワラヒワの群れが飛び回り、3月に戻ったような朝。風が次第に強まり、7時過ぎには風速16m、8時台から昼頃まで17mほどの時間が続く。このくらいの風の日は、カウント数は少ないけれど、タカを見るには絶好の日。海上から続々とノスリが戻ってくる。空に浮かぶノスリは多い時でも十数羽で、ノスリだらけの空にはならず。今日いちばんの出来事は9時6分に現れた白いノスリ。全身真っ白ではなく、翼先や翼角の模様は普通のノスリと同じく暗色で、上面にも淡褐色の羽が混じる。南へ戻って斜面の木にとまると、暗色の部分が隠れるため、すごく白いタカに見える。30分あまりで飛び立つが、風に流されて岬に到達できず、南へ戻ってしまう。再び現れたのは1時間後。海上へ出ようとするが、10時55分、やはり南へ戻っていった。(佐伯)
04/09 7時過ぎから14時までは静かな雨。早朝、8羽のノスリが飛来し、しばらく海上に出たり岬に戻ったりを繰り返していたが、海峡を渡りきるものはなかったようだ。雨が降っていない時間帯も鳥影が少なく、成果の乏しい1日だった。(くの)
04/08 朝の小鳥はやや低調ながら、これまで空にも地上にも、ほとんど姿を見かけなかったツグミが40羽ほどの群れで通過してゆく。ムクドリ群中にはギンムクドリが1羽。ニュウナイスズメは今期初登場。早朝は快晴だったが、東側から海面を覆う霧が近づいてきて、7時前から8時過ぎまで、岬は深い霧に包まれてしまう。視界の悪化とほぼ同時に小鳥たちも消えてしまったが、霧がはれても小鳥はなかなか戻って来なかった。濃霧の中でのハイタカの襲撃を恐れ、遠くまで避難していたのかも知れない。ノスリの通過は8時過ぎから15時過ぎまでポツリポツリのペースが続いた。東側の遠方を飛ぶものもあったが、流れが途切れがちで、たいへん見つけづらい。午後は気温が上昇。おかげでアザミやフキなど、食べられる植物たちもどんどん成長。これはありがたい。(くの)
04/07 穏やかに晴れ、日中は暑くなる。真冬の防寒着からシャツ1枚へと、半日で大変装。小鳥は日に日に種数が増えている。今日の新顔はメジロ。春いちばんに聞くメジロの明るい声には特別な嬉しさを感じる。タカは不調続き。現れるノスリは成鳥が大半を占めるので、まだまだ渡りの終盤とは思えないのだが、今年は大きなピークがないままに季節が進んでしまいそう。(くの)
04/06 風の弱い快晴。遠くの山々は霞んで見えない。朝の小鳥は賑わいをとり戻し、楽しく過ごす。シマエナガ2羽を観察。4月1日以来の登場だ。シジュウカラの群れに混じって何度か海上へと飛び立ったが、すぐに引き返してしまう。複数個体のゴジュウカラを撮影したが、いずれも脇から下腹部が白っぽく、いかにも道産子的。珍しくコガラも岬の先端部に現れる。こちらも北からの移動個体である可能性が高い。タカは期待はずれ。今年はハヤブサも岬に定住していないようで、なんとも寂しい。(くの)
04/05 風速10mほどの西風。空はよく晴れ、ひどいコンディションではなさそうたが、小鳥の寂しい朝。順調に数を増やしつつあったシジュウカラはすっかり消えてしまう。時おり、イスカの群れが現れては、また南へと戻ってゆく。普段は岬の木々にとまらないイスカたちだが、今日は何度かおりてきた。ただ、枝に隠れて姿はなかなか見つからない。そんな中でも林の奥から聞こえてくるウグイスの囀りが春を感じさせてくれる。ノスリの通過は主に午前中。数羽から15羽程度の小集団を断続的に記録した。午後は何にも見つからない時間が長い。(くの)
04/04 やや雲の多い晴天。朝のうちは北東の風、その後、西風がだんだん強まる。ノスリは、この時期、この天気としては不調。通過が続く時間帯も細々とした流れにしかならない。一方、小鳥の渡りは賑わいを増し、目や耳を楽しませてくれる。オオマシコが何度か頭上を通過。シジュウカラの群れはだんだん大きくなり、ヒガラもちらほら見かけるようになった。エナガの声を聞くたびにその姿をチェックしているのだが、どれも眉斑のある個体。(くの)
04/03 南西の風が緩やかに吹く晴天。暑くもなく寒くもなく過ごしやすい陽気だが、どうにもタカが見つからない。13時過ぎ、いくらか風が出てきたら、頭上をノスリたちが続けて通過。今日のノスリの記録は、ほとんどをこの時間帯に記録した。オオワシは綺麗な成鳥。翼に少し歪みがあり、その影響で海峡を越えられないようだ。岬の東側の海上でしばらく旋回を繰り返していたが南方向へと飛去。小鳥は個体数こそ少ないながら、シジュウカラ、アオジ、ベニマシコなどが増え、賑やかさを増す。イスカ、ベニヒワは好調が続き、ハクチョウやガンの群れもいくつか記録。まずまずの1日だった。(くの)
04/02 午前中は曇天。午後はだんだん青空が広がる。西風の風速は昼前までは17m、午後は12mほど。龍飛らしい風に乗ったノスリたちが岬の上空に浮かぶが、期待した数にはならない。小鳥も少なくやや物足らない。岬には自衛隊の施設があるのだが、そのフェンスのすぐ近くの松の木でトラフズクが休んでいるのを隊員が見つけ、みなさん、興味深そうに見学したり、携帯で撮影している。かなり人慣れした個体なのだが、そこは部外者が近づけない場所。我々は遠くからその様子をうらやましく眺める。(くの)
04/01 風速10mほどの西風。朝のうちは雲がやや多かったが、日中は快晴。小鳥はイスカの群れが目立つ。ベニヒワも頻繁に登場。両種は賑やかに鳴きながら飛んでくれるので見つけやすい。ノスリの通過は9時半から10時頃がピークだったが、それ以外の時間帯もポツリポツリと渡りが見られて、充実感のある1日。今日も朝と夕方にヤツガシラを観察。シマエナガは2羽。(くの)
03/31 雲の多い晴天。西風は朝のうち風速10mほど。午後は15mほどに強まる。早朝、南側に雨雲がかかっていたためか、小鳥の動きは少ない。そんな中、岬の漁港脇の草地で採餌する2羽のヤツガシラを見つけたのが今日の収穫。当地で複数のヤツガシラを同時に見るのは珍しい。タカの渡りはまずまず。6時過ぎから15時頃まで、行ったり来たりのノスリを長時間、見続けた印象。(くの)
03/30 風速16mほどの西風が吹き、空には寒々しい雲が多い。小鳥の動きが少ないが、風に翻弄されるカワラヒワの群れが目立つ。これまで、単独や数羽の小群ばかりを見ていたが、今日は、最大150羽ほどの賑やかな群れ。一方、イスカの群れはほとんど現れない。昼過ぎにノスリが続けて頭上に飛来するが、そのほとんどはすぐに南へと戻ってしまった。それ以外の時間は、タカがなかなか見つからない。渡りは全体的に不調ながらツバメを何度か見かけ、季節は一歩前進。シマエナガ2羽を観察。(くの)
03/29 夜明け前から雨となり、昼過ぎまで降り続く。雨があがった後も低い雲により視界は悪く、南西風がだんだん強まる。岬の林の中を歩いても鳥の気配はまったく感じられない。調査はお休みに。(くの)
03/28 10時過ぎまでは穏やかな南西風の晴天。その後、東よりの風に変わり、空はだんだん雲に覆われる。日差しのある時間帯はイスカの渡りを楽しんだ。ちょうど朝日が当たって赤い色がいっそう鮮やか。20羽ないし60羽ほどの群れが次々に通過してゆく。昨日までは単独や2羽で現れることの多かったベニヒワは、最大35羽の群れを観察し、20羽程度の群れをいくつか記録する。コハクチョウは7群、計250羽ほどをカウント。ハクチョウにとっては飛びにくいコンディションだったようで、岬の上空にさしかかると急に隊列が乱れたり、風に押し戻される群れを見かける。西側の海面近くを北上してきた群れは岬の近くの海上におりてしまい、しばらく休んでからまた北上していった。午前中はタカの姿がほとんど見られず、今日も寂しい1日かと思っていたら、昼過ぎから岬上空を高く流れるノスリが目に入るようになり、黒い粒々を断続的にカウント。14時過ぎに多くの個体を記録した。(くの)
03/27 朝のうち、空の2割ぼどに雲が浮かんでいたが、10時頃からは快晴。午前中は穏やかな南西風だったが、午後は冷たい西風が吹き、寒くなる。今日も渡りは低調。この時期の当地はハズレ日がほとんどなく、よほどの荒れ模様ではない限り、そこそこ鳥見を楽しめるとの印象があるのだが、寂しい気分で長い一日を過ごす。時おり現れるシマエナガだけが慰め。今日の最多の群れは15羽。(くの)
03/26 風速7mほどの東風。晴れていたのは朝のみで、9時にはすっかり曇ってしまう。タカも小鳥も渡りは不調。岬の林の中にも小鳥の姿がまったく見当たらない。(くの)
03/25 終日、風速10mほどの冷たい西風が吹く。風を避けて灯台の敷地内での調査。雲の広がる時間帯もあったがまずまずの青空に恵まれ、風に当たらなければ過ごしやすい。調査開始から8時頃までは、見かけるタカは若いオジロワシばかり。4個体ほどが、それぞれ行ったり来たりを繰り返す。羽色や風切の欠損を手がかりに個体識別しながら記録してゆく。8時過ぎから正午頃まではノスリの時間。こちらは戻る個体が少なく、調子良くカウント。小鳥はイスカの渡りが目立ち、10羽から30羽ほどの群れを12群、記録した。ほかにはヒバリ、オオジュリン、カワラヒワなど。渡ってゆく小鳥の種数はまだまだ少ない印象。そんな中、早朝にツリスガラ1羽を記録。「チー」と鳴いたひと声と、ほんの一瞬の目撃だったが間違いなさそう。シマエナガは5羽の群れを観察する。(くの)
03/24 早朝は風穏やか。9時過ぎから南西風がだんだん強まり、調査終了時は風速14m。タカも小鳥もガンハクチョウも渡りは不調。それでも、空のあちこちから時おり聞こえるベニヒワの声を頼りに、その姿を見つける楽しみはある。タカを続けて数えたのは14時前後の短い時間帯。それ以外は、どこを探してもタカが見つからない時間が長かった。岬の西側のほど近い海面にはミンククジラの背中が何度も現れる。強い潮流の中で狩りをしているらしい。ほぼ2分半の間隔で浮上を繰り返すのだが、毎回、一瞬のうちに潜水してしまう。この動きでは写真を撮るのが難しい。(くの)
03/23 風速6mから10mほどの東風が吹き続く。風はひんやりとしていて、日差しがあっても肌寒い。6時過ぎから9時過ぎまで、20ないし60羽程度のマガンやハクチョウの群れが断続的に通過してゆく。西側の遠方海上にはミヤマガラスの群れをいくつか見つける。最大で1300羽ほど。このクラスの群れはなかなか近くを飛んでくれない。9時前にシマエナガ2羽を確認。その後も何度かエナガの声を聞いたが姿を見られたのはこの時のみ。タカや小鳥の渡りは少ない。2個体現れたノスリのうち、1羽は去年生まれの若い個体。岬の上空まで飛来したが、海上には出ないまま南へと引き返していった。(くの)
03/17 南東よりの緩やかな風が吹く。こんな日はガン類の渡りに期待が膨らみ、予想通りまだ薄暗い5:30頃からマガンを中心とした群れが見つかるようになり、その数はどんどん増えていく。特に東の海上は、どこかのねぐら入りでも見ているような高密度で、紐状に見える隊列がいっぱいに。頭上や西の海上を渡る群れも多くあり、今日もかなりの幅を持って渡っていた。この状態なのでカウントの精度は低いだろうけど、集計結果は36000羽以上となり、数字的にも体感的にも見た中では過去最多の規模だったのは間違いない。期待以上の光景を、早くも勢揃いした常連 αのメンバーで堪能した。やっぱり龍飛は凄い!一旦撤収のため津軽平野を通過したが、田んぼにはまだまだたくさんのガンの姿があったので、まだしばらく楽しめそう。(原)
03/16 西から西北西の風が11m程度と吹くが、この時期としては冷たさがなく、風を避ければかなり過ごしやすい。9時半ごろ、尾が長くて翼帯のあるやや大きめの小鳥が東の空に舞い上がった。まさかサンショウクイがもう来た?と頭をよぎったが、よく見るとオオモズ。渡る意思があったのかもしれないけど、風に吹かれ引き返して南の方角に見失う。いつか渡りを見てみたい鳥のひとつだったので戻ってしまったのは惜しかったが、新鮮な光景を目にして嬉しい。タカは早くもスイッチが入っている様子で、ノスリを中心に頭上低いところ、あるいは東の空高くをすいすい北上し、戻ってくるものは少なかった。大きな集団こそないが日が登ってから昼過ぎまで断続的に続き、充実した時間を過ごす。オジロワシが多く見応えがあり、特に成鳥4羽が一定距離を保ちながら連なって北上していく場面が印象的だった。ガン類も少し記録したり、早速渡りをたくさん肌で感じられて、いきなり龍飛の素晴らしいさを実感。(原)