2016年春期タカの渡り速報
90-3 鹿児島 トカラ列島中之島  定点調査地
(Nakanoshima Island, Kagoshima)
更新:2016/04/19

 ( 2016/03/22 - 2016/04/19 ) 調査終了

場所: 鹿児島県鹿児島郡十島村中之島
Nakanoshima Island, Toshima Village, Kagoshima, Japan
( 29°50′26″N    129°52′06″E    EL:29m) map_mark
調査: 楠木 憲一

注:記載数値は速報値であり、最終記録は報告書による
内容の転記はご遠慮ください
numerical data in this table are short report.
so, please refrain using this data
without permission of the observer.
月/日
Month/Day
天気
Weather
時 間
Investigation Time
サシバ
Butastur
indicus
ハチクマ
Pernis
ptilorhynchus
ノスリ
Buteo
buteo
ツミ
Accipiter
gularis
ハイタカ
Accipiter
nisus
その他タカ others タカ類計
A total of Raptors
羽数 種毎の羽数
合計
season total
3112 0 5 9 14 12 3152
04/19 晴れ 00:00-00:00






0
04/18 06:10-12:00 13





13
04/17 晴れ 06:30-15:20 1



2 ハヤブサ1,ミサゴ1 3
04/16 曇り 06:20-12:30 14

1


15
04/15 06:10-17:30 27





27
04/14 曇後晴 06:10-16:30






0
04/13 雨後曇 06:00-12:00 1





1
04/12 曇後晴 06:00-17:00 110

3
1 ハイイロチュウヒ1 114
04/11 曇後晴 06:00-16:30 12

3 4 2 オオタカA1、ハヤブサ1 21
04/10 06:10-15:35






0
04/09 06:20-14:00






0
04/08 06:10-15:00 0
2
4 2 ハヤブサA2 8
04/07 曇り時々雨 06:10-00:00






0
04/06 曇後雨後曇 06:10-12:30 47


1

48
04/05 曇時々小雨後曇 06:00-15:00 60


1

61
04/04 06:00-15:30 0





0
04/03 曇後小雨 06:50-15:30 525





525
04/02 曇時々雨 06:10-16:00 131
1

1 チョウゲンボウ1 133
04/01 曇後晴 06:20-15:30 1


2 1 チョウゲンボウA♂1 4
03/31 06:30-15:00






0
03/30 曇り後雨 06:20-15:00 0





0
03/29 06:30-15:00 2112
1



2113
03/28 雨後曇後晴 06:10-15:40 0





0
03/27 曇り 06:20-15:00 0





0
03/26 曇後晴 06:10-16:00 2
1
1

4
03/25 06:30-14:30 0





0
03/24 曇後晴 06:00-15:00 0





0
03/23 晴後曇後小雨 07:00-15:30 53

1 1 2 ミサゴ1、ハヤブサ1 57
03/22 07:00-15:30 3

1
1
5
注:ハイタカ(不明含む)については( )内に逆方向個体を記載。計は逆向きも加算。戻り個体は-(マイナス)で記載し、計は減算。

04/19 昨夜の九時頃に鹿児島に着き、夜中に高速を走り続けて、朝四時に佐伯から四国へのフェリーに乗った。客室で横になって直ぐに睡眠不足もあって、直ぐに眠ってしまい、船内放送で目を覚まして船窓の外を見ると、フェリーはすでに宿毛湾の中に入っていて、養殖生簀の浮かぶ海のうえをカモメ類とトビがたくさん飛び廻っていた。昨日の朝はカツオドリばっかりの海だったのが嘘のように、いつもの自分の風景の中に帰ってきたことが実感出来だ瞬間だった・・・。
04/18 御岳には雲がかかり、朝から小雨がほとんど止まずに降るお天気、今年の中之島を象徴するようだ。早朝、小雨の中を少し飛び立っていったが、その後は全く飛来なしだった。牧場に行くと白い羽毛が散乱していた。もしやと思って牧場に入り、確認したらセイタカシギが食べられていた。また♂の成鳥だった。
風が強いせいか、島に泊まっているヒタキやツグミの数が多くあっちこっちを飛び回っている。カツオドリも海岸に近いところをたくさん飛んでいた。帰りの旅になり、一日遅れのフェリーがまた1時間以上遅れたが、それに乗り込んで小雨の降っている島を後にした。
04/17 夜間に降っていた雨は早く止んで、久し振りの明るい空が広がっていた。しかし、NWの風は強く、全く暇なままの一日だった。朝、アトリの群が牧場の灌木で休んでいた。昨夜のうちに渡って来ていたのかな・・・? 定点で見ていたらラッキョウ畑でセイタカシギがカラスに追われていた。セイタカシギはフワフワと逃げて牧場の池に行き、餌採りを始めた。しばらくするとミサゴが表れて、降下しながら攻撃したが簡単にかわして、また池の縁をゆっくりと移動しながら餌採りになった。タカの方が暇なので、ビデオ撮りに行くとのんびりとした動きでしきりに何かを食べている。充分に撮影をしてその場を離れたが、以前の2羽のセイタカシギのことがあるので、早く島から離れるといいなと思いつつ定点で見ていたら、遠くにハヤブサが現れた。その時は距離が遠くてハヤブサは気づかなかった。その後も何度か遠く高速でを飛ぶのを見かけたが、遠い場所での餌採りでセイタカシギは大丈夫のようだった。今日のフェリーは強風のために海が荒れていて延航で明日になった。
04/16 雲厚く、低雲が切れることなくSSEから速く流れて来る。群からはぐれたサシバが殆ど単発で少しずつ飛んでくる。シマアカモズの♀が1羽グランドで餌採り中だった。今日は自宅に持ち帰るリュウキュウカンザンチクの苗、10本の積み込みを済ませた。今年の調査も終わりが近くなってきた。
04/15 天気が回復して久しぶりの青空が広がって島の小、中学校の遠足には絶好の日だったが、こちらはさっぱり駄目な1日だった。群からはぐれたものがポツリ、ポツリできれいな青空での最悪の1日が終了した。チゴモズ♂1、ムネアカタヒバリ夏羽根4、ギンムク10羽だった。
04/14 朝は曇りで時々小雨が降る様な天気だったが、午後からは回復して空は良くなった。しかし、風は渡りには良くない強風が吹いていた。そんななかをコサギやチュウサギの小群が4回入って来た、向かい風は強く、懸命にはばたいても殆ど前に進めない状態で、見ていても気の毒な位時間がかかっていた。どうにか島にたどり着いてからも防波堤のテトラポットの上で長く休息していた。本当に疲れきっていたのだろう。
04/13 昨夜からの雨がそのまま続き、朝から雨が降り続いた、2時過ぎになり少し良くなったが渡りの条件にはならない。牧場のタヒバリの群の中にムネアカタヒバリの夏羽根が4羽混じっていた。面白かったのはハヤブサとミサゴの喧嘩、ハヤブサの執拗な攻撃にタジタジで防戦一方のミサゴが何故か逃げないので見ている方には楽しい状況が長い時間続いていた。
04/12 朝は雲低く暗い空だったが、6時から塒立ちが難しい風のなかを苦労しながら渡って行った。その後は風が強くなって、飛ばなくなった。2時過ぎからは晴れて良い天気になったが、サシバの動きはなかった。昨日牧場の池で休息していたダイサギの群は昨夜は暗くなっても居たのに、朝の6時には全くいなくなっていた。夜にも渡るのだろうか?御池のアシ原でハイイロチュウヒが越冬しているらしく、餌採りで2回出て来た。♀タイプだった。ギンムク21羽の群の中にA♂は6羽だけだった。
04/11 やっと雨が止み、朝は曇り後は晴れて渡り日和になった。塒立ちのサシバが少し飛んで打ち止めになったが、明日は飛ぶと思う。昨日までの雨が強かったので、牧場にはまた大きな池が出現した。早速、繁殖羽のダイサギの68羽の群が降りていた。帰りに見るとまた一羽が食べられていた。調べに入ったら、ダイサギではなく、コサギが犠牲になっていた。この島のハヤブサは本当に恵まれていると思う。
04/10 昨夜からの暴風雨が昼前迄続いた。午後は降り続いている小雨が時々ほんのわずかの間止むようなお天気になった。こんな天気でも渡って行ったらしく、最大1000羽位滞在していたツバメの大群は全くいなくなった。島にいるアカハラの調査をしていたら、シロハラ53羽に対して、アカハラ19羽の割合だった。後はヤツガシラとヤマシギが1羽ずつだった。
04/09 今日も朝から雨、全く休みなく降り続いた。ツバメの大きな群も滞在のままで分散して餌採りに忙しい。島のNEの出口付近に行くと、ツグミ類がうじゃうじゃいる。シロハラが多くアカハラが少し入る。コサメビタキ、キセキレイ、アオジ、オオルリ等とんでもなく賑やかだ。そんななかにアカヒゲの声が一際目立っていた。鳥たちは雨にもめげず活動が活発だ!!
04/08 朝から低雲が300m位迄垂れ込み、雨がやむ時間はほとんどなかった。島のペアらしいハヤブサが2羽で一緒に出て来た。牧場にはカラシラサギの繁殖羽根2羽、渡れずに滞在中のツバメの群が700羽位、電線に隙間なく止まっているので、ツバメ達の重さで電線が垂れているようにれ見える。ヒメアマツバメの40程の群。グランドにタシギ5羽、暇なので草地にモズの餌採り用の竹(2m)を10本立ててみた。いつも枯れた細い茅にすがっても高さがないので苦労していたので、餌採りにはかなり有効になると思う。
04/07 強風と雨で大荒れのお天気で観察なし。島の唯一の生命線であるフェリーも欠航になっている。島の温泉に行き沖合いを見ると強風のなかを沢山のカツオドリが飛びまわっていた。海が荒れると島に近い所を飛ぶ様になり、見易くなるのは嬉しい。強風で荒れる大波の海上を楽しむ様に凄いスピードで飛び回っていたが、どう見ても餌を採っているようには見えないのだ…。
04/06 朝から雲低く垂れ込み最悪のお天気、塒立ちが19羽の群で飛んだが渡っていないらしく、その後も小群でうろうろしているものが見られた。口之島は良く見えていて、風も弱く、簡単に渡れそうなのに行かない理由が分からない。昼からは雨になる。ギンムクの群は57羽に増えていた。他にはタヒバリの夏羽根。
04/05 午前中は小雨が時々降ったり止んだりのお天気で、珍しく塒立ちのサシバが6羽ゆっくりと出て行った。その後は全く飛ばなかったが、2時前になり小群が島に入って来る様になり少しずつ飛んだ。天気が悪いので日射しもなくて風も弱く、自力でしんどそうに羽ばたきながら飛んでいく、僅かな上昇気流を見つけてはソアリングをしても、高度はほとんど上げることが出来ず苦労していたが、1羽がゆっくり次の島を目指して行き始めると全てのサシバがそれに続いた。昔、ホンダの創業者の本田宗一郎氏と夫人がアメリカに行き、車での移動中、夫人がすれ違うライダー全てに「ごきげんよう」と呟きながら見送っていたという逸話を思い出しながら、長旅の疲れが見えていたサシバ達の旅の無事を願って、同じ「ごきげんよう」の言葉で見送った。
04/04 朝から雨で、調査はなし。たまには昼間から飲むビールも良いなー。島に泊まりのサシバが1羽だけ見れたが、忙しそうなのはいつものハヤブサ君だけだった。海が荒れるとカツオドリが島の近くを飛ぶようになる感じ…
04/03 朝方までは雨が降っていたが直ぐに昨日と全く同じ空になった。悪いお天気のなかを小群でダラダラと飛んだ。最後は小雨が降り始め終了した。変わった鳥が飛来したと思ったら、昨日草地に降りていたツバメチドリだった。飛ぶと羽根が長く大きくて、メチャクチャ軽そうに飛ぶ優れものなのだ。今日は浜で見ていたのでカツオドリが群で直ぐ近くを飛んでいた。牧場の水溜まりが干上がってしまい、昨日まで居た鳥たちは全くいなくなったので滞在中のチョウゲンボウは獲物が居なくなり木に止まったままだった。
04/02 天気はそう悪くないのだが東からの低雲が絶え間なくかかってくる。御岳の800m以上は雲の中のままだった。1時前から少しずつ飛び始め、4時迄ダラダラと飛んだ。今日は初めて見る渡りで、サシバはNWから島に入って来て南に飛び、島の中央を通過していた。不思議な世界…夕方には牧場にツバメチドリが2羽降りていた。アカヒゲの声が至るところから聞こえてくる様になり、ノビタキの夏羽根が多くなっている。しかしこの島を通過するサシバがこの時期にしては少な過ぎるのが…。
04/01 朝迄は時々激しい雨、9時以降は晴れて良くなるが低雲が絶えず流れて来て、北よりの風が強く、渡りには良くないままだった。今日もまた牧場で新しい羽が散乱していたので確認に行くと、犠牲になったのはまたまたセイタカシギだった。前回はA♂だったが、今日は♀かjらしく風切りが薄い黒だった。タカブシギの群19羽、ホオジロハクセキレイは10羽になっていた、タシギ1羽、浜に行くとカツオドリが近くをカッコ良く飛んでいた。
03/31 朝から終日の雨、観察なしで落語と民謡の1日。
03/30 朝から低雲が厚く、暗い空で飛ぶ気配なし。午後は雨になった。いつもの様にヤツガシラが餌採り、ハクセキレイ35羽位が得意のジャンプで餌採り中だった。ホオジロハクセキレイは少なくて3羽しか入っていない。ギンムク45羽の群の中にムクドリは5羽だけだった。牧場にはコチドリ15羽とタカブシギ3羽、黒っぽいサギが島を通過して行ったが遠くて良く分からなかった、クロサギではない様に見えたのだが…?
03/29 朝から最高の渡り日和になったが、朝の気温7℃と寒く昼間も20℃に届かなかった。飛びそうな雰囲気のなか、11時前になり飛び始めた。いきなり1000羽を越える大きな群が空に広がってタカ柱になる。続く群もほとんど切れ目なく高く、高く上空を通過して行く。霞みがかかり10km程度しか見えないうえに、高く幅広いのでカウント漏れがあったとおもう。渡りにならないお天気で奄美に足止めされていた群が一挙に渡った様な出方で、見ていて凄く楽しい渡りの風景でだった。でも、打ち止めは早かった。
03/28 朝から雨が降ったり止んだり、その後曇から午後は晴れになる。でも気温は16℃にも届かない寒い1日で、飛びそうな雰囲気は全くない中で、コサギ3羽が南から来て渡って行った。牧場にいるキジの声がやたら近い。早々に切り上げて温泉に行く途中、いつものハヤブサ君が牧場の水溜まりで水浴びをしていたが、カメラを構えると、直ぐに飛び立ってしまった。
03/27 今日も気温が上がらず寒い1日。なんにも飛ばない空で開店休業の状態。ヤツガシラ1、ハチジョウツグミ1のみ。馬の牧場でまた鳥が食べられたらしく、羽毛が散らばっていたので、調べに入ったらセイタカシギの残骸が散らばっていた、両脚共に折られて、片方の翼だけしか残っていなかった。前回の様にハヤブサの仕業と思われる。
03/26 朝は雲低く不良だったが10時以降は晴れて良い天気になった。しかし北よりの風が寒く、気温17℃迄しか上がらなかった。寒い1日で冬の服装で見ている様では飛ばないのも無理はない。諏訪之瀬島の噴煙は1日中絶え間なく上がり、頻繁に小さな爆発を繰り返して迫力がある。今日も1日牛の餌やり係で終了した。
03/25 朝から雨、気温12℃で寒い。早朝にヤツガシラが道路上で餌採り中だった。御池にはカイツブリ2とオオバン4羽だけ、港の草地でハクセキレイの群がイカルチドリと一緒に採餌中で、3割位がホオジロハクセキレイだった。海岸線の道路脇でギンムク35羽位が餌採りをしていたが、一羽の♂がイモリの成体をくわえて道路上で暫く格闘していたが、そのまま強引に呑み込んだ。喉が大きく膨らんで苦しいらしく、暫く動かないで固まったままだった。同じ群の中に真っ黒い鳥が混じっていたので写真を撮って良く見たらクロウタドリのA♂だった。ムクドリの群にツグミ類が混じるとは…驚いた!そういえば22日にもツグミの群の中にホシムクドリが1羽混じっていたので同じ様なことなのかも…
03/24 昨夜の雨は早く上がり朝から晴れたり曇ったりで天気予報は外れたが、風が渡りにならない最悪の強い北風で、昼寝とビール牛の餌やりの1日だった。早朝ヤマシギが餌採りをしていた。昨夜も道路上で2羽がノコノコ歩いていたので、ヤマシギの多い所なのかも知れない。早々に切り上げて浜に行くと、沖合い遥か遠くカツオドリが沢山飛んでいた、カウントして見たら300羽を楽に越えていた。
03/23 11時までは晴れだったがあとはだんだん雲が厚くなり小雨も降りだして終了した。午後暗い雲になってから出た群は35羽のまとまったものだった。温泉に行く途中にギンムク40羽以上の群が草地で餌採り中だった。昨日いたチゴモズ♂は居なくなった。
03/22 中之島に早朝到着後、調査地点に移動していたら牧場の湿地でハヤブサがアオサギを捕まえて食べていた。天気は良くてツバメは多かったがサシバははぐれたものが少し飛んだだけで終了した。思ったよりも気温が上がらず、午前中は20℃に届かなかった。ツグミの群の中にホシムクドリが1羽だけ入っていた。