2020年春期タカの渡り速報
2 青森 龍飛崎 定点調査地
(Cape TAPPI, Aomori)
更新:2020/05/05
( 2020/03/07 - 2020/05/05 )
調査終了
場所:
青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩龍浜
Cape TAPPI, Higashitsugaru District, Aomori, Japan
( 41°15′30″N 140°20′33″E EL:115m)
調査:
久野公啓・佐伯元子・原星一
注:記載数値は速報値であり、最終記録は報告書による
内容の転記はご遠慮ください
numerical data in this table are short report.
so, please refrain using this data
without permission of the observer.
青森 龍飛崎 概要
通過羽数推移グラフ
(graph)
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Japanese text Only
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(Past Record)
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Month/Day
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Weather
時 間
Investigation Time
ハチクマ
Pernis
ptilorhynchus
トビ
Milvus
migrans
オジロワシ
Haliaeetus
albicilla
ツミ
Accipiter
gularis
ハイタカ
Accipiter
nisus
オオタカ
Accipiter
gentilis
ノスリ
Buteo
buteo
その他タカ
others
タカ類計
A total of Raptors
羽数
種毎の羽数
合計
season total
−
−
0
68
42
50
619
147
3424
53
−
4403
05/05
晴れ
04:40-12:30
0
0
4
3
29
36
05/04
曇りのち晴れ
05:00-12:00
0
5
24
15
101
1
ミサゴ1 サシバ0
146
05/03
晴れ
04:30-13:00
0
24
14
7
8
53
05/02
曇り一時雨
04:20-08:30
0
0
0
0
0
0
05/01
曇り一時晴れ
07:20-13:40
1
4
14
6
13
38
04/30
晴れのち曇り一時雨
04:35-12:00
0
6
71
8
35
3
ミサゴ1、ハイタカsp.1、コチョウゲンボウ1
123
04/29
雨一時曇りのち晴れ
05:50-15:00
0
0
3
2
5
04/28
曇り一時雨のち晴れ
04:50-14:00
2
2
16
3
9
32
04/27
晴れ時々雨
04:35-14:00
2
4
57
7
29
1
ハイタカsp.1
100
04/26
雨のち晴れ
05:40-15:00
0
5
6
8
1
ハヤブサ1
20
04/25
曇り時々雨一時晴れ
06:00-13:00
0
14
2
15
2
トビ2
33
04/24
曇り時々雪のち晴れ
05:00-15:00
36
3
28
1
ハイタカsp.1
68
04/23
曇り時々雨一時雪
06:40-14:00
8
1
8
17
04/22
曇り時々晴れ一時雪
04:50-14:00
0
10
2
11
1
ミサゴ1
24
04/21
曇り一時雨
05:10-13:00
1
0
0
1
04/20
雨一時曇り
06:20-10:00
0
04/19
雨のち曇り一時晴れ
07:20-10:00
0
0
04/18
晴れのち曇り
04:40-13:00
0
14
2
17
33
04/17
快晴
04:50-15:00
6
6
5
1
ミサゴ1
18
04/16
快晴のち晴れ
04:50-16:00
1
18
1
22
1
コチョウゲンボウ1
43
04/15
雨のち曇り
07:40-15:00
0
7
2
9
04/14
快晴
05:00-15:00
10
20
2
85
1
チュウヒ1
118
04/13
晴れときどき曇り
05:00-14:20
1
3
34
3
173
214
04/12
曇りのち晴れ
05:00-16:00
0
13
15
2
ミサゴ1、チョウゲンボウ1
30
04/11
晴れのち曇り
05:00-15:40
0
14
29
1
ハイイロチュウヒ1
44
04/10
晴れ
05:00-15:30
1
13
1
20
3
ミサゴ1、チュウヒ1、ハイイロチュウヒ1
38
04/09
曇り一時晴れ
05:10-14:30
3
9
2
8
22
04/08
快晴のち曇り
05:00-15:00
2
12
3
88
4
チュウヒ2、ハイイロチュウヒ1、チョウゲンボウ1
109
04/07
曇り時々晴れ
05:10-15:00
4
2
1
16
4
139
1
チュウヒ1
167
04/06
雨時々雪一時晴れ
07:20-08:10
0
04/05
曇り時々雪一時晴れ
05:10-11:30
0
6
1
4
11
04/04
晴れ
05:10-16:00
3
1
12
1
482
1
オオワシ1
500
04/03
曇り一時雨
05:10-14:30
0
3
1
3
0
チュウヒ0
7
04/02
雨のち曇り
09:00-16:00
0
1
5
6
04/01
曇り
05:10-15:00
0
3
1
4
8
03/31
晴れ
05:10-16:30
4
3
50
11
675
7
ミサゴ5、チュウヒ1、ハイイロチュウヒ1
750
03/30
快晴
05:10-14:35
6
9
2
71
2
チュウヒ2
90
03/29
曇りのち快晴
05:10-16:00
5
21
8
183
1
チュウヒ1
218
03/28
快晴のち晴れ
05:20-16:00
2
5
18
6
68
99
03/27
晴れのち雨
05:20-15:00
3
1
12
10
441
1
ミサゴ1
468
03/26
晴れのち曇り一時雨
05:20-15:00
0
3
2
5
03/25
晴れ
05:20-15:20
1
1
1
25
28
03/24
晴れ
05:20-15:20
0
5
15
5
377
1
ハイタカsp.1
403
03/23
晴れ
06:00-17:00
0
2
5
6
44
3
ミサゴ2、オオワシ1
60
03/22
晴れのち曇り
05:30-14:00
0
2
3
12
17
03/21
曇り1時雨のち晴れ
05:30-15:00
0
1
1
20
2
ミサゴ2
24
03/20
曇り時々雨
06:50-09:00
0
03/15
快晴
06:00-15:00
3
8
2
1
27
3
オオワシ1 ミサゴ1 ハヤブサ1
44
03/14
曇り時々雪一時晴れ
06:00-14:50
1
3
2
2
45
53
03/13
雨のち曇り
08:00-14:00
0
03/12
曇りのち晴れ
07:00-14:00
4
1
7
12
03/10
曇りのち雨
07:00-09:00
0
0
03/09
晴れのち快晴
06:00-15:00
7
5
3
1
19
1
ミサゴ1
36
03/08
快晴
06:00-15:30
2
2
10
1
イヌワシ1 オオワシ0
15
03/07
晴れ一時曇り
06:00-15:00
1
1
6
オオワシ6
8
注:ハイタカ(不明含む)については( )内に逆方向個体を記載。計は逆向きも加算。戻り個体は-(マイナス)で記載し、計は減算。
05/05
朝はやや冷え込み、西風が冷たいせいかここ数日のような小鳥の賑やかさはない。そんな中、ここの住人らしきホオジロのつがいについて回るキマユホオジロを見つけるという嬉しい出会い。タカは度々海上に出るも強風のためか引き返してくるものが多い。成鳥なら渡っていそうな程度の風だが、翼の薄い若鳥たちには厳しいのだろうか。夜は風が弱まり鳥たちが高いところを渡りそうだったので、こちらも山へ登って月を覗く。すると、やはりゴマ粒になるような高さを月をバックに通過するのがいくつも確認できた。そんな中、カイツブリ(?)や謎の鳥のフライトコールも聞こえてくる。なんとか姿を見たかったなぁ。まだまだ渡りは続くけれど、本日で春のカウント調査を終了します。関係者の皆さま、大変お疲れ様でした。(原)
05/04
連日、昼夜に及ぶカウント調査のため朝起きるのが辛いが、日が昇ってから遅れて起床するとやはり空にはたくさんの小鳥たち。風が弱いので岬にはあまり溜らず、高いところにツブツブがいっぱいのパターン。タカが渡るにもコンディションがよく、若いタカたちの渡りも順調。昼近くになると風が出てきて、引き返してくるタカが増える。そんななか、1羽の眉斑の目立つサシバ成鳥が先端付近から浮かんでくる。北海道を目指して海上に出るも、やはり同じく引き返してしまった。明日また現れるだろうか?(原)
05/03
晴れて気温が高く、強い西風もあってこの時期らしく多種多様な小鳥で賑わう。風に翻弄されるカラ類などを避けながらの観察。ミヤマガラス50羽ほども加わり、ツミやハイタカも度々現れ、朝から岬は鳥で溢れ幸せな時間が長く続く。今日はツミの成鳥たちが幾度となく間近に現れるので見放題。高速で飛び回る小さいタカがファインダーから溢れるような距離を通ると、逆に撮影に苦労することしばしば。好天の連休ということで観光客も多く、途中から定点を少し移動してのカウント。まだ鳥は動いていたが大事をとって早めに調査を終了しその場を離れることに。夜には一声ずつさえずりながら渡るコルリをいくつか確認。コノハズクを初認。やっぱりこの時期の龍飛は素晴らしいということを改めて体感できる良い一日となった。(原)
05/02
空気が湿ってどんより曇り空。霞が酷く、太陽が登ってもなかなか明るくならない。小鳥はそこそこいるが、風が無いため高いところへ散ってしまう。それを見ていると、高空にはハイタカにツミが混じり合わせて十数羽が浮かんでいるのに気づく。渡るわけではなく、それぞれ急降下して小鳥に次々襲いかかるがなかなか捕らえられない。ニュウナイスズメ400羽やミヤマガラス150羽ほどが、駐車場の付近に滞在して賑やか。コシアカツバメやサンショウクイなど嬉しい夏鳥の姿もあった。早くも風が強まりはじめ風速20m/s超えガスに包まれると、渡りの気配はほとんどなくなってしまった。(原)
05/01
連続調査が途切れないようにと急いで駆けつける。上空にはガスがかかり視界が悪く、風もやや強いためか、同じタカが行ったり来たりでたくさんの個体が頭上に浮かび楽しい状態が続く。ハイタカ属3種が代わる代わる現れるので、識別が楽しい。昼近くになり視界がある程度良くなると次々と北上。小鳥も昼過ぎまで動きが多く、カラ類やメジロを中心に、夏鳥と冬鳥が入り交じり賑やか。アカゲラが多く、最大11羽が同時に空に浮かぶことも。調査終了後、車内でのんびり過ごそうとしていたら、付近の草地にヤツガシラが降り立った。(原)
04/30
南南西の風、早朝は13-14mほど。飛び回る小鳥の群れに囲まれ、目の前に次々に飛び出す小型のタカの動きに翻弄される。同時に10羽ほどのハイタカが舞い上がる時間帯もあったが、ツミの数も多くなり、戻るタカばかり記録していた朝のうちは識別三昧。戻ってくるカラ類の群れに突っ込んだ小型のタカを見ると、ツミでもハイタカでもなくコチョウゲンボウだった。9時頃には風速10m未満になり、過ごしやすくなるが、ハイタカ属の楽しい時間はおしまい。以降は上空を飛ぶタカを数える。海面は穏やかで、ヒヨドリの群れが移動していく黒い塊が、探していなくても目に入る。ハヤブサが見逃すはずもなく、狩りのシーンもたびたび。エゾムシクイ初認、オオルリも近くに2羽の雄が現れた。次第に雲が厚くなり、弱い雨が降り始めたのを機に調査終了。3月20日から続いた連日の調査はこれで一段落となりますが、調査は5月も続きます。後日、観察日記を更新する予定です。(佐伯)
04/29
未明からの雨が6時前にやむと急速に天気回復。開始時は南南西の風15mほどで、周囲にも見下ろす斜面沿いにも小鳥の群れが飛び回り、ハイタカやツミが次々に近くに舞い上がる。どこを見たらいいのか、という楽しい状況。8時前には風速20mを超え、シジュウカラたちが灯台敷地のコンクリート舗装に降りたまま、動けなくなっている。例年ならこの時期、カラ類の群れはヒガラが多数派になっていて、強い南西の風にコロコロ転がるのはヒガラたちなのだが、今日のカラ類はシジュウカラがほとんど。ヒガラよりはずっと大きなシジュウカラでさえ、転げて路上に叩きつけられるのを何度か見た。9時頃から再び本降りの雨となり、風もさらに強まる。昼過ぎに雨が止んで風もおさまり、上空に青空が広がると、ノスリとオオタカが渡っていく。夕暮れにもう一度、双眼鏡を持って調査地へ。日が沈むと周囲の林からツグミ類の声が聞こえ始め、ひときわ大きなツグミの声と同時に最初の群れが飛び出していったのは18時45分。日没から10分以上たち、ツグミサイズだから見える暗さ。その後、ふと気づくと灯台の上に浮かぶハヤブサのシルエット。しばらく空中に待機していたが、19時1分、一直線に海上へ出ると、ひょいと獲物をつかんできた。狩りの対象は見えなかったが、重そうに下げていたのでツグミ類だろう。(佐伯)
04/28
朝は冷え込み、外ヶ浜町蟹田のアメダスの気温は氷点下。雨がぱらついていたので最小限の装備で調査を開始。まもなく激しい雷雨となり、30分後には直径7ミリ前後のひょうが降ってきて、辺りが真っ白になった。6時頃に不穏な雲が去ってからは快適に調査。風速14-15mほどの南西の風が続き、戻ってくるものも含め、次々に現れるハイタカやツミを楽しむ。10時以降はほとんど動きがなくなり、のんびりしていたら、灯台近くにヤツガシラ。ふわふわと岬の西側のカエデ林に飛んでいくと、カラたちが大騒ぎになった。夕方、風を避けて龍飛から南東へ5キロほど離れた海沿いで過ごしていると、18時頃からホオジロ類の群れが渡り始める。おそらく大半がカシラダカ。数十羽から百羽以上の群れが続々と現れ、上空をまっすぐ飛んでいく。直接海上に出るのではなく、海岸線に沿って北上するようだ。少し遅れて、ツグミ類も多くなる。現れる群れが次第に高くなって、夕闇では見つけづらくなっていく。18時半頃、かなり暗くなってからアトリの20羽ほどの群れがいくつか。19時まで目を凝らし続けたが、夜間の渡りの様子を彷彿とさせる貴重なひとときだった。この時間の龍飛崎灯台観測の風は南西14m。龍飛でも小鳥がたくさん飛んでいたのだろうか?(佐伯)
04/27
北西の風は10m未満、比較的穏やかなせいか、渡るタカは朝から高め。高いハイタカをスコープで見ると、タカの背景には雪が降っていて、今日も不安定な空模様。昨日はほとんど見られなかった、カラ類やヒヨドリの群れが飛来。昨日あれほどいたアトリは、群れからはぐれたらしい一羽が鳴きながら飛び回っているばかり。夕方、岬周辺にはノビタキやツグミの群れ。山の道を走ればシロハラの小群に次々と出くわし、岬ではまだ見ていないキビタキを初認。(佐伯)
04/26
25日夕方から南南西の風が20mを超え、21時頃まで20m台の風が続く。その後は本降りの雨。朝4時前、岬までの短い距離を移動する間、ヤマシギが何羽も飛び出し、岬に近づくと路上にツグミが点々と降りている。接近しても動かないので、車から出て、どいてもらいながら進む。ツグミ類のほか、アトリの声もする。明るくなると、岬はツグミだらけ、アトリだらけ、その他いろいろ鳥だらけ。夜の間に移動してきた鳥が、海峡を前に悪天候で降りてきたということか。傘をさせるほどに風が弱まったので外に出ると、アトリの群れがカエデの林でざわめき、ツグミは駐車場周辺にいるだけでも300羽ほど。シロハラやクロツグミの姿も。小雨になると、ホオジロ類やツグミ類の大きな群れが混じり合って頭上を飛び回り、空が鳥だらけ。ほとんどの鳥は岬を一巡りして南へ戻る動きだが、コムクドリやシメの群れは海上に出て行くものも。アトリは東側の海岸線伝いにも帯のようになって続々とやってきて、岬を巡って戻っていく。小鳥の動きが落ち着いた8時半頃になってほぼ雨がやんだが、この日いちばんの見どころは雨の中の2時間あまり。南の山に暗い雲が残ったせいか、ようやくタカの動きが見られたのは11時過ぎ。午後、地上で採餌中のヤツガシラを確認。林の中にも原っぱにも道端にも、旅の途中の鳥たち。(佐伯)
04/25
雨の夜明け。でも、小鳥の声がにぎやか。6時頃から急速に青空が広がり、1時間ほどでまた降られたものの、その後は昼頃まで穏やかな空とほどよい強さの南西の風が続く。小鳥の種数が増えて、いろいろな鳥が少しずつ。初めてヤブサメの声を聞く。不吉な雲の接近を見て調査終了した直後、稲妻とアラレを皮切りに雷雨となる。(佐伯)
04/24
未明からアラレがぱらつき、朝のうちは降ったりやんだり、雪になったり雨粒になったりの隙間を縫って調査。10時頃からは雪雲の心配もなくなり、風速11、12mほどの西風が続く。天気回復後は次々にタカが現れたが、同時に見られるのは数羽というレベル。午後は動きが少なく、終了時には北側にまたもや雪雲が。ヒヨドリの群れがにぎやかになってきたので、次に晴れる日が楽しみ。(佐伯)
04/23
昨夜は風速20m前後の西風が続き、明け方から雪混じりの雨。雨雲が途切れて明るくなると、すぐにハイタカがちらほら。海上へ出て行くタカも見られるようになったので、風速を確認してみると17mほど。雪雲が近づいてくると、再び20mを超える風が吹き荒れ、鳥の気配は消えてしまう。何度も吹雪に翻弄された後、昼過ぎにようやく青空が出てくるが、周辺には雪雲が残る。今日見たノスリも成鳥がほとんど。(佐伯)
04/22
西風がだんだん強まる。早朝の風速はひと桁だったが、正午に18m。14時には21mを観測する。風は肌を刺す冷たさ。空模様は不安定で何度か雪に降られる。晴れていても、あっと言う間に雪雲に覆われるので油断できない。9時半頃に西から青空が広がると、岬上空にタカたちが現れ、行ったり来たりを繰り返す。ノスリ、ハイタカとも、今日は成鳥が少なくない。岬の南斜面の樹々は芽吹きをはじめているが、気温の低い日々が続いているので展葉はスローペース。(くの)
04/21
夜の間に南西風に変わるが、湿った暗い雲は空から消えない。朝のうちの風速は15m前後。10時からは20m以上。昼過ぎからは25m以上の風となる。悪天候ながら、シジュウカラやカワラヒワなど小鳥は賑やか。コムクドリを初認。現れるタカは幼鳥が目立つ。強風にあおられ、みんな南へと戻ってしまう。(くの)
04/20
20mほどの東風が吹く。午前中、雨のやんだ時間帯に外に出てみるが、渡り鳥の姿はごくわずか。草地にはかなりの数のアオジが潜んでいるようだ。(くの)
04/19
早朝は小雨が降ったりやんだり。その後は暗い曇天。12mないし15mほどの東風が吹き続ける。7時過ぎ、空が明るくなるとハイタカやアカゲラなどがいくつか岬に現れたが、風にあおられてすぐに南へ戻ってしまう。渡り鳥の動きが見られたのは短時間。荒れた波間を探しても海鳥の姿なし。(くの)
04/18
東風がだんだん強まる。朝のうちはスッキリと晴れていたが、昼前から薄雲に覆われる。気温は平年並み。それでも厚着のまま一日を過ごす。小鳥はまずまず。メジロの群れは昨日までよりふた回りほどボリュームアップし、賑やかに渡ってゆく。これまでシジュウカラ群中に少数が同行していたヒガラたち、今日はヒガラのみの群れをいくつか見かけた。ノスリは昨年生まれの若い個体が目立つようになる。(くの)
04/17
今朝も霜のおりる冷え込み。終日、風が穏やかで、日中は過ごしやすい天気となる。タカの姿はなかなか見つからない。11時42分、北海道から南下してきたトビ4羽の群れを記録。この時期に南へ渡るトビ群は統率のとれた独特の行動を見せるので、北上個体や滞在個体との区別は容易。9時過ぎに岬の北側、はるか沖に浮かぶヒレアシシギ類、数千羽の群れを見つける。時折、バラバラと飛び立っては、少し移動してまた海面に黒い塊をつくる。その塊が分離、合体を繰り返すうちに、どこからか飛来した群れが合流し、だんだん数を増やしていった。夕方前、北西方向に細く長い帯となって流れていったのだが、その総数は10万羽を超えていただろう。もっと近くで見たかったなあ。(くの)
04/16
朝の気温は1度ほど。北風が冷たかったが、日差しのおかげでガマンできた。小鳥の渡りは散発的ながら顔触れ豊か。とくに赤い鳥が好調で、アトリ科の鳥はコベニヒワを含む11種を記録。一方、タカの渡りはやや低調。コチョウゲンボウが近くを飛んでくれたのは幸い。(くの)
04/15
夜明け前から早朝は小雨が降ったりやんだり。その後も灰色の雲に覆われ、渡る鳥はごくわずか。夕方近くになって青空がちらほら見えはじめる。(くの)
04/14
雲がほとんどない青空。朝のうちは穏やかな南西風。昼前から北西風が徐々に強まり、調査終了時の風速は17m。日中も気温は低く、よく晴れているのに冬着で過ごす。早朝、ノスリとハイタカ合わせて10羽が頭上を低く続けて北上。その後はポツリポツリのペースだったが、9時過ぎに東側の海上、高く遠くをまとまって流れるタカを80羽ほど数える。雲のない青空では見つけるのが難しい距離だったので、見落としもあっただろう。風が強まるとタカの姿はすっかり消失。小鳥たちは岬の地形に関係なく、幅広く海峡を渡っていた。近くを飛ぶものは多くなかったが、青空のおかげで、それぞれの色や模様がくっきり見えた。(くの)
04/13
東風が徐々に強まり、雲が増えてゆく。朝のうちはのんびりムードだったが、日中は意外に忙しく、タカたちの行ったり来たりをせっせと記録。渡れそうで渡れないレベルの風が吹いていたので、タカたちはかなり沖から風に流されながら散らばって戻ってくる。それを捉えるのが難しいため、カウント精度は低い。ハイタカは幼鳥が目立つようになってきた。(くの)
04/12
風は弱まるが日差しが届かず寒々しい。タカの渡りは今日も低調。小鳥も多くはないが、メジロ、ニュウナイスズメ、キジバトの存在感が増し、季節の前進を知る。調査終了後は今日も山菜採り。ごく狭い範囲でギョウジャニンニク、アザミ、フキ、タラの芽などがいっぱい採れるのも、この時期の当地の魅力。(くの)
04/11
北西のちに西風が吹く。雲が多いながらもまずまずの天気。小鳥は種数が多く、つぎつぎに通過していったイスカの群れが印象に残る。シマエナガも何度か現れる。翼を痛めてしまったコクマルガラス成鳥1羽がしばらく滞在。何度か沖へと出てみたものの、引き返してしまう。さらには岬在住のカラスたちから立ち退きを要求され、かわいそうだった。タカの渡りは盛り上がらなかったが、ハイイロチュウヒは成鳥雄。(くの)
04/10
午前中は穏やかな晴天。午後は北西の風が強く吹く。朝の気温が低かったためか、小鳥の渡りは低調。昼過ぎからノスリの行ったり来たりを記録するが、まとまった集団は見られず、集計数も伸びない。岬の漁港近くの定置網には20cmほどの立派なイワシがどっさり。ことごとく網目に突き刺さってしまい漁師さんたちは大変そう。カラスは放り出されたイワシをせっせと運んでゆく。今日のミサゴたちの獲物はサヨリ。彼らをうらやましく思いながら、いつものように煮干しを食べる。(くの)
04/09
夜中に本降りの雨。明るくなってみると南の山は新雪で真っ白。終日、雲の多い天気。青空から暖かい日差しの届く時間帯もあったが、寒々しい灰色雲の下で過ごす時間が長い。タカも小鳥も渡りは不調。(くの)
04/08
午前中は青空。午後はだんだん薄雲が広がる。風速7mほどの西風は日差しがあれば心地よく感じられる。朝のうちは小鳥たちの渡りが楽しい。個体数は多くないが、種数は昨日までに比べずっと多い。ホオジロ類はカシラダカが最多で、オオジュリン、ホオジロ、ミヤマホオジロも好調。アオジの声も何度か聞く。アトリ類も顔ぶれ多彩。ベニヒワ、オオマシコはやっぱりうれしい。ノスリは8時過ぎに記録したものが多い。チュウヒは2羽、一緒に移動。ハイイロチュウヒは成鳥雌。(くの)
04/07
雨や雪こそ降らないが、終日、低い雲が多く、西風は強いまま。8時から11時過ぎまで、頭上をやや高く、タカたちが断続的に通過してゆく。気温は低くないのだが、小鳥は種数、個体数ともに少ない。目立ったのは、カワラヒワとミヤマガラスの群れ。(くの)
04/06
夜の間も雨やみぞれが断続的に降る荒れた天気。朝になるとようやく雲の切れ間が大きくなる。青空が広がるのを待って岬に出てみるが、西風は相変わらず強く、渡り鳥の気配なし。つかの間の晴天は雪雲に押しやられ、早々に調査を終了。日中は隣町まで買い物にでかけたり、車の中でのデスクワーク。これまでに撮影した画像を処理し、「龍飛崎日記」にいくつか写真をアップロードする。(くの)
04/05
南西からの冷たい風が強く、タカも小鳥も動きが少ない。青空の時間帯もあったが、時折、あられやみぞれを降らせる雲が流れてきて、季節は冬へと逆戻り。午後はいよいよ不安定な空模様。車から出られなくなる。(くの)
04/04
よく晴れて朝のうちは南風、昼前からは南西の風が吹く。6時半頃から東側の海上、遠くをノスリたちが通過。双眼鏡では見つからないような小さな粒はスコープで数える。9時過ぎまでに今日の記録のほぼ全てをカウントする。ノスリの通過のピーク時期らしい高密度の集団もあった。あのタイミングでもっと強い風が吹いていれば、岬の上空にタカたちが集まって、龍飛ならではの光景を堪能できただろうに。日中はタカが見つからない時間が長いが、1000頭クラスのカマイルカの群れやホウロクシギの飛来など、楽しみいろいろ。オオマシコやゴジュウカラといった常連以外の小鳥もあれこれ現れて、退屈はしない。(くの)
04/03
15mほどの西風が吹き続ける。気温は低くないのだが、西から次々に流れてくる低い雲が太陽を隠し、寒々しい。10時からの1時間は雨。岬に現れる小鳥はカワラヒワばかりで、最大の群れは300羽ほど。空の様子も小鳥の声も2週間前に戻ったかのようだ。タカの姿はちらほら。岬の先端まできて戻る個体が多い。若いチュウヒが何度か近くを飛んでくれた。(くの)
04/02
この時期にしては暖かい雨が9時過ぎまで降り続く。日中は明るい曇天。夕方近くになって西風が吹き始める。ひどい天気ではないが、渡りの気配はほとんどなし。(くの)
04/01
風のない曇天の一日。空は明るくなったり暗くなったりの繰り返し。15時過ぎから小雨が降り始める。渡り鳥の姿はごくわずか。海峡にはウトウの小群があちこちにのんびりと浮かんでいる。時おりカマイルカの群れが東から西へと通過。最大の群れは500頭以上を数え、なかなかの壮観。海の豊かさが復活したのかも、と期待を抱かせる光景だ。(くの)
03/31
朝の冷え込みは3度ほど。日中は穏やかに晴れて過ごしやすい。昨日までに比べ、小鳥の賑やかさは一段アップ。シジュウカラの群れが北を目指し、ヒヨドリの渡りも記録。マガン、ハクチョウの群れもきれいだった。ノスリの通過は10時前に始まり、16時すぎまで絶え間なし。遠くを飛ぶものも少なくないが、点々と連続的に渡ってくれたので見つけやすかった。タカの種数が多かったことも好印象。岬の沖の海面にネズミイルカの特徴的な背びれを何度か見かける。そのほかにもミンククジラの背中も目撃。楽しみいっぱいの一日だった。(くの)
03/30
雲がほとんどない一日。朝の気温は2度まで下がっていたが、風が弱いので不思議なほど寒さを感じない。午後は冷たい西風が吹いたが、風さえ避ければ問題なし。タカは高く遠い。何もない青空にうかんだ月齢5程度の月がほんとうに有り難い。何も目印のない青空ではなかなか見つけられない距離のタカも、月の近くを飛んでいれば発見しやすいのだ。月のまわりを集中的に探す作戦で今日の記録の大半を稼ぐ。岬の林で採食するシマエナガ9羽の群れを記録。シマエナガは今日で7日連続の観察となる。(くの)
03/29
昼過ぎまで、風弱く薄雲の広がる天気。これはタカが高く遠くを飛ぶパターン。東側の海上を極小の粒になって飛ぶノスリを双眼鏡で探す。午後は西から青空が広がってくるが、それと同時に冷たい西風も吹き始める。上着を脱いでいたのは短時間。(くの)
03/28
日差しはたっぷりだが、終日、13mほどの冷たい北西風がやまない。いつもは風を避けられる場所でも時おり寒風が吹き抜けて、身体はずっと緊張したまま。タカたちは戻るもの、滞留するが多く、空のどこかにタカが浮かんだ状態がほぼ終日続く。頭上を低く飛ぶこともしばしば。集計数は大きくないが、タカを見ている時間とその姿の積算面積はかなりのもの。消耗の激しい調査だったが満足感はいっぱい。(くの)
03/27
風が穏やかで過ごしやすい。8時前から11時頃まで、ノスリたちがほぼ絶え間無く通過してゆく。やや高いものが多いが、大半は肉眼で見つけられる距離。小鳥の数は少ないものの、ベニヒワ、オオマシコ、ハギマシコなど、うれしい顔ぶれが揃う。ほかにもガン、ハクチョウの渡りと豪快にジャンプしながら移動してゆくカマイルカ。龍飛らしさをあれこれ楽しむ。人懐っこいレースバトを保護。足環に記載された連絡先に電話し、岬の郵便局から急いで発送する。木古内までの段ボールの旅。無事に帰れますように。午後は小雨がぱらつき、軽装での調査。(くの)
03/26
終日、17mほどの西風が吹き続ける。朝のうちは青空も見えていたが、だんだんと灰色の雲が増え、昼過ぎには弱い雨が降る。渡り鳥の動きが見られたのは10時頃まで。タカも小鳥もほとんどが戻ってしまった。今日もシマエナガを確認。岬の南斜面の林では早くもワサビが開花している。(くの)
03/25
西風の一日。朝のうちの風速は10mほど、10時頃からは15mほどに強まる。風に当たるとかなり寒いが、立ち位置はほぼ無風なのでポカポカ陽気の快適な調査。タカたちは海上に出ても戻ってしまう個体が多い。シマエナガ7羽ほどの群れを何度か観察。昨日までは見かけなかった群れなので、どこかから移動してきたのだろう。レースバトの集団がやってくると、ハヤブサ夫妻は本気モードのハンティング。調査終了後、路上で生々しいハトの頭部を見つける。ハヤブサがちぎり捨てたものに違いない。(くの)
03/24
朝は1度まで冷え込む。それでも風が弱く日差しもあるので寒さを感じない。覚悟はしていたが、タカは高く、遠く、しかも散らばって飛んでゆく。通過のピークは10時前後。多くは東側の海上を渡っていった。その時間帯、戻ってしまうタカは皆無。彼らにとっては絶好の渡り日和だろうが、それを数えるのは一苦労。昼過ぎ、急に北西風が強くなり、海峡を西から東へと雪雲の塊がつぎつぎに流れてゆく。この空模様ならタカたちは近くを飛んでくれる。寒さなら服装で対処できるので、私としては、この天気の方がありがたい。(くの)
03/23
早朝、ひと雨降っていつもは慌ただしい時間をのんびり過ごす。終日、14mほどの北西風が吹き続ける。タカたちは海上から戻ってしまうものが多い。オジロワシも何羽かが引き返してしまう。海峡越えには厳しいコンディションなのだろう。青空の中に小さく光る金星を発見。スコープで見るとちゃんと半月の形をしているのがわかり、ちょっとうれしくなる。タカたちの動きは夕方近くまで止まらない。この風がおさまれば、ひと山ありそうだ。(くの)
03/22
朝のうちはまずまずの青空ながら北西からの強い風。その後は穏やかな晴天となり、この時期としてはたいへん過ごしやすい。岬周辺に滞在する小鳥の種数は順調に増加。ジョウビタキ、ミヤマホオジロなどを記録する。ハヤブサ夫妻は何度か登場。どうやら雌雄とも昨年までと同じ個体。雌の下腹部は大きく膨らんでおり、おなかの中に卵が入っているようだ。昼過ぎから急に雲が増え、渡り鳥の動きも止まってしまったので、調査を早々に終了。岬の漁港を散策。釣り師たちはホッケをたくさんゲットしていた。ホッケ、食べたいなあ。(くの)
03/21
午前中は雲が多く、11時前にザッと雨が降る。9時過ぎまでは20mほどの強い西風。この時間帯に現れたタカはことごとく南へと戻ってしまう。 その後、風はいくらか弱まり、タカたちがどうにか渡れるコンディションとなる。頭上に浮かぶタカは最多で10羽ほど。気温や日差しの強さはノスリの通過のピーク時期と大差ないが、空に賑わいはない。(くの)
03/20
前日の20時に岬に到着。その頃は穏やかな星空が広がっており、上空を通過してゆくマガンの声を15分ほどの間に4回聞いた。夜中に目を覚ますと雨の音。夜明け前には風も吹き始める。雨雲本体は朝のうちに東へと通り過ぎたが、風はいよいよ強まり、調査中の風速は27mないし29m(灯台の観測データによる)。草地を歩くハクセキレイとツグミを何羽か見かけたが、とても渡れそうにない状況。荒れた天気は終日続く。(くの)
03/15
朝から快晴で風も弱く過ごしやすい。ガンの通過が好調で、北上したもので1000羽ほど。少数、南下してくる群れの中にはシジュウカラガン6羽が混ざる。順光のおかげで顔までくっきり。オジロワシ成鳥が我々の周辺低くを、その姿を見せびらかすように何度も旋回。遠方からのウォッチャーや観光客もその姿に見惚れる。小鳥ではカワラヒワが多く、小群が次々と北上しカウント数は120羽ほど。(原、沼田)
03/14
昨夜日没あたりから風が弱まり始め、朝には穏やかな西風となる。気温は低いが日差しが出ると暖かく、陰ると寒いので上着の調節が難しい。天気は晴れ曇り雪と何度も変わり、晴れ間を狙うようにタカたちが北上するという状態が、10時〜14時半頃まで続く。全体に距離がやや遠く高め。ヤマシギ2羽を初認し、ムクドリの群れの中に2羽のホシムクドリも混ざる。ハギマシコは岬の斜面に15羽ほど滞在し、餌を食べたり水を飲んだり。(原)
03/13
雨は昼前にはほぼ上がるものの、強い西風は弱まらず気温も低く寒い。渡りの気配は全くないので、こんな時は風裏で休んでいるオオコノハズクでもいないかと林内に入ると、狙い通りに寝ている個体を発見できた。暖冬の影響はあるかもしれないが、こんな早くから来ているのを確認できたのは嬉しい。(原)
03/12
朝方近くまで雨やあられが降っていた様子。終日西風が強く、日が出る時間も暖かさを感じられない。ノスリは引き返してくる個体が目立つものの、オジロワシはその高空を羽ばたくことなく平気で滑翔し北を目指す。カワラヒワの群れが少し大きくなるが、他の小鳥の気配は少ない。(原)
03/10
昨夜からの霧に包まれた朝。調査4日目にして初めて北海道が見えない。渡りの気配はほとんど感じられないが、うろうろしているオジロワシの成鳥が霧から出たり入ったり。雨も降り始め早々に調査を諦め、津軽平野へ。まだガンが4,5万羽ほどいるのを確認したので、タカだけでなくこちらの渡りももう少し楽しめるかも(原)
03/09
今日も穏やかな天気。まだ3月上旬なのに、ここまで3日間とも一番見晴らしの良い風の当たる場所に立っても、早朝以外はほとんど寒さを感じない。ガンは少なくなったとはいえ1500羽以上カウントし、ハクチョウも混ざる。タカもお昼前からまずまずのペースで上空を通過。早くも?北海道を目指すミサゴの姿も。シマエナガ4羽やベニヒワ、マヒワ、ヒバリなどの小鳥もちらほら。(原)
03/08
昨晩は18時半頃から22時半頃までガンが多く渡った。月明かりを頼りに数えられただけでも1500羽ほど。今朝も調査開始と同時に大きな群れが次々に現れる。ピークは朝方だったがお昼を過ぎてもまだやってきて、集計結果は10000羽を越えた。多くは定点の真上付近や西の海上を北東へと向かうが、北海道はまだ積雪があるのか一部は南下してくる。ノスリやオオタカも少数が真上を北上。海ワシがすぐ近くを飛翔することも。イヌワシは10時台、成鳥かそれに近い個体が西の海上を松前方面に、スコープで見えなくなるほどの遠方まで北上した。おそらく北海道に到達しただろう。(原、沼田)
03/07
調査初日。朝はやや冷え込むが、次第に風は弱まり日差しが暖かい一日に。空気が済んでおり雪で覆われた北海道が遠くまでくっきり見え、東側かなり遠方のガンの渡りも確認できる。午前中はタカの渡る気配はほとんどなかったが、昼頃からオオワシが立て続けに上空を渡っていった。ガンも遠くのも合わせれば4000羽ほど確認でき、幸先のよいスタート。(原)