カウントも最終番。今日は北西風が強く吹き付ける中でのカウント。そんな中ハイタカやツミが強風に煽られて何度か頭の上に!
今日は伊良湖でのカメラマンの活躍についてご紹介します。
高い空を通過するハイタカ属や小鳥を双眼鏡だけで識別するのは至難の業ですが、そんな時に有効なツールがデジタルカメラです。モニター上で簡単にズームアップできて、性齢別の雰囲気の違いや細かい差異も一目瞭然で分かったりします。
ただ、その一瞬を切り取るのは、中々難しいものです。小さな点を青い空から探し出し、ファインダーを覗いてシャッターを切る・・・簡単そうに見えて識別できる1枚を撮るのは熟練技が必要です。
伊良湖にはそういうスキルを持ったカメラマンさんたちがたくさんいて、双眼鏡やスコープ部隊と共に、待ち構えてくれています。写真集に出てくるような大迫力の画像でなくても、識別に必要な情報を地道に提供してくれる、今の時代の調査に欠かせない人たちです。
以下の写真はいずれも識別に役立った3枚
@狩りがうまくいかず、少々腹減り(?)のハイタカ若
Aまだ最終便ではなかったようです(苦笑)。今日もやって来ました!!
B「声を出してくれればいいのに」といつも思うトケン。下尾筒の横斑が見えているのでツツドリ?カッコウ?
記録ノートを挟むバインダーは、三重県在住のEさん手作りの木製バインダーです。今回リニューアルで再び作って頂きました。A4ピッタリサイズでノートを開いたまま収納可能。風の強い伊良湖仕様で、篠竹の紙押さえが秀逸です。大切に使わせていただきます。
恒例の、N先生率いる黄柳野高校御一行様がお見えになりました。
差し入れは沢屋の先生による松茸吸い物 & キノコ汁の大盤振る舞い!
御代わりもあって大満足。一同満たされました!!
伊良湖は1976年に調査が始まって今年で47年目。今日は本日撮影の写真の個体について、最古参のメンバーも交えてのやりとりをご紹介。
M「これはチュウヒ?ハイチュウにも見える?」
I「チュウヒかな」
M「翼下面のタカ斑が少し薄い感はありますが、識別のポイントは?」
S「ワタシもチュウヒかな。ハイチュウは腰の白帯がもっと真っ白く広い。翼下面の鷹斑がもっと明瞭。尾羽の横帯が明瞭な点。 かな?」
I「ぱっと見ですが、体型(比較的がっちり風)、顔つき(考えてなさそう雰囲気)、胸の縦斑の柄と色合い(線と言うよりマダラ状、赤茶)、風切の灰色地に黒の横斑の見え具合(比較的よく見えない)でチュウヒです。90年代半ばチュウヒの識別を頑張りましたが、僕はこのタイプを当地域で見るオス成鳥と思っています。」
Y「ちなみに♀の成鳥の目は金目?黒目?どっちも有り?」
I「どっちもありだと思います。」
飛翔図鑑はおろか、鳥の図鑑も写真もほとんどなかった時代に、種を見分けてきた猛者たちの会話です。細かく見ることだけでなく全体をイメージでとらえて判断していることがポイント。こうした見方が小鳥のカウントにも生きてきます。
これまで記録用に使っていたノートが廃版となり、今日から新しいノートです。私が当番日に記録をするようになった20年前には既にこのノートでした。記録しやすさにこだわって選定した行数、行間と縦罫の幅と聞いていました。後継ノートも同じサイズの縦横罫線です。
廃版になったキョクトウ統計ノートと新しく採用のコクヨ統計ノート。
宮山から古山に向かうキジバトの群れの中に明らかに小さな個体!
「ん?何だ今の。ムクドリ? だけどハトの形だった。もう一度戻って!」
願いが叶い古山から宮山へ。写真撮れるも暗い曇天。足の色も見えず。
サイズ感からはベニバト!?
何時も無視されがちなキジバト達ですが、これからしばらくは目が離せなくなりそうです。
@たくさんのアマツバメが戻ってきた朝、その時の西の空。空じゅうアマツバメという写真はカウントに忙しく撮影できなかったので、途切れたタイミングに西の空だけでもと撮った1枚。
A最終回となる本日の花はヒヨドリバナ。海辺特有の花ではありませんが、灯台までの道を彩っていました。
A釣り人兼務のメンバーが雨の中で釣ってきてくれたものです。1時間で9匹の釣果があったとか。あとはこの袋を持つ「腕自慢」のお腹に収まりました。
@仲の良い若いトビたち。恋路ヶ浜に並ぶ売店にお気に入りの場所があるようです。
Aこちらも仲の良いハシボソ2.つかず離れずの距離で一緒に行動するのが微笑ましい。
B今日の花はハマゴウ。こちらも海辺の花。ピーク期は過ぎているのですが、まだ少し咲いていました。
@怪しい光を放つ朝一番の空。不安定な天気の予兆。
A曇り空の1日、今日1番歓声が上がったのは、120オーバーのハリオアマツバメ。ヒラヒラせず、直線的な飛び方で通過していきます。
B全3回で伊良湖の花をご紹介。これはハマアザミの花。調査地近くでは当たり前に咲いているのですが、海辺ならではの花でイチモンジセセリがよく吸蜜しています。
閑散とした空、眠気がよぎる時間帯、目立つ枯れ松にポツンと1つ鳥影。
首筋をうーんと伸ばして止まる姿勢、地味な色に、スコープを覗くメンバーの声が重なる。
「アリスイ!!」
夕方遅い時間帯まで空を見つめたメンバーへのご褒美でした(^^)
お食事スタイルも獲物も三者三様。
@トンボ捕りに夢中のチゴ。しばらくここにいます
Aセキレイ類をゲットしたハヤブサ。この個体は居着き組。結構狩り上手。
B(干からびた)ヘビを弄ぶかのようなトビ。ちょっと自慢げに見えました。
@美しい朝焼け空
A9月の豪雨で打ち寄せられた流木。国産のペットボトルも多く混じり、出所は静岡なんだとか。いつもは美しい砂浜ですが、ちょっと残念な風景。
突然頭上に現れたそいつは、南東方向 太平洋に向かって飛び去った。いったいこの時期にこれまでどこにいて、これからどこまで行こうとしているのか?
赤みの強い褐色で、撮影当初はアカモズとしていましたが、細部に違和感があって、メンバーの知人で詳しい方(北海道や青森在住)に見てもらった個体。
尾羽が黒い、体型がずんぐり、アカモズだと胸に波状斑があるのは♀だけど赤みが強いのが変、など、
色々な点を総合判断して、
秋色に色づいたキレイなモズ♂
となりました (^-^)/