明日香の里のタカ渡り



  1. 明日香村

    奈良県明日香村は、中央集権律令国家が誕生した飛鳥時代の中心地であり、 「日本の心の故郷」とも紹介される。 村全域が古都保存法対象地域であり、明日香村特別措置法で村内全域が 歴史的風土保存の対象ともなっている。
    飛鳥時代の宮殿や史跡が多く発掘され、極彩色の壁画が発見されたことで 有名な高松塚古墳や、古墳の玄室が露出した石舞台古墳、ユーモラスな顔つきの亀石などの石造物、 日本最古の本格的な寺院の飛鳥寺、甘樫丘からの眺望や棚田の農村風景など観光資源には事欠かない。
    そのため、休日に限らず多くの人々が観光や散策、のんびりとした時間を過ごすためにこの地を訪れる。

    飛鳥時代は、6世紀の終わり頃から8世紀初頭にかけての百数十年の短い間であったが激動の時代であった。
    仏教が公伝されて物部守屋と蘇我馬子が対立したころから始まり、蘇我氏の専横の後、 中大兄皇子、中臣鎌足らによるクーデター(乙巳の変)、のちの大化の改新と続き、 白村江の戦いで唐・新羅連合軍に惨敗、中大兄の子・大友皇子と弟・大海人皇子による古代日本最大の内乱、 壬申の乱を経験し、701年文武天皇による大宝律令が制定されるころ、ようやく古代国家成立とされる。
    文武の死後、母の元明天皇が即位し、710年平城京へ遷都されて激動の飛鳥時代は終わる。




    710年春の2月に藤原の宮から寧楽(なら)の宮に遷るとき、
    元明天皇は御輿を止めて古郷をかえりみて、早世した夫(草壁皇子)の
    眠る墓陵も見ることもできなくなってしまうだろうと万感をこめた別れの歌


    飛鳥板葺宮(いたぶきのみや) 藤原の宮 飛鳥寺(甘樫)  談山神社 橘寺
    石舞台古墳(桃) 石舞台古墳(桜) 天武・持統天皇陵
    亀石 首塚 酒船石 甘樫丘 稲渕の棚田 稲渕の雄綱 案山子路
    飛鳥の蘇(そ) 聖徳弁当
    観察風景(3/21) 観察風景(3/30) 観察風景(秋)

  2. 定点調査のきっかけ

  3. 観察記録

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